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何回死ぬつもりだったの?

2006-12-26 22:45:42 | Weblog
確かに「そこに鍵がある」のが分かってるかのような手口でしたね。






埼玉の青酸カリ盗難、元従業員の男を逮捕(抜粋)
2006年12月26日(火)

埼玉県三郷市のメッキ薬品製造会社から

「粉末青酸カリを盗んだ」として

茨城県警土浦署は26日

無職の容疑者(40)を

窃盗容疑で緊急逮捕。
 

容疑者は今年10月上旬までこの会社に勤めており

「自殺しようと思った。青酸カリは使っていない」などと供述。


容疑者は

今月20日から22日午後1時ごろまでの間に

「毒劇物貯蔵庫から粉末青酸カリ約60グラムを盗んだ」。

26日未明

茨城県警自動車警ら隊員が土浦市内の路上に停車中の不審な乗用車を発見

中にいた容疑者を職務質問したところ

「金属ケースに入った青酸カリ」がズボンのポケットにあり

盗みを認めた。


<同署>
所持していたのが盗まれた全量かどうか調査中。







「60gしか」盗まないっていう中途半端な犯行の理由は

「自殺」だったのか?




でも、別の見方からすると



「推定による経口最低致死量は 200 mg」



なのに「60gも」盗んだ。



なんで「そんなに必要なの?」

いいかげんな量を盗んだのか?

それにしては「きっちり60g」。

タダの偶然?



まだ、「闇は深い」気がするなあ。






続報を待つ。
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スーパータイセイキン リベンジ

2006-12-26 22:44:54 | Weblog
消えたはずの「脅威」が、さらに強くなって帰ってきた。

「アイル ビー バック!!!」








薬効かない結核、国内で年間60~70人新たに感染(抜粋)
12月26日 読売新聞

多くの「抗結核薬が効かず」

世界保健機関(WHO)が警戒を呼びかけている

「超多剤耐性結核菌」に

「国内でも年間60~70人が新たに感染」

していると推定されることがわかった。

結核予防会が25日公表。


<WHO定義>

 ①多剤耐性 最初の治療で試すイソニアジドなど2種類の薬に耐性がある結核菌 ②超多剤耐性 カナマイシンなど2度目以降に試すいくつかの抗結核薬にも耐性があるもの


「世界の結核患者の2%は超多剤耐性菌に感染」しているとされるが

日本での実態はわかっていなかった。

 
<結核療法研究協議会(療研)による分析>

 ○2002年6~11月
 ○国内99か所の結核治療施設に入院した患者3122人から採取した結核菌を分析

  →多剤耐性菌が55人から検出(うち17人(約31%)は超多剤耐性菌)









恐ろしい病気。

「かかったら治らない」

「療養所で静養する(隔離される)」

「死病」

こんなイメージがあります。



でも一方、

“目病み女にかぜひき男”

ということわざがあるように、

男が軽くせきこんだりする所がいきだ

という江戸時代からの審美眼があって

「二枚目=労咳病み(結核)」

っていうイメージもあります。



すすめ!!パイレーツ(by 江口寿史さん)というマンガでは

「草刈 真青」(当時、人気だった草刈正雄のパロディ)

っていう二枚目キャラが

(健康なのに)咳き込んで結核のフリをするというキャラでした。

喀血(血を吐くこと)して「ち、血だ」みたいな感じ。

※ さらに突っ込むと、「草刈正雄さん」がドラマで新撰組の「沖田 総司」っていう剣技に優れた「美少年」役を演じていたので、そのパロディですね。



マンガでパロディするほど、

「気の抜けた」イメージになっていたのは

「もう過去の病気」

っていう風潮が一般にあって

「患者数の減少」

「予防・治療薬の存在」

から「もう大丈夫」感が広がってたせいだと思う。


でも、実際は

「結局のところ他の先進工業国に比べて突出した感染率と死亡率を維持したレベルまでしか抑制には成功しておらず、今日では逆に”結核は過去の病気ではない”というスローガンで注意の喚起が叫ばれている。」(ウィキペディアより)

という状況らしい。



平成16年の結核の現状について記載したHP「結核の常識2005」によると
http://www.jata.or.jp/rit/rj/kjoushi.htm






「1年間に新たに患者になる人は2万9干736人、死亡する人は2千328人にものぼります。」





というコトだそうです。しかも、発病傾向を見ると






現在の高齢者は

若い頃に結核流行時を経験していて

「既に結核に感染している人が多く」

体力・抵抗力が低下した時に

「眠っていた菌が目を覚まし発病」

しやすくなります。
 
反対に

若い世代の多くは「未感染」のため

「菌を吸い込むと感染しやすく」

比較的早い時期に発病する危険があります。






「年齢に関わらず」発病リスクが高いという

結構、イヤな感じです。



そのことに加えて




クスリの効かない

「超多剤耐性結核菌」

の登場。

さっきのHPでも言ってましたが



「HIV感染者やAIDS発症者に結核菌が感染すると命とり」



になるそうです。

「HIV感染やAIDS発症」は予防できるけど



「空気感染」する結核は難しい。



「咳やタンが2週間以上続いたら必ず医療機関で受診しましょう。」と言ってます。






とりあえず「咳やタンが2週間以上続いてる」ヒトを見たら近づかないようにしよっと。
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バイタリティ

2006-12-26 03:31:36 | Weblog
死ぬる者に生きる力。

どうして死んでしまうヒトが誰よりも生きる力を持ってるんだろう。





IT社長の藤田さんの「ガン闘病を追ったドキュメンタリー」を

「NEWS23」でやってた。



見たのは「偶然」。途中からだ。



自分は「ヘタレ」だから

こういう番組は見ない。



シリアスすぎる展開に言葉を無くすから。



「リアル」を前にしてはコトバは無力だ。



でも「藤田さん」は最後まで強かった。

そのパワーに引きずられるように、

つい「最期まで」見てしまった。



どこかで聞いていたのかもしれないけど、

自分は「藤田さん」の死を覚えてはいなかった。

そのことに「自己嫌悪」を覚えながら

静かに見終わった。



「鳥越俊太郎」さんはガンの経験者だ。



その「鳥越さん」も

「死」については

「前から考えてた」けど、

「その時になれば考えるから」と

本当の意味で

「死と向き合ったことはなかった」

って、最後に言ってた。



「全く同じだ」

その時になったら考えるだろう、って思ってる。

今でも。

でも、今でも「はっきり分かる」ことがある。





あんな風には「生きられない」。





番組が進むのに比例して

彼の「やせ方も」進行する。



でも彼の「スタンス」が変ることは無い。

終始一貫してる。

見えないところで「取り乱して」たのか?

たとえ、そうだとしても、

「ヤラセ」のありえない劇場で

彼の表情にそんなものが見えることは一切なかった。



「巷にウソの治療法が出回ってる」だから

「正しい治療法を広めたい」とか

「自分の生き様」を見せることで

他のガン患者の「心の支えになりたい」とか

彼が死を前にして表現していたことは

「他のガン患者の人達」でもやった人がいたと思う。



でも、何か違うものを感じた。



趣味の「鈴鹿サーキット」にも行ったけど

「思い出作りに生きる」ってことは無かった。



彼は「生活のスタンス」をできる限り崩さず、

症状が進んでも「するべき事」を

淡々と進めた。



「お墓を作る」と彼は言ったけど

最後まで「生を諦めない」のに

自分が「いなくなった後」のために

「自分が手がけてきたプロジェクトの資料」や

「土地の証書」

なんかを一つの棚に整理したのも、その一つだった。



「医療関係者を前にしての講演会」があった。



「医療関連の本では”自己主張する患者”は医者に嫌われ、良い治療を受けられなくなるなんて書いてあるけど、それは違う。患者が自己責任を持って、しっかりと主張することで、逆に良い治療を受けられる」自分もそうだ。



コイズミさんの「自己責任」よりは、ずっと重く聞こえた。

それは「生死」までも含んだ言葉だったから。

番組ではこの「自己責任」が一つのキーワードだったようだ。

死を前にした「彼の責任」て何だったんだろう。

そんな状態のヒトにも「責任」て存在するんだろうか?



彼の顔は「どんどんやせて」木が枯れていくように

「生気」を失っていた。



「ゲンキでワカイ」頃の写真の中に

「器用で趣味が多い」っていうプロフィールのままの

飄々としていながら

自信にあふれた彼が立っている。



その写真の中の「目の光」だけは

失われなかった。



最後は目も良く見えなくなっていたらしいけど、

彼が救急車で運ばれていく様子を

自分で持った「ビデオカメラ」で映し続けた。



自分には見えないのに。




筑紫さんは

「存在を示したかったんじゃないか」

みたいなことを行ってた気がするけど

そういう「カタチを残したかった」とか

みたいなハナシは越えてた気がする。





彼の顔は「僧侶」に見えた。

もっと、イメージを近づけるなら

「行者」

何かを「求道」する姿。



父親は「仕事を辞め」東京に出てきた。

母親と近くに住んだ。



でも「症状が進んで」からは

何故か、親を遠ざけた。



「死ぬまで会わない」

次に彼が親と会ったのは「直前」。



なぜ「一人」になろうとしたのか、何も語らなかった。



でも、その前も

「近くに住む親」に

「身の回りの世話を頼む」こともなく

誰かを雇って「やってもらう」

こともしなかった。

誰にも「頼らない」。



一人で「自分で」やってた。

本当に症状が進んで動けなくなるまで

「食事も自分で」作ってた。



ニンゲンは一人だ。



生まれてくる時も死ぬ時も。



それを彼は受け入れてたんだと思う。



でも「他者との関係」を捨ててしまってたわけじゃない。



自分の会社についても「後始末」をし

自分を心配して出てきてくれた両親の住むマンションが他のマンションに日照を遮られた時には

「日当たりのいいマンション」を用意した。





生きていくのは「ツライ」なあ。



自分が一人だって思いながらも

ヒトとヒトの間、「人間」として

「生きていく」。



つら過ぎて、自分にはムリだ。



それに「自分には彼のようなビジョンもない」し

ハッキリした「人生の目的なんてものも見えない」。

でも




「最後まで生きた」藤田さんは




「生きること」は

「綱渡りの奇跡」で




「生きているコト」それ自体が意味を持ってる。

そう言ってる気がした。
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氷結ワイン

2006-12-26 00:33:27 | Weblog
見えないところでみんな一つになる。





メルシャンのTOBが成立 キリン、50・12%株取得(抜粋)

キリンビールは19日

メルシャンに対し実施した

「株式公開買い付け(TOB)が成立」したと発表した。

メルシャン株の50・12%を

約248億円で取得し

「子会社にする」ことが決まった。

TOBには「57・86%分の応募」があったが

メルシャンの自主性を確保し上場を維持するため

応募分を比例配分して

「50・12%だけ買い取る」ことにした。

「筆頭株主の味の素」もTOBに応じた。

[共同通信社:2006年12月19日]






さりげなく、筆頭株主は「味の素」だったんですね。

それにしても、どの業界も融合が進んでます。

今回もそうだけど、

「メルシャンの自主性を確保」

とか、「企業の顔」の部分の変更がないから

「誰も気づかないうちに変わって」いってるような感じがします。



それでも、開発部門は協力し合ったりするんでしょうから、

タイトルみたいに「氷結ワイン」なんてできるんでしょうか?







日清、明星に対するTOB319億円 迫るスティール、改革急務(抜粋)
12月16日8時32分配信 フジサンケイ ビジネスアイ

日清食品は15日

明星食品に対するTOB(株式公開買い付け)

が成功したと発表した。

当初の目標だった発行済み株式の33・4%取得を大きく上回る

「86・32%の応募」があった。

日清は全株を買い上げ

「明星を子会社化」する。

両社合わせた「国内即席めん市場のシェアは5割を超」える。

また「買収総額は当初目標よりも189億円増え319億円」に膨らんだ。

明星に「敵対的TOBを仕掛け失敗」に終わった

「スティール・パートナーズ・ジャパン・ストラテジック・ファンド」も

「TOBに応じ」

保有する「明星株23・10%をすべて売却」した。

売却額は約86億円で

「約36億円の売却益」を得た。

                   ◇

日清食品による

「明星食品へのTOB」に

「応募が殺到」したのは

買い付け価格が

「TOB開始前の過去3カ月間の平均値(662円)」を

「31%も上回る870円」

と高額だったことが最大の原因だ。

敵対的TOBを仕掛けていた「スティールの価格は700円」で

“白馬の騎士”として登場したことを考慮しても

当初から「高額過ぎる」との声が出ていた。

明星は日清の子会社となるだけでなく

筆頭株主のスティールを含む

「75%以上の株主が応募」したため

「東証の上場基準に抵触し上場廃止」

になる公算が大きい。


<11月15日 記者会見 日清 安藤社長>
「今、この状態がベスト。経営統合は考えていない」

→明星の独立性を尊重する考え(子会社化は誤算だったとみられる)。


<明星 永野社長>
「これで、めんの技術開発に集中できる」

→業界最大手の傘下に完全に組み込まれることは想定外。


日清としては「買収額が200億円近くも膨らんだ」ことで

「投資収益を回収」していくには

より「大きな相乗効果」を挙げていく必要がある。

「明星への経営関与」

を強める可能性は高く

「リストラや事業、設備の統廃合、商品構成の見直し」

まで求めることも否定できない。

15日の東京株式市場でも

日清の株価は

「前日終値比40円安の4110円」で引け

市場は

「子会社化を評価しなかった」。

スティールは

「“思惑”通りに明星株を高値で売り抜けた」だけでなく

こんどは「日清株を買い増し」ている。

11月29日時点での「保有比率は8・75%」。

市場では

「日清も明星と同じで経営陣が資産を有効活用できていない。株価も割安で絶好の狙い目」(外資系証券)との声は多い。

日清は

明星との相乗効果で

「企業価値を高めていくことができなければ」

さらに「スティールにつけ込まれる」ことになる。







こちらは

「自主性を確保し上場を維持するため」っていう

「キリン」とは違って

「完全子会社化」。

「協力」なんて、ユルイ関係じゃない。

しかも、

「相乗効果で企業価値を高められなければ」

日清は

189億円も増えた

「投資収益を回収できない」コトになる。

そんな日清を市場は評価していない。



明星も

「東証の上場基準に抵触し上場廃止」

になる可能性があるし、

「ケガは大きい」。



結局、トクしたのは

「スティール」だけか?



ハイエナというけど

確かに「おいしいトコ取り」だ。



同じ例とは言えないわけだけど

「キリン」が

「メルシャンの自主性」を守るために

あえて「買わなかった」のと

日清が「経営統合は考えてなかった」のに

「全株を買い上げ」

「明星を子会社化」したのは

対照的だ。



「経営陣が資産を有効活用できていない」

って言う声があるけど、

いくら業績が良くても

「うまく立ち回らなければ」

すぐに「ハイエナの草刈り場」だ。



日清の経営陣は

「いいヒト」だけど

今のままじゃピュアすぎて





「オレオレ詐欺」に引っかかりそうです。
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