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裏づけのないハナシ/中国国内での混入否定=公安、検疫当局が会見-ギョーザ中毒事件・北京

2008-02-28 23:30:32 | ニュース
否定するのは勝手だけどね。











中国国内での混入否定=公安、検疫当局が会見-ギョーザ中毒事件・北京(抜粋)
2月28日 時事通信

中国製冷凍ギョーザ中毒事件で中国公安省は28日

「有機リン系殺虫剤メタミドホスが中国国内で混入した可能性は極めて低い」

との見解を発表した。

製造元の天洋食品(河北省石家荘市)の従業員についても

「毒物を入れた嫌疑のある人物は発見されていない」

と述べた。

冷凍ギョーザ中毒事件で

公安省が公式会見を出すのは初めて。

未開封のギョーザから有機リン系殺虫剤メタミドホスが検出された事実などから

「天洋食品の工場など中国内で混入された可能性が高い」

とする日本側の見方を明確に否定した形。

真相究明に向けた捜査は

長期化の様相を呈してきた。 











別の記事では

同じ記者会見を

別の切り口で伝えている。











中国公安省、「人為的な犯行」を強調 ギョーザ事件(抜粋)
2008年2月28日

中国製の冷凍ギョーザ中毒事件で

捜査にあたっている中国の公安省と国家品質監督検査検疫総局は

28日午前

北京市内で記者会見した。


<同省刑事偵査局 余新民副局長>
「中国内で冷凍ギョーザに有機リン系農薬成分メタミドホスが混入した可能性は極めて低い」


<同総局 魏伝忠副総局長>
「今回の事件が残留農薬による問題ではなく人為的に引き起こされたものである」


冷凍ギョーザの製造元である河北省石家荘の天洋食品の従業員ら55人を調べたが

「毒物混入の疑いは見つからなかった」

とも発表した。











「中国で混入していない」のに

「人為的に引き起こされた」事件ということは

ほぼ「日本国内で誰かが混入した」と言ってるようなものだけど

この記事の通りの発言しかしていないのだとしたら

「まるで無意味な発言」

だよね。



「天洋食品の従業員ら55人を調べたが毒物混入の疑いは見つからなかった」

というコメントがあるけど

「どのように調べた結果なのか」が

全く開示されていない。



「断言」するんなら

「根拠」が欲しいところです。



例えば

「生産現場においては厳しい持ち物点検を実施してるから持ち込めない」とか

「最終検査ではいくつものチェックを行い、不正品が出る可能性はゼロに近い」とか

要するに

「やったと思われる人物がいない」とかいう主観的なハナシではなく

客観的に見て

「厳しいシステムの中に不正が入り込む余地がない」

という証明だ。



そういうコメントでなければ

「納得できるわけがない」。



これまでに行われた報道の中でも

「被害が出た商品の流通ルートがバラバラ」であることが

確認されているわけで

逆に

日本国内で「混入する」ことの方が困難というのが

今の見方。



そういう状況で

「みんなに聞いたけどやってないって言ってるよ」みたいな発言じゃ

信憑性なさ過ぎるでしょ。











中国産野菜輸入、4年ぶりマイナス=07年、生鮮・冷蔵は31%減-ジェトロ(抜粋)
2月28日 時事通信

日本貿易振興機構(ジェトロ)が28日まとめた

2007年の日中貿易(輸出と輸入の合計額)によると

中国からの野菜輸入は前年比5.5%減の2173億円と

冷凍ホウレンソウから基準値を超える残留農薬が見つかった03年以来

4年ぶりに前年を下回った。

とくに生鮮・冷蔵野菜は

31.8%減の305億円と大幅に減少した。

米国で中国製ペットフードを食べた犬や猫が相次いで死亡し

中国産食品に対する消費者の不信感が広がったためとみられる。


<ジェトロ>
「08年は1月に発生した中国産冷凍ギョーザ問題の影響で不信感はさらに広がり、野菜輸入は大きく減少する可能性がある」











餃子前から

兆候は出てたみたい。











1都7県の生協、「中国製」全冷凍食品の販売中止へ(抜粋)
2月28日 読売新聞

関東・信越1都7県の生協でつくる「コープネット事業連合」(さいたま市)は

「中国製冷凍ギョーザによる中毒事件で、消費者の不安が高まっている」

として

原則すべての中国製冷凍食品の販売を

3月から当面、中止する方針を決めた。

冷凍食品以外でも

春雨など一部の中国製加工食品の販売を見合わせる。

「広域をカバーする生協の事業連合が販売中止に踏み切るのは初めて」

という。

すでにコープネット事業連合傘下の生協の一部店舗は

該当商品の撤去や国内産商品への置き換えを始めている。

共同購入の商品については

3月末に国内産などに変更する。

まず、36商品について、カタログの内容を差し替えるという。

同事業連合はこれまで

取扱商品の原料や原産地などをホームページで公開したり

日本生活協同組合連合会などと連携して中国の工場を調査したりしてきたが

消費者に不安を訴える声が多く

当面の販売中止が適当と判断した。











<JT>冷凍食品の中国企業生産委託を廃止…ギョーザ事件で(抜粋)
2月23日 毎日新聞

日本たばこ産業(JT)は

「中国の天洋食品に生産を委託した自社製冷凍ギョーザが中毒事件の原因になった」ことから

「冷凍食品の中国企業への生産委託を原則廃止する方針」

を固めた。

加ト吉など自社グループの工場に生産を集約する方向で調整しており

一部、国内への生産移管も検討する。

再発防止策の一環で

自ら工場の管理・監督ができる体制に変えるため

生産拠点を抜本的に見直す。


<JT>
①現在、中国に17の生産拠点を持つ
②このうちJTが2拠点、子会社の加ト吉が4拠点で自社グループの工場は計6拠点あり
③残る11拠点は生産を委託した現地企業の工場だ
④中毒の原因となった冷凍ギョーザを製造した天洋食品には
⑤年に1回程度、日本から社員を派遣して管理体制のチェックを行っていたが、日常的な監視はしていなかった

このため

原則的に委託生産を廃止し

中国の加ト吉の工場や国内に生産を順次移管することにした。

ただ

加ト吉の工場の生産能力の問題などから

部分的に、委託生産を続けざるを得ない場合は

日本人社員を工場に常駐させる方針だ。

将来的には

加ト吉の工場の拡張や

新工場の建設などで生産能力の向上を図る。

設備投資などで多額の出費が予想されるが

早急な信頼回復が求められており

安全対策を最優先させる考えだ。

また、社内に検査機関を設立するなど検査体制を強化するほか

顧客からのクレームに対する体制も充実させる。











「犯人がどこの誰か?」



そんなハナシとは関係なく

「中国製品を回避する」方向に向かっている。



中国が本気で「無実を証明」しようとするなら

もっと「科学的な調査を行う」べきじゃないかな。











手遅れにならない内に。





そういえば

日本の警察からもコメント。











<中国製ギョーザ>「根拠あるのか」警察庁困惑 中国発表に(抜粋)
2月28日 毎日新聞

「正式な連絡は受けていないが、中国側の主張に科学的根拠はあるのか」


<同庁の見方の根拠>
(1)冷凍ギョーザの密閉された袋の内側から「メタミドホス」が検出された
(2)日本国内のものと成分特徴が異なる
(3)中国から被害の出た千葉、兵庫両県まで別ルートで運ばれ、陸揚げ後に接点がない--など


こうしたことは21、22日の日中警察当局の情報交換会議で中国側に示し

鑑定結果などのデータも提供。

「日本の警察が鑑定結果などを見せなかった」

とする中国側の見解を明確に否定している。

今回、事件に対する両国警察の認識の違いが浮き彫りになり

今後の捜査に影響を与える可能性も出てきた。











当然そうなりますね。
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キケンなキカイ/最新嘘発見機とガチンコで勝負してみたら…

2008-02-28 23:29:57 | ニュース
良くも悪くも「正確」ということは・・・。











最新嘘発見機とガチンコで勝負してみたら…(抜粋)
2月17日12時1分配信 R25

絶対にごまかせない嘘発見器がある!?

どうやら脳波を利用する仕組みで

ポリグラフに代わる次世代の嘘発見器とも言われているらしいが…。

調べてみたところ

愛知県にある生理学研究所に実験機械が存在することが判明。


<生理科学を専門とする柿木隆介教授>
「人は記憶しているものを見ると“P300”という脳波が出ます。ですから、犯人しか知らない事実を見たときには、いくら口では知らないといっても反応が出てしまうんです。脳波は自分でコントロールできないですからね」


なるほど、P300を利用するのか!

って、それ何ですか?


<同 教授>
「ものを見たり、聞いたりすると、その刺激が0.1秒ぐらいで脳に入って、0.3秒ぐらいで既存の記憶と照合させたり、好きかどうかを判断します。この照合時に脳のあらゆる場所から出る大きな脳波反応を総合してP300と呼んでいます」


<実験>
(実験方法)
●裏に動物の絵が描いてある4枚のカードの中から1枚を選択
●その動物を覚えてもらう
●その後、動物の絵が順番に映るモニターを見てもらうだけ

→自分が覚えた動物が出たときには、P300が多く発生するという仕組み


<実験スタート>
って、いきなり犬の絵にだけやたらとP300が発生

わかりやすすぎるだろう…

「お前が選んだのは、犬の絵だな!」
「えー、なんで分かったんですか?」

いや、これはただの偶然かも。

よし、今度は動物の絵を女性の写真に変えてみよう。

あれ?

人のうち2人の女性にP300が大きく現れている。

先生、これって?

「どちらか1人は、好みのタイプか好意を寄せている人に似ているのではないでしょうか?
(じっと波形を見て)たぶんこちらが好みのタイプで、こちらがカードの裏に写っていた女性でしょう」


それじゃ聞いてみよう。


「お前が選んだ女性はこの人だ! そしてこっちの人は好みのタイプだ~~」
「…。当たってます。しかも好みのタイプまで。えー、気持ちワル」


実際に体験するとかなりの衝撃。

これが普及したらウソはつけなくなりますね。先生。

「P300が発生するから、政治家の『記憶にございません』も通用しなくなるでしょうね(笑)」


ま、いずれにしても、ウソをつかないに越したことはないですね。











後ろ暗いことがある人にとっては

「ヤなハナシ」。



ということは

「世の90%以上の人」にとって

「ヤなハナシ」

ってことでしょう。



大人たるものの資格とは

「秘密を持ってること」

ですからね。



あんまり出回らないことを祈りたい。



ところで

このキカイ。



平和的な利用ばかりが書いてあるけど

実際には

「キケンなもの」

だと思う。



例えば

どろぼうが

「銀行などの4桁の暗証番号」を知りたいとき

口座の持ち主に対して

これを使ったら。



政治家の例もあったけど

重要な国家秘密を持った人間を捕らえて

「秘密を聞き出す」

なんてのも

「お茶の子サイサイ」

になってしまう。



秘密の存在しない世の中なんてのは











「あってはいけない」んだよね、きっと。
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最小の悪意/腸から釣り針?ファミマのタルタルバーガー食べた19歳

2008-02-26 23:27:25 | ニュース
ジメジメした奥深い悪意。
(写真はイメージ)











腸から釣り針?ファミマのタルタルバーガー食べた19歳(抜粋)
2月26日 読売新聞

兵庫県姫路市青山西のコンビニエンスストア

「ファミリーマート姫路青山西五丁目店」

で買ったハンバーガーを食べ

腹痛を訴えた同市内の専門学校生の男性(19)の腸の中に

「釣り針のような異物(長さ約1センチ)」

が見つかり

姫路署は25日、傷害と威力業務妨害の疑いで捜査を始めた。


<事件の状況>
①男性の母親が24日夜に同店で「タルタルバーガー」1個を購入
②午後8時ごろ、自宅で食べた男性が「腹が痛い」と訴え
③近くの病院の診察で
④翌25日昼、異物が見つかった
⑤その後、ハンバーガーが入っていた袋からもほぼ同じ大きさの釣り針一つが見つかったため
⑥同店に通報
⑦男性は現在も入院中
⑧袋には食べる際に破った以外の穴などはなかった











「袋には食べる際に破った以外の穴などはなかった」

ということらしいけど

「袋を破った時に開いていた穴部分を開けた」

という可能性はないのかな?



もし

ないとすれば

「製造中に混入」したことになるし

「ハンバーガーが入っていた袋からもほぼ同じ大きさの釣り針一つが見つかった」

ということだから

「事故」ではなく

「故意に入れた」

という可能性が高いよね。











針混入:回収のカップめんから新たに発見--仙台・イオン鈎取店 /宮城(抜粋)
2月15日 毎日新聞

「イオンスーパーセンター鈎取店」(仙台市太白区)の商品に

「縫い針が混入した事件」で

「客2人から新たに回収したカップめんに針が入っていた」ことが

14日分かった。

客2人は

いずれも7日に購入しており

これまでに見つかった針は計12本になった。

仙台南署は偽計業務妨害容疑で調べている。


<同店を展開する「イオンスーパーセンター」(盛岡市)>
①13~14日、客から「購入したカップめんのふたに小さな穴が開いている」との指摘があり
②商品を回収。いずれも内部に縫い針が入っていたという
③縫い針は7日午後6時ごろ、店頭に陳列していたパンやカップめん、スナック菓子などへ混入された可能性が高い
④同社は7日に警察へ通報したが
⑤保健所には報告せず
⑥購入者が県に問い合わせた後の12日に初めて、注意を呼び掛ける文書を同店に掲示


<同社 岡崎双一社長>
13日、仙台市内で会見
「無用の混乱を避けようと考え、消費者への告知をしなかった。今後は(事件発生を)すぐに発表する」


<同店>
①防犯カメラの映像を仙台南署に提供するとともに
②警備員を通常の倍以上に増やし
③金属探知機で商品に針が混入していないか確認を続けている











コンビニのあんパンでも縫い針(抜粋)
2月15日 産経新聞

14日午後2時ごろ

串本町のコンビニ「ローソン串本町串本店」の男性経営者(59)から

「あんパンに縫い針が混入していた」

と串本署に届けがあった。


<同署>
①パンはこの日午前11時55分ごろ
②同町内の無職男性(28)が購入
③パンを食べている最中に針を見つけた
④針は長さ約5センチで、袋には針で開けたとみられる穴が開いていた
⑤同署は何者かが入れた可能性があるとみて、業務妨害容疑で捜査している

⑥同町内では先月、近くのスーパーでも、販売されたメロンパンから縫い針が見つかっている











その事件がこれ。











パンに縫い針混入 串本のスーパーマーケット(和歌山)(抜粋)
1月9日 紀伊民報

串本町串本のスーパーマーケット「Aコープくしもと」が販売した

「メロンパンに縫い針が混入していた」ことが

8日、分かった。


<串本署>
①針が故意に入れられた可能性があるとみて、偽計業務妨害容疑で捜査している

②縫い針は長さ約3センチ
③パンは7日午後6時すぎ、町内の男性(32)が購入
④男性の妻(30)が8日午前10時ごろ、食べようとして針に気付き、店に連絡
⑤店が串本署に届けた
⑥けがはなかった
⑦パンは包装した商品として町内のパン製造販売店から仕入れ
⑧7日昼に陳列
⑨ほかに苦情はなかった
⑩店は8日、連絡があってから残りのパンの販売を中止
⑪9日からは金属探知機で針が入っていないかを確認し販売している











針というキーワードで見ただけで

これだけある。



和歌山の事件は

「同一犯」

かもしれないけど

他の事件は

兵庫と

宮城だから

「別物」だろうなあ、きっと。



針を入れるっていうのは

古典的な悪戯で

いやがらせ。



誰が買うのかは分からないから

たいていは

「購入者」ではなく

「販売店」

へのウラミが理由だったりする。



ただ

今回の場合

「製造工場で混入した」のだとすれば

「メーカー」や

「工場」へのイヤガラセということになるのか?



そう考えると

「中国の餃子事件」を思い出す。



まだ解決はしてないけど

「工場の労働者が劣悪な環境への反発で犯行に及んだ」

という推理もあるからだ。



しかし

いずれにしても

「購入者には何の責もない」わけで

どす黒い悪意が

「針の形」

で現れているように思えてしまう。











すごく「イヤな気分になる」事件が最近多い。
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目がつぶれるハナシ/食べ物をもったいないと思わなくなったのはなぜか

2008-02-25 00:07:04 | ニュース


「ゴハンを残したり」
茶碗にゴハン粒をいっぱいつけて「ごちそうさま」言ったりすると

「目がつぶれるよ」

なんて言われました。











食べ物をもったいないと思わなくなったのはなぜか(抜粋)
2008年2月22日

問1
360円のブタのコマ切れ肉1パックが冷蔵庫にありました。消費期限を3日間過ぎていますが、見た目に問題なさそうです。捨てますか? 食べますか?

賞味期限・消費期限切れ食品が

無造作に捨てられる。

中国産というだけで捨てられている食べ物もあるのだろう。

昔の人たちは食べ物を大切にした。

中高年世代に属する私は

子供の頃

大人から

「食べ物を粗末にするな!」

と言われた。

そうしたお説教もあまり耳にしなくなった。

「もったいない」
は環境を守るキーワードだが

食べ物を

「もったいない」

と思う価値観が失われつつある。
 
昔の人はなぜ食べ物を大切にしたのか。

戦中・戦後の飢餓体験があった。
モノを粗末に扱わないという価値観を教育されてきた。
農家の苦労を実体験していた。
体験しなくても近くで見ていた。

さまざまな理由があるだろう。

このような社会的理由に加えて

経済的理由もある。

昔は食べ物の値段が高かったのだ。


図は

総務省統計局のWebにあるデータから作成したグラフである。

勤労者世帯1ヶ月の消費支出に占める食料費の割合である。

エンゲル係数という。


<エンゲル係数>
①生活水準を表す指標である
②生きてゆくためには、貧しくても食べなければならない
③貧しい家庭では「他の支出を切り詰めて食料を購入する」ので
④支出に占める「食料費の割合は高く」なり
⑤エンゲル係数が大きくなる
⑥生活水準が向上すれば
⑦「食べ物以外のものにより多く支出する」ようになるので小さくなる
 
(日本のエンゲル係数)

●1951年 51.7%
●(経済成長に伴って低下)1987年 25%を切った
 →36年で半減
●2006年 21.7%


1951年といえば

終戦から6年しか経っていない。

庶民の口に入るものは

粗末な食べ物に限られていた。

今ならヘルシー食というかも知れないが。

外食などはめったにしなかったろう。

それでも勤労者の家庭では

支出の半分が食費に消えた。

人々は文字通り

「食べていくために」

働き

「そんなことでは食べていけないぞ」

と大人は若者を説教した。

所得と比較すれば食材は高価だった。

だから

昔の人は食べ物を粗末にはできない。

捨てるのはもったいないと考える。

私が子供の頃は1960年代で

日本は高度経済成長期に入っていた。

それでも

特別なイベントでもないと食べられない高価な食品がたくさんあった。

鶏肉とかウナギとかバナナとか生クリームを使ったお菓子とか。

食べずに捨ててしまうことには

今でもかなり抵抗がある。

だから

10日前のシュークリームも食べてしまう(1月11日のブログ)。

日本人の生活は豊かになった。

所得が増えて

食品の価格は相対的に低下していった。

何でも手軽に買え、食べられるようになった。

誕生日でもなければ食べられないものなんかなくなった。

労働から「食べるため」という意味あいが薄れ

働く目的は自己実現とか社会貢献とかに変わった。

良いことである。

しかし

食品の価格が下がったことで

簡単に捨てられるようになった。
 
近頃、食品の値上げが続いている。

昨年の食用油に続いて

今年4月には輸入小麦が30%値上がりするという。

当然、麺類やパンも値上がりする。

値上げの理由は

大生産地であるオーストラリアの干ばつ
中国やインドなどの開発途上国の消費拡大
バイオ燃料との競合

と様々だが

国外の話である。

私たちにはどうにもならない。

食品が高くなれば

「もったいない」の気持ちが再燃するだろう。

燃料の価格が上昇すれば、省エネが進むように。

Wired Visionにブログを連載している飯田泰之さんは

著書『ダメな議論』で

輸入食品の価格が高騰すれば

国内で農業が相対的に有利な産業になり

国内農業生産が増加すると指摘している。

価格高騰から国内農業生産の増加までには

相当のタイムラグがあるだろうが

長期的に見ればそうかもしれない。

そうなれば

冷凍ギョーザ事件がきっかけで話題になっている食料自給率も

向上する。

再び質問。

問2
1枚3,200円のステーキ用霜降り和牛肉が4枚、冷蔵庫にありました。消費期限を3日過ぎていますが、見た目に問題なさそうです。捨てますか? 食べますか?











もちろん、食べるよ。



ただ

「1枚3,200円のステーキ用霜降り和牛肉」を

4枚も買ったのに

「消費期限が3日過ぎるまで」存在を忘れてるような裕福な家庭の人なら

問答無用に捨てそうだけど。











JR東海の子会社、駅弁の消費期限表示で偽装(抜粋)
2008年2月23日

JR東海の子会社

「ジェイアール東海パッセンジャーズ」(東京)

は22日

「東海道新幹線の駅や車内などで販売している弁当などの消費期限を、最大で5時間半、社内規定より長く表示していた」

と発表した。


<事件>
①同社の社内規定は
②弁当の消費期限を製造開始から14時間後
③おにぎりやサンドイッチを18時間後と定めている
④ところが、同社では購入がピークを迎える夕方に多くの商品を用意しておこうと

⑤例えば午前1時に製造した弁当の消費期限を
⑥本来であれば「午後3時」と表示するところを「午後7時」と偽って表示していた
⑦偽装は少なくとも1年以上前から、東京、名古屋、大阪2か所の計4工場側の判断で続けられていた


<社内調査>
①21日に販売した約5万食のうち、約1万6000食分は偽装表示
②同日午前に内部告発があり
③午後には事実関係を把握したが
④「安全性に問題ない」として販売を中止することはしなかった
⑤22日は規定通りの表示にして販売

⑥偽装表示分の販売場所は、東海道新幹線の各駅や車内、JR東海の在来特急車内など


<ジェイアール東海パッセンジャーズ  建守 ( たてがみ ) 猛社長>
22日、都内で記者会見
「本社の指示ではなく内部告発を受けるまで知らなかった。健康被害の報告はないが、消費者に迷惑をおかけして申し訳ない」











「生ものはマズイ」だろ。



それにしても

「安全性に問題ない」

という判断がよく分からん。



だったら

社内規定を変えて

「期限を5時間延ばしたらいいんじゃないの?」



少なくとも

「誠意は感じられない」よね。



「偽装が分かってるものを売る」

っていうのは。



100歩譲って

「安全性に問題がない」

としても

「風味はまるで違う」はず。



もし

販売するとしても

本来なら

「ディスカウントすべき」ハナシ。



それを

「正価で売る」のは

「不正利得」だ。



会見では

「本社の指示ではなく」

を強調してるが

なんにもイミがないどころか

「いい加減なチェック体制」だというコトを露呈させる言葉にしか

聞こえない。



「キズモノを平気で売る神経」といい

「最低の商売人」だ。



「もったいない」の記事に戻るけど

こんなことがあるから

「あんまり古いもの」は

食べたくないよね。



記事のテーマにしても

「もったいないから食べよう」

というのは悪い事じゃないんだけど

もっと手前で出来ることがある気がする。



例えば

「無駄なものを買わない」

ってこと。



昔の人にとって

食べ物は

「高価」だっただけでなく

「貴重」だった。



出回る量も少ないから

余計に「高かった」わけ。



当時の人たちは

例えば

大根を買えば

普通捨ててしまう

「葉っぱ」

も料理して食べた。



つまり

「無駄が少なかった」わけ。



買物する時に

「買う食材をなんに使うのか」

をイメージして買えば

無駄は少なくなる。



例えば

足の早いモヤシなら

「今日はラーメン明日はモヤシ炒め」

とかね。



といっても

ライフスタイルの変化による難しさ

もある。



昔の買い物といえば

「毎日、近くのスーパーで、その日安いモノを少量買う」

というものだったけど

今は

「郊外の大型スーパーで、1週間分の食料をまとめ買いする」

というヤリカタ。



そういうスーパーは安いのだけど

「使い切れないほどの量」

を買わないといけなかったりする。



そうなると

「無駄が出やすい」

ということにもなる。





買ってくると

「大型冷蔵庫」

に入れるんだけど

これがまた難問。



冷蔵庫は

よく出来ていて

「仕切りをうまく使ったりすると、きれいに保存できたりする」んだけど

モノを詰め込みすぎると

「奥に入れたものが行方不明」

になったりする。



手前の食材がなくなって

「1ヵ月後に無残に変色した食材」

が出てきたりする。



それを防ぐには

やはり

「できるだけ買う量を減らし」

「冷凍」

をうまく使うということだ。



「冷凍」

してしまえば

「期限は大幅に伸ばせる」。



ただ

「冷凍」すると

やっぱり「風味は落ちる」。



結局は

「賢い買物」

に全てはかかってるということなんだろう。



「10日前のシュークリームも食べてしまう」

ていう経験が書いてあったけど

映画「オールウエイズ」でも

そんなエピソードがあった。




「堀北真希」ちゃんの居候する家に

有名洋菓子店のシュークリームのお土産を持ってきたお客さんがいた。

ところがうっかりして

そのシュークリームが

「消費期限切れ」

になってしまう。

真希ちゃんは

どうしても食べたくて、それを食べるんだけど

案の定「食中毒」に・・・。





「もったいない」

と古いものを食べるのは

悪い事じゃないんだけど

「見た目や味が変わってなくても」

食中毒菌が増殖してることもあります。



特に

子供の場合

「食べ物で当ったり」すると

それが「トラウマ」になって

その食べ物がキライになったりすることがある。



「もったいないから食べる」

という前に

「もったいない」から

「無駄なものを買わない」とか
「無駄にならないように保存の仕方を工夫する」とか











現代人らしい知恵を使ったほうがいいんじゃなかろうか?
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黄泉がえり/クローン犬1匹1600万円=韓国で商業化、米女性と初契約

2008-02-23 22:36:32 | ニュース
そんな映画がありました。

(写真はイメージです)











クローン犬1匹1600万円=韓国で商業化、米女性と初契約(抜粋)
2月14日 時事通信

世界初のクローン犬を誕生させることに成功したソウル大と提携する韓国のバイオ関連企業「RNLバイオ」は

14日までに

米国の女性から

「死んだ介助犬の複製依頼」

を受け

「飼い犬のクローン化で初めての契約を締結」

したことを明らかにした。

契約額は15万ドル(約1600万円)。

今後、巨大な市場であるペット犬をめぐる

「クローンビジネス」

の加速化も予想されるが

倫理面での批判も出そうだ。


<クローン依頼>
①複製を依頼したのはロサンゼルスに住む身体障害者の女性
②1年半前に死んだ自らの介助犬の体細胞を保管しており
③クローン化を同社に要請
④来年2月までにクローン犬を誕生させる契約で

この女性は

「わたしの手足となってくれた犬。この時を待っていた」

と喜んでいるという

⑤ソウル大は2005年に初めてクローン犬の誕生に成功
⑥0.8%に過ぎなかった成功率を現在は25%まで上昇させ
⑦今年1月にはRNL社と協力し、クローン専門施設を設立











「死んでしまったイノチが蘇る」



この依頼者は「そう思いたい」のかもしれないけど

実際には

「どんなにそっくりな犬」

であったとしても

「素晴らしい思い出」

を共有している

「死んでしまった犬」

とはかけ離れたものだ。



「この世から消えてしまったものに再びめぐり合いたい」

という気持ちはよく分かるけど

それは結局

「生者のエゴ」

でしかないんじゃないだろうか?



こういう会社は

「もう会えなくなってしまったあの人に、あの子に会えます」

というビジネスを裏でしてるんじゃないか?











そんな妄想をしてしまうのが怖い。
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プラマイ0むしろマイ/市役所が停電、混乱 「マイストーブ」が原因か 奈良

2008-02-22 23:58:28 | ニュース
何のために「設定温度を下げたのか?」











市役所が停電、混乱 「マイストーブ」が原因か 奈良(抜粋)
2008年02月22日

奈良市役所で今月18日

「停電でコンピューター端末が停止し、窓口業務が混乱」

した問題があり

「職員による電気ストーブの大量使用が原因だった」

可能性のあることが

市の調査で分かった。


<庁舎内暖房>
①温暖化防止策で低く設定されており

「寒くて仕事にならない」と

②多くの職員が足元に“マイ電気ストーブ”を持ち込んでいた


<市>
「本来認めていない」
→持ち帰るよう呼びかけている

①停電は18日午前10時20分ごろ発生
②2時間半にわたり住民票などが発行できなくなった
③庁舎内はコンピューター系統とそれ以外で電源を分けているが
④コンピューター系の電気使用量が何らかの原因で増えてブレーカーが落ちていた

⑤管理担当者が見回ったところ
⑥多くの職員が電気ストーブを持ち込み
⑦足元のコンピューター系電源につないでいることが判明
⑧管理職も半ば公認の様子だった


庁舎内は

エアコンで

「20度に設定していた」が

07年度から

「19度に」。

職員の話では

場所によっては暖房が利かず温度差が大きい。


<50代男性職員>
「北側は外から冷気が入り、使わないとどうしようもない」


<50代女性職員>
「ハイソックスをはき、ひざ掛けをしても寒い。使い捨てカイロでしのいでいる」


<停電当日の状況>
①電気ストーブの消費電力は800~1000ワットぐらいが多く
②証明書を発行する解像度が高いプリンター1台の最大消費電力と同程度
③1人1台を目指して職員用パソコンの導入を増やしてきた上
④停電の日は休日明けで午前中に窓口を訪れる市民も多かった
⑤また、この日は午前10時の市内の気温が2.1度と冷え込み
⑥マイストーブを使う職員が多かったらしい


<市管財課>
①18日以降、ストーブの使用禁止を呼びかける一方
②庁舎の電気容量を25%上げた


<ある職員>
「まさかこの電気ストーブが停電につながるとは。寒い日が続くが、使うのはもうやめます」











そもそも

どうして

「エアコン温度を低く設定するのか?」



「電気使用量を低く抑えるため」だ。



いくら「設定温度」を下げても

出力の高い電気ストーブなんか使ったんじゃ

「全くイミがない」。



「決まりだから仕方ない」

としぶしぶやってる施策なんだよね、これって。



だから

こういうことになる。



そして

それが分かってるから

「管理職も半ば公認」。



こんなこと

いくらやっても「無意味」だ。



今回の対策は

①ストーブの使用禁止を呼びかける
②庁舎の電気容量を25%上げた

ということらしいけど

なんら根本的な解決になってない。



「仕事が出来ないほど寒い」

って言ってるのに

「ストーブ使うな」

って

「じゃあ、どうしたらいいのさ」。



しかも

「電気容量を25%上げた」

てことは

「ストーブ使用を黙認する」

てことでしょ。



「バカ」ですね。



「私的に使うストーブ」を無くして

「必要な場所に暖房器具を設置する」とか

「断熱効果を高めるために工事をする」とか

いろいろできることはあるはず。



「エコ」

ってのは

「暖房の設定温度を下げる」ことではなく

工夫して「使用する電気量を減らす」ことでしょ。



一つも頭を使わず

場当たり的なヤリカタ。



これを











「オヤクショシゴト」と言います。
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ガッカリ/地デジ番組録画 複製回数を拡大 6月2日から新制度移行へ

2008-02-22 23:57:53 | ニュース
今はまだ、結構楽しんでるけど、アナログ放送が終わる頃には「脱テレビ」になってるかもしれないなあ。











地デジ番組録画 複製回数を拡大 6月2日から新制度移行へ(抜粋)
2月20日 フジサンケイ ビジネスアイ

放送局や家電メーカーによるデジタル放送推進協会(D-pa)は

「地上デジタル放送番組の記録を録画1回と複製9回まで認める」新制度

「ダビング10」の運用を

今年6月2日からスタートする方針を固めた。

19日開かれた情報通信審議会(総務相の諮問機関)の委員会で公表した。

6月2日午前4時以降

「ダビング10対応録画機器向け」に

ソフトウエアを更新し

複数回の記録を可能にする。


<ダビング10>
①現行制度では、地デジ番組の録画は1回限り(コピーワンス)だが
②同委員会は視聴者の利便性やデジタル放送関連機器の普及などを考慮して
③昨年7月、規制緩和の方針を示していた











この決定

まず問題があるのは

「ダビング10対応録画機器向けにソフトウエアを更新し、複数回の記録を可能にする」

ということ。



「ダビング10対応録画機器」

を持っていない人にとっては

何にもイミがない。

(買おうと思ってる人は注意した方がいいです。)



そして

現状のコピーワンスで不利益を蒙ってる人にとっては

「クソの役にも立たない」

ってことです。



どーしてこー

「消費者不在のハナシ」

が進むんでしょうね。



まあ

一番がっかりなのは

どうやら

最悪な方式「コピー9+1ムーブ=ダビング10」が

次の方式に決まってしまった事でしょうか。











http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0710/05/news101.html

「コピー10」、7つの問題点(抜粋)
2007年10月05日

“ハイビジョン・ラバー”麻倉怜士氏は7つの問題点を指摘する。

CEATEC JAPAN 2007の4日目となる10月5日に行われたトークセッション

「ハイビジョンの世界、ついに完成!BDの新たなる挑戦」。

松下電器産業や
シャープ
ソニー
日立製作所
ウォルト・ディズニー・ジャパンといった

Blu-ray Discに関するメンバーが集った場で

デジタルメディア評論家の麻倉怜士氏が

見直しに向けた気運が高まるコピーワンスの改訂版と目される

「コピー10」

の問題点を指摘した。


<コピーワンス>
①コピーワンスで管理されているコンテンツは

録画機のHDDから一度DVDなどのパッケージメディアへ移動(ムーブ)させると

「元に戻せず」
「編集もできない」

②「バックアップも作成できない」のでムーブの失敗に対する保証もない
③ポータブルプレーヤーで見ようと

「SDメモリーカードなどへ画質を下げて移してしまう」と

録画時の画質を取り戻すすべはない


<麻倉氏>
「ハイビジョン映像がなくなるなんて、信じられない!」


<(麻倉氏の指摘する)コピー回数が合計10回までに緩和された、いわゆる「コピー10」“7つの問題点”>

1)録画したディスクからコピーができない(孫コピーができない)
2)録画したディスクが編集できない
3)まずHDDへ録画しないと意味がない。将来のダビングのためHDD容量が圧迫される
4)既存のHDDレコーダーではコピーワンスのまま
5)長時間の番組を分割してコピーすると毎回カウントされてしまう
6)実質的にレコーダーへプレイリスト機能が必要となる
7)機種やメディアごとの対応が統一されていないので混乱を招く

(麻倉氏)
「これではハイビジョン映像を愛するユーザーとして納得できない」
「コピー10が運用されても、極論すればコピーワンスのディスクが10枚できるだけ。ガッカリ感も10倍ですよ」


<麻倉氏が考える「あるべきコピー10」の満たすべき要件>
1)「パッケージからパッケージへのコンテンツ継承」
2)「録画機のHDDからパッケージへのコンテンツ継承」
3)「複数世代のコピー」

(麻倉氏)
「コピー回数が10回に増えれば満足だろうという意見もあるが、そうした意見は録画をタイムシフト視聴の手段としてしか見ていない。ハイビジョン映像を愛する人は私も含めて、編集してコレクションする人であり、美しい映像を人一倍愛する人のはず。そうした“熱血”ユーザーが納得できるデジタルコピーの仕組みを提案してほしい」











「コピー回数が10回に増えれば満足だろうという意見もあるが、そうした意見は録画をタイムシフト視聴の手段としてしか見ていない。」



その通りですね。



「これで満足だろ!」

って声が聞こえてきそうですよね、この新制度。



“7つの問題点”の内、気になるのは

1)録画したディスクからコピーができない(孫コピーができない)
2)録画したディスクが編集できない
4)既存のHDDレコーダーではコピーワンスのまま
5)長時間の番組を分割してコピーすると毎回カウントされてしまう

です。



麻倉さん同様

自分も

「編集してコレクションする人」

なので

「編集できない」んじゃイミがないんだよね。



それに

クルマのDVDやら
PSPやら

持ち歩く人でもあるから

「ダビング10」は

全く、ガッカリな制度だ。



編集っていえば

CMカットだけじゃない。



バラエティ番組なんかは

特にそうなんだけど

「おいしいトコだけ残す」

なんてのは普通のことだ。



それも「今は昔」のハナシになるわけです。



テレビがお茶の間の真ん中にあった時代

「ビデオもなく」

「ありがたやありがたや」

って言いながら

「番組を見せていただいていた」。



さらに

「映画館でも」

鈴なりの満員御礼

立ち見で

「映画を見せていただいていた」。



そんな時代は

確かにあった訳ですが

「ビデオ」

が生まれ

パソコンも生まれ

ネットも生まれ

「映像メディア」となり

過去、想像もできなかっただろう「新しい関わり方」を

僕らは出来るようになった。



でも

これで

「石器時代に逆戻り」。



放送されてるテレビ番組を振り返ってみると

「マンガや小説原作の焼き直しドラマ」やら
「過去に流行ったドラマのリバイバル(白い巨塔・華麗なる一族とかね)」

ばっかり。



そうまでしても

ほとんどは

「つまらないコンテンツ」。



実際

今シーズンは

「どうしても見たい番組・録っておきたい番組0」だ。



かろうじて

「エンタ(気に入った芸人のみ)」

くらいだろうか?



番組の質自体も

「石器時代か」?



映画業界は

「マンネリになった」とはいえ

「多額の制作費」をかけてる分

見た目は「幾分マシ」な作品がある。



数年後の自分は

「テレビはほとんど見ず」に

ネットのチェックか
評判になった映画だけをビデオで見る

そうなってるかもしれない。



テレビ録画など、もはやすることなく。



まもなく来る。











脱テレビの時代。
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ご立派なハナシ/「ゆとり教育」の先に…自信も失った若者たち

2008-02-20 23:44:00 | ニュース
理念は正しいのかもしれないが・・・











「ゆとり教育」の先に…自信も失った若者たち(抜粋)
2月17日16時4分配信 産経新聞

「未来像…学力低下はさらに進む!!」

昨年12月下旬

福島県相馬市から県立相馬高校の2年生14人が

元文部大臣の有馬朗人氏(77)を東京に訪ねてやってきた。

生徒たちは研究発表の資料を携えていた。

「学力低下の要因の1つは『ゆとり教育』」
「授業で習うことが社会で役に立たないから、学習意欲・関心が低下している」
「教員の質も問題だ」…。

資料には

有馬氏を詰問するかのような

学力低下の“分析結果”が並んでいた。

「物理学者で東大総長も務めた有馬氏」は

平成8年に

「ゆとり」
「生きる力」

を打ち出した中央教育審議会の当時の会長だ。

生徒たちは

理数教育を推進する

「スーパーサイエンスハイスクール」

活動の一環として

教育の科学的考察に取り組んだ。

きっかけは

昨年12月上旬に発表された

「生徒の国際学習到達度調査(PISA)」

の結果で

「日本の順位がまた落ちた」

という報道だ。

「学力は下がっていない」。

きっぱりと反論する有馬氏に

生徒は目を丸くした。

熱弁は2時間近くに及んだ。

有馬氏は内心ではこう嘆いたという。

「自分たちが悪い教育を受けてきたと思っている。過度の『学力低下』批判が、子供たちの自信を失わせた。学力の問題より、こちらの方が大変なことではないのか」


「お前、ゆとりだろ」。

ネットの掲示板などで相手をおとしめるため使われる言葉だ。

昨年12月

「2ちゃんねる」のユーザーが中心となって投票した

「ネット流行語大賞」では

銅賞に選ばれている。


<中教審委員として前回と今回双方の指導要領改定に携わり、私立有名進学校を経営する「渋谷教育学園」の田村哲夫理事長(71)>
「(ゆとり教育の目指したものについて)教育の目的は不測の事態への適応力をつけるための訓練。高めるには知識などの学力が3割、意欲や思考力などが7割-が心理学の定説だ。前回の改定は、学力訓練に注力しすぎた教育をただすためだった」

(今回、30年ぶりに授業時間増に転じる理由)
「理由時間を減らしたら、教える側が何もしなくなってしまったのが実情。できた余裕が現場でまったく生かされず、マイナスだけが出てきた」


<同、有馬氏>
「『ゆとり』には、地域社会と大人が土日は時間のゆとりを持って子供たちと過ごし、子供を鍛えてほしいという意味も込めていた」

「答申後、文部省(当時)の役人とともに全国を回ればよかった。ゆとりの意味はこうだ、とていねいに説明すべきだった。後悔している」

(今年1月16日、東工大のシンポジウムで)
「学力が下がっていると言われるが、全く下がっていないことを証明する」
「理工系学生の学力・学習意欲の低下が問題化している」

「(昨年10月に文部科学省が発表した全国学力調査の結果などを引用し、小学校6年生の漢字で「(魚を)焼く」と正しく書けたのは70・9%で昭和39年調査の33・8%を大幅に上回ることなどから)義務教育段階での知識型学力は落ちていない」

「(中学で学ぶ2次方程式を解ける大学生が3割しかいない例をあげ)大学はガタ落ちだ」

学力が身についていない。

応用型の国際学力調査などで成績が伸びていない現状は

否定できない。


<冒頭の生徒A(17)>
「(有馬氏説明を受け)ゆとりが目指したものを知らなかった」

「有馬先生の考えが、親や地域の人にどれだけ浸透していたのか。納得いかないところもあった」

<冒頭の生徒B(17)>
「学習指導要領が改定されるなら、本当の狙いがちゃんと分かるようにしてほしい。でなければ誤解が二重になっていく気がする」











なぜ、意欲が低下してるのか?



「義務教育段階での知識型学力は落ちていない」のに

なぜ大学では落ちているのか?



別に教育は

「義務教育で終了する」わけではない。



比較に上げている

「昭和39年」ころは

そうだったかもしれないが

今は違う。



だいたい「昭和39年」なんて時代は

せいぜいが

「読み書き・そろばん」

が出来ればいいって言っていた時代。



サラリーマンより

「手に職」の職人の方が

まだ

「ちゃんとした職業」だったし

「親の手伝い」が

「学業に優先された」最後の時代。



「学力が低下しているか?」

を確認するのに

そんな時代と比較しても全くイミがない。



へんな小理屈をこねて

「私のやりたかったことはそんなことじゃない」

と言っているが

そんなもの

「屁の役にも立たない」。



要するに

「失敗した」

ということ。



「自分たちが悪い教育を受けてきたと思っている。過度の『学力低下』批判が、子供たちの自信を失わせた。学力の問題より、こちらの方が大変なことではないのか」



「学力低下批判」

というけど

「実際低下してる」んだから

仕方ないでしょ。



自分でも言っているけど

「大学はガタ落ちだ」

ということ。



「教育の目的は不測の事態への適応力をつけるための訓練。」

というが

それは

「勉強のために必要」や
「学生時代に使うために必要」

ではなく

「実社会で役立てるため」

つまり

「リッパな社会人となるため」

に必要なわけでしょう。



100歩譲って

「小学生の学力が落ちてなくても」

社会人一歩手前の「大学生」で

「学力ガタ落ち」の上

「自信や意欲まで失って」たら

全くイミないでしょ。



「時間を減らしたら、教える側が何もしなくなってしまったのが実情。できた余裕が現場でまったく生かされず、マイナスだけが出てきた」



同僚は

そんなことを言ってるけど・・・。



「物理学者で東大総長も務めた有馬氏」。



同僚にしても

有馬サンにしても

リッパな肩書きをお持ちだから

「素晴らしい理論」

さえ提供すれば

「それでうまくいく」

と考えてるのかもしれない。



でも

現実の世界では

「理論の実行」の方が

何百倍も難しく

そして

大切。



なによりも

「教育の質を貶めた」張本人にして

「私はそうは言っていない。教師が無能なのだ」と

罪のなすりつけ。



本当に











潔くない。
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小さなことからコツコツと/「表現盗用」とオバマ批判 クリントン陣営が新戦術

2008-02-20 23:43:11 | ニュース
泣き落としの次は・・・。











「表現盗用」とオバマ批判 クリントン陣営が新戦術(抜粋)
2008年2月19日

オバマ、ヒラリー・クリントン両上院議員の激戦が続く米大統領選の民主党指名争いで

クリントン陣営のスポークスマンは18日

「オバマ氏がパトリック・マサチューセッツ州知事の演説を盗用した」

と批判した。

クリントン陣営は

最近のオバマ氏躍進の原動力は

「同氏の卓越した演説力にある」

と分析。

オバマ氏の演説内容の信頼性を損なわせる新たな戦術に出たようだ。











セコイ・・・。











こういう「みみっちい大統領」はいらない。
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わいせつエトセトラ/NHK番組技術展、55歳職員がわいせつ映像流す

2008-02-20 01:03:49 | ニュース
われも人なり、彼も人なり。











NHK番組技術展、55歳職員がわいせつ映像流す(抜粋)
2008年2月19日

NHKは18日

放送技術局の男性チーフ・エンジニア(55)を

出勤停止5日の懲戒処分にしたと発表した。


<NHK広報部>
①男性職員は11日午後
②東京・渋谷のNHK放送センターの正面玄関で開かれていた「第37回番組技術展」の会場に
③作業のため私物のノートパソコンを持ちこみ
④一時現場を離れた際に、そのパソコンに入っていたDVDが再生され
⑤画面にわいせつな映像が1、2分間流れた
⑥来場者からの指摘でわかった


<NHK>
「職員として極めて不適切な行為であり、深くおわび申し上げます」











場内、「爆笑の渦」だったんではないだろうか?



少なくとも

彼は

「出勤停止5日の懲戒」の

「100倍以上の罰」

を受けてるんじゃないだろうか。



おそらく

今の彼の心境は

「穴があったら入りたい」

というものだろう。











男性器映る写真集「わいせつでない」 最高裁判決(抜粋)
2008年02月19日

米国の写真家、ロバート・メイプルソープ氏(故人)の写真集について

「男性器のアップの写真などが含まれており、わいせつ物にあたる」

と輸入を禁じたのは違法だとして

出版元の社長が禁止処分の取り消しなどを国に求めた訴訟の上告審判決が

19日あった。


<最高裁第三小法廷(那須弘平裁判長)>
「写真集は芸術的観点で構成されており、全体としてみれば社会通念に照らして風俗を害さない」

→わいせつ性を否定。請求を退けた二審・東京高裁判決を破棄し、輸入禁止処分を取り消した。


<過去の判例>
①同じ作品を含む同氏の別の写真集について
②最高裁は99年に「わいせつ物にあたる」として輸入禁止処分は妥当と判断していた
③今回の判断には、わいせつをめぐる社会の価値観が変化したことが影響しているとみられる


<堀籠幸男裁判官>
(反対意見)
「男女を問わず性器が露骨に、中央に大きく配置されていればわいせつ物だ。多数意見は写真集の芸術性を重く見過ぎている」


<原告>
①訴訟を起こしていたのは東京都内の映画配給会社「アップリンク」の浅井隆社長(52)
②99年に浅井さんがこの写真集を持って米国から帰国した際
③成田空港の税関から関税定率法で輸入が禁じられた「風俗を害すべき書籍、図画」にあたるとされ、没収された


<写真集>
①384ページに男性ヌードや花、肖像など261作品を収録
②税関はこのうち計19ページに掲載され
③男性の性器を強調したモノクロの18作品を「わいせつ」とした



<02年1月 一審・東京地裁判決>
「芸術的な書籍として国内で流通している」
→処分を取り消し、70万円の賠償を国に命じた


<03年3月 二審・東京高裁判決>
「健全な社会通念に照らすとわいせつだ」
→原告の逆転敗訴


<第三小法廷>
(1)メイプルソープ氏は現代美術の第一人者として高い評価を得ている
(2)写真芸術に高い関心を持つ者の購読を想定し、主要な作品を集めて全体像を概観している
(3)性器が映る写真の占める比重は相当に低い

→作品の性的な刺激は緩和されており、写真集全体として風俗を害さないと結論づけた











ギリシャ・ローマ時代の石像を見ると

「もろ出し」

だったりする。



あんなもの

「わいせつ」以外の何物でもない。



しかし

「芸術」のオブラートにくるむと

ハナシは変わってくる。



「男女を問わず性器が露骨に、中央に大きく配置されていればわいせつ物だ。」



所詮

こんな朴念仁に

「芸術」は解せないだろう。



判決の理由も

「メイプルソープ氏は現代美術の第一人者として高い評価を得ている」。



裏を返せば

どんなに才能にあふれた若手芸術家であっても

「無名」なら

「わいせつの可能性が高くなる」

ということだろう。



「芸術に法律はなじまない」

ということだろうね。



もっとも

NHKのチーフ・エンジニア君











AVは「わいせつ」だよ、もちろん。
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