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プロの目/アブラボウズの違法販売 表示適正化へ指導 農水省

2008-03-21 04:00:46 | ニュース
おまいさん、「トーシロ」だね?











アブラボウズの違法販売 表示適正化へ指導 農水省(抜粋)
2008年3月20日 西日本新聞朝刊

福岡市の料理店「てら岡」が

九州で

「アラ」

と呼ばれる高級魚クエの鍋物セットとして

「別の魚のアブラボウズを販売していた」問題で

農林水産省は19日

同様の日本農林規格(JAS)法違反が

全国的に広がる恐れがあるとして

日本チェーンストア協会や
全国魚卸売市場連合会など

計28の流通・漁業団体や都道府県に

「アブラボウズの表示適正化」

を求める文書を出した。


<てら岡>>
①同日、福岡県からJAS法の加工食品品質表示基準違反で口頭指導を受けた
②大阪府でもアブラボウズをクエと称する別の偽装が発覚
③府が同府内の水産卸会社に改善を指示


<農水省>
「(文書で明記)アブラボウズ(ギンダラ科)はクエ(ハタ科)と別種。市場での価格差も大きく、クエまたはアラと表示すれば、消費者が誤認し、JAS法違反」


<てら岡の主張>
「クエは東北の地方名。水産庁のガイドラインでは表示を認められている」


<農水省>
「(てら岡が)魚を仕入れた宮城県石巻市でアブラボウズが漁獲され、漁師らに『クエ』と呼ばれたのは約10年前から。古くから地域の人々に浸透する地方名には当たらない」


<水産庁が2003年に出した「魚介類の名称のガイドライン」>
①地方名が理解される圏域外に出荷する場合
②「標準和名の併記」を求めている
③仮に「クエ」が東北の地方名であっても
④てら岡は原材料表示に標準和名(アブラボウズ)を併記しておらず、問題があったことになる


農水省が今回

業者だけでなく

都道府県にも文書を出したのは

調査への取り組みなど

意識の向上を図る狙いがある。











「クエは東北の地方名。水産庁のガイドラインでは表示を認められている」



てら岡さん

「良心は痛まないのかい?」











てら岡社長が謝罪会見 アブラボウズ販売問題 卸会社に法的措置も(抜粋)
2008年3月20日 西日本新聞朝刊

福岡市の料理店「てら岡」が販売した高級魚アラ(一般名クエ)の鍋物セットが

「アブラボウズという別の魚だった」問題で

同社の寺岡直彦社長は

19日午後、同市内で会見し

「消費者に大変申し訳ないことをした。心よりおわび申し上げます」

と謝罪した。

併せて寺岡社長は

日本農林規格(JAS)法の加工食品品質表示基準違反で

同日午前、福岡県から口頭指導を受けたことを公表。

「仕入れ先の宮城県石巻市の水産卸会社が魚種証明書を偽造した疑いがある」が

結果的に誤った原材料名を表示していたことになり

「脇が甘かった」

と非を認めた。

水産卸会社に対しては

「(損害賠償請求や刑事告訴など)法的措置も含め、弁護士と検討している」

と明かした。

寺岡社長は1月

消費者の指摘で魚種を確認するため石巻市に出向き

現地の漁師らが

「クエ」
「沖ネウ」など

複数の名で呼ぶ魚が

アブラボウズだと分かったという。

現地の魚市場では

2007年度から名称を

「アブラボウズ」

に統一したが

てら岡に届く証明書は

「クエ」のまま

だったため

「アブラボウズとは知らず6年間販売していた」

と主張。

寺岡社長が石巻で水産卸会社にただしたところ

「(てら岡に納品している)仲卸から頼まれ、日付を空欄にした証明書を仲卸に出した」と認めた

と話した。











要するに

「自分も被害者だ」

と言いたいわけですね。



でも

「疑問が残る」。



「九州で「アラ」と呼ばれる高級魚クエ」



そう、記事にあるように

この魚は「高級魚」なんです。



下記サイトにも、そんなことが書いてありました。




旬を食わせろ!
http://www.kesaranpasaran.com/syun/kue.htm




で「アブラボウズ」は

「安価な魚」。











http://www.nhk.or.jp/fukuoka/lnews/02.html
NHK 福岡のニュース(抜粋)

てら岡 アラと称し別の魚

福岡市にある日本料理店「てら岡」が

店内やインターネットなどで

高級魚「アラ」として販売した魚が

別の魚だったことがわかり

販売を中止していたことが明らかになりました。

福岡市にある日本料理店「てら岡」は

平成14年から宮城県石巻市の水産卸会社から仕入れた魚を

「東北のアラ」

として店内で販売するとともに

鍋のセットとしてインターネットなどで販売していました。

ところが

今年1月に

「客の指摘を受けて調べた」ところ

この魚は太平洋の深海でとれる

「アブラボウズ」

と呼ばれる別の魚であることがわかり

販売を中止したということです。


<仕入れ値>
アブラボウズ 1キロあたり1500円前後
アラ 5000円前後

→3分の1程度の値段で、「てら岡」では鍋として販売する際も3分の1程度の値段で販売していた











「九州で「アラ」と呼ばれる高級魚クエ」

が宮城のものなら

「3分の1程度の値段で買える?」



ありえん。



まさに

「高級魚クエ」の本場ともいえる

「九州、福岡の店のオーナー」が

それを疑いもなく信じて

「アブラボウズとは知らず6年間販売していた」

と言ってるわけです。



逃げ場がないですな。



仮に

「本当に騙されていた」としましょう。



そうなると

ここの主人は

「魚の目利き」もできない

「大マヌケ」

ということになり

「仕入れ元がウソを書けば」

その通り信じて

販売するということになる。



さらに

「客に販売するのものを一度も試食しない」

ということはありえないですから

「試食をしても、アラとアブラボウズの違いが分からなかった」

ということになり

名誉ある

「味オンチ」

の称号まで付与されることになります。



謹んでお受けください。



または

この魚は「アラではない」ことを知ってたとしましょう。



その場合は

「仕入先の虚偽」

なんか関係ない。



「商売人としてのプライド」
「料理人としてのプライド」

この二つを

「どぶに捨てて」

商売をしてるということになる。



結局

どちらに転んだところで

あんたは

「プロじゃない」

ということになるんですな。



骨董の世界では

「ニセモノをつかまされることは恥だ」

と言われるそうです。



「目利きができない」ことが

バレちゃうんだから

そりゃあそうだ。



「吉兆」の時も

思ったけど

「ニセモノと分からず」

販売してることは

「人のせいにはできない」

んだよね。



こういう業界では。












そういうもんじゃないですか?てら岡さん。
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コメント
 
 
 
Unknown (やっこ)
2012-02-14 21:35:26

 知りませんでした

最近TVCMに出てるので 検索して見ました。

昔博多に、おいでになられた方の食事を担当

されて、お目見えもされたとか、、有名な話ですが残

念ですね~
 
 
 
正解です! (Unknown)
2017-08-03 23:42:44
はじめまして(^ ^)
偶然ですがブログ拝見しました。
事件からもう10年近く経つのかと懐かしく思いました。
結論から申しますと、
全部知っての犯行でした。
当時の総料理長に直で話を訊いてますので確かです。
事件を早急に納める為に、
恥をとったみたいです。

当時は違う土地で働いていまして、
後輩からニュースになってると連絡がきました。
メディアが情報を買ってくれるかも?
と笑い話にして終わりました。

ブログの内容が鋭かったのでコメントさせていただきました。
あっぱれです(^ ^)
失礼しました!
 
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