平成徒然草

衛星通信つれづれなるままに…。 JE1CVL Kuge Fumio
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衛星通信記録9月27日(火)

2011-09-27 08:49:31 | アマチュア無線

本日午前7時曇り 涼しい朝

【ARISSat-1】「ARISSat-1は寝起きが悪い」「目が覚めてから14分後に起き出す」そして「現在バッテリーは積んでない」と思った方が良さそうです日照から最初に送信するBPSKのTelemetry FrameのMET(Mission Elepsed Time)は「808」を示すとのことです。KURSK FrameはMET「945」まで送信しないとのことですから、受信するFrameのMET数値を見ていると様子が分かり面白いと思います。

Aris27sep2011a 【ARISSat-1】08:52このパスでARISSat-1のFootprintと日照線の重なる時刻をあらかじめ、CALSAT32の時間を進めて見ておきました。その時刻は08:43でした。これに14分を加えると08:57です。実際にBPSKの音が聞こえて来たのは08:56′36″でした。合ってます。そして最初にデコードしたBPSK Telemetry FrameのMEL(Mission Elepsed Time)は804でした(4秒差)そして最初のKURSKFrameが降りたのがMEL943(2秒差)でした。ほぼ合ってますAMSAT-BBで交わされているARISSat-1に関するコメントの実証が出来ました。

【考察】DO-64は最初からバッテリーを積んでいないCubeSatで、今も飛んでいます。Linear Transponderは早々とだめになってしまったのですが、この中継器が使えた時は、日照になると直ぐ中継器がONになったので、直ぐ交信が可能だったのです今、ARISSat-1はバッテリーを積んでいないのと同じ状態です。しかし、太陽電池はあるのですから日照になったら直ぐに中継器がONになっても良さそうですが、今まで述べて来たように14分経過しないとONにならないということです。誠に使いずらい衛星になってしまいました。でもバッテリーとKURSKのFrames(内容)以外は正常なので、Linear Transponderを使った交信も可能ですが、その後私は挑戦していません大気圏再突入の日時を当てるコンテストの締め切りが10月15日とのことですから、その頃にはこの衛星の動向がはっきりしてくるでしょう。また、地球に近づいて来るとSSTVの地球画像が鮮明になるとか、中継器やBPSKの信号が強くなるとか、変化を見届けるのも面白いと思っています。

【ARISSat-1 08:52の受信画像10のポイント】
①Morse Code DecoderはCWを解読している
②Tuning Indicatorの音声レベルの設定状態
③Tlemetry Framesの方が数が多い(ON直後の受信では正常)
④ARISSat Telemetry As text HIGH POWER MODE
⑤ARISSat TLM Version 0.50(最初から変化なし)
⑥FT-847コントロールパネルのダウンリンク周波数の
 ドップラー数値(独自設定している)
⑦アンテナコントロールパネルの仰角軸数値が169.6(度)
 天頂から北の子午線を横切るパスなのでフリップモードで
 追尾している
⑧太陽を出している(日照範囲を確認するため)
⑨CALSAT32の世界地図の色が違う
 好みの画像「衛星通信の小枝」からいただくTnx.
⑩この画像をプロットした時刻(午前9時)

コメント
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