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本当ならやな感じですが…/受動喫煙の死者、年間6800人=職場が半数超、禁煙化を―厚労省研究班

2010-09-29 00:13:25 | ニュース
さすがに、これは乱暴でしょう。











受動喫煙の死者、年間6800人=職場が半数超、禁煙化を―厚労省研究班(抜粋)
時事通信 9月28日

受動喫煙が原因の肺がんや心筋梗塞で

「年間約6800人が死亡している」

との推計値を

厚生労働省の研究班が

28日、発表した。

うち職場での受動喫煙が原因とみられるのは

約3600人で

半数以上を占めた。

喫煙による死者は

年間約13万人と

推計されているが

受動喫煙に関する推計は初めて。


<主任研究者の望月友美子国立がん研究センタープロジェクトリーダー>
「日本の受動喫煙対策は公共の場所から進んでいるが、長時間拘束される職場での禁煙を進めることで、これだけの人が救える」


<研究>
①喫煙との因果関係が明らかな肺がんと心筋梗塞に絞って実施
②国際的な研究や国内の統計に基づき
③日本の女性の肺がん死亡の8.1%が受動喫煙によると算出
④同様に、女性の心筋梗塞の9.1%
⑤男性の肺がんの1.3%
⑥男性の心筋梗塞の3.7%が受動喫煙によると推計
⑦これを実際の死者数に当てはめると、女性4582人、男性2221人となった



みんなの感想(話題ランキング)

2010年9月28日 16時39分dog*****さん
私もそう思う5,696点私はそう思わない337点
とりあえず歩きタバコに厳罰を

2010年9月28日 16時40分kum*****さん
私もそう思う4,793点私はそう思わない235点
人の煙で死ぬなんて嫌だな

2010年9月28日 16時40分kmc*****さん
3,952点私はそう思わない685点
煙草は百害あって一利なし!!

2010年9月28日 16時38分mit*****さん
私もそう思う3,167点私はそう思わない2,783点
なんか信用できないデータだな

2010年9月28日 16時40分bam*****さん
私もそう思う2,957点私はそう思わない2,686点
受動喫煙で年間6800人も?
政府お得意の結果ありきの調査だろ。
信用できん。











申し訳ないけど

自分も信用できないです。



コメントへの反応を見ると

「信用できない」は

「そう思わない」

という意見が多いみたいですけど。



まず、大前提として

これは

「アンケート」や
「実験」

などに基づく科学的検証ではなく

「推計値」に過ぎないということです。



基にしたのは

「国際的な研究や国内の統計」

ということですが

「何を、どのように参考にしたのか」

さっぱり分かりません。



元になった発表を見ればいいんですかね。



いずれにしても

「この記事だけ」では

お話にならないレベルですね。



タバコが身体に悪いだろうということは分かりますが

「受動的に吸う状況」が

現在

国内で

「どの程度あって」
「どういうレベル」

なのか?



実感では

もはや

かなり少なくなってると思うのですが。



実際、うちの会社でも

「喫煙場所」で吸ってたのが

「ベランダ」

つまり

外になってしまいました。



元の話に戻りますけど

結局、この発表って

「他の国でやった研究によると

女性の肺がん死亡の8.1%
女性の心筋梗塞の9.1%

ということになると思います」

ってことでしょ。



何だか

正しいんだか
まちがってるんだか

分からない。



推計とか言ってないで

ちゃんと

自分で

「調査とか検証」しなさいよ

大事なことなんだから。











JTが喫煙所に年百億円投資 副社長、値上げ対策(抜粋)
2010年9月28日 共同通信

日本たばこ産業(JT)の小泉副社長は

28日

共同通信のインタビューで

「喫煙場所の確保のため年100億円規模の投資をしていく」

方針を明らかにした。

増税による大幅値上げで禁煙する人が増えると予想されることや

喫煙スペースが減っていることから

自前で喫煙所をつくるなどしてたばこ離れを防ぐ。


<小泉副社長>
「たばこをくゆらせる時間と空間をつくっていかなければいけない」











そりゃ、死活問題だからなあ。



タバコを吸ってほしい人と
タバコをやめてほしい人



どちらにも正義はある。

(JTは企業だけど、その後ろにはタバコ農家さんや

細々やってるタバコ屋さんがいるからねえ)



身体のことを考えて

「自らタバコをやめる」人を

止めることはできないけど

タバコについての意見を大きく左右するような

発言をするのであれば

できる限り

「正確な内容」

とするべきであって

ただの推量が

「受動喫煙の死者、年間6800人」

と断言するような記事になるのは











正しい報道とは言えないでしょう。
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NORTH BIRD

2010-09-23 13:39:54 | ニュース
北の鳥が舞い降りた。











「笑ってコラえて」というTV番組に

寺久保エレナというさんという女子高生が

出演してた。



サックスを吹くというのだが

「フツーのちょっと上手い女の子か」

と思ってた。



ところが

「山下洋輔、渡辺貞夫、日野皓正など、数々の巨匠との共演」とか
「ニューヨークで一流アーチストとレコーディング」とか

実は本格的。



音楽の素養があるとは思ってないんだけど

ステージのサックスプレイで

「ちょっと鳥肌」。



びっくりしました。



素直でおとなしい子だったのが

6歳からピアノを始めると

一転「自己主張の強い子」に。



「譜面通りに弾くのがキライ」



まさに

ジャズの申し子。



ジャズと言えば

「即興プレイ」

だからね。



NORTH BIRDは

彼女のCDのタイトルなんだけど

山下洋輔氏が書き下ろし

プレゼントした曲。



彼女が敬愛する

「チャーリー・パーカー」のニックネームと

北海道を「NORTH」と表現したもの。



いい曲だろうと思います。



ちなみに

いまどきの女子高生らしく

ブログもあります。

http://ameblo.jp/erenasax/



アクセス急増中らしい。











久しぶりにジャズが聴きたくなってきた。
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愛は勝つ?/途上国で「最小不幸社会」実現=支援会合で演説―菅首相

2010-09-23 13:04:36 | ニュース
KANと言えば

「愛は勝つ」である。











途上国で「最小不幸社会」実現=支援会合で演説―菅首相(抜粋)
時事通信 9月23日

菅直人首相は22日夕(日本時間23日朝)

ニューヨークの国連本部で開催された途上国支援に関する

「国連ミレニアム開発目標(MDGs)」

首脳会合で演説した。

この中で首相は

政権の理念に掲げる

「最小不幸社会」が

「途上国でも実現するよう、保健・教育分野で2015年までに85億ドル(約7200億円)を拠出する」

ことを柱とした支援策「菅コミットメント」を表明した。


<演説>

(首相)
「(国のリーダーがまず果たすべき役目として)疾病、貧困、紛争といった不幸の原因をできる限り小さくする『最小不幸社会』を築くことだ」

「50億ドルを拠出して、母子保健、エイズ・結核・マラリアの3大感染症、新型インフルエンザなど国際的脅威への対応の三つに「集中的に支援する」」

「紛争国を含む世界中の子供たちが教育を受けられるよう35億ドルを支援する」

「(途上国での学習環境改善に)日本は先頭に立つ決意だ」

→今回の首脳会合の内容をフォローアップする国際会議を、来年日本で開催することを提案











途上国の援助に関して

「先進国」として

語ったのだろうが

経済が破たんして

「自国が援助を受ける側になったら」

と思うと

皮肉な話に聞こえても来る。 











中国、多方面で日本への報復検討…尖閣衝突(抜粋)
読売新聞 9月20日

尖閣諸島(中国名・釣魚島)沖の日本領海内で起きた中国漁船衝突事件で

「逮捕された中国人船長の拘置延長が決まった」ことを受けて

中国の胡錦濤政権は

経済、軍事、外交の各分野で

具体的な対日報復措置の検討に乗り出した。

船長の釈放が実現するまで

タイミングをはかりながら

報復措置を次々に打ち出し

「対日圧力」を強めていく方針だ。


<関係筋>
①胡政権は9月中旬に内部の対日工作会議を開いた
②その場では、事件の長期化に備えて、経済、軍事、外交の各方面での報復措置が選択肢として挙がった

(経済面)
旅行社の訪日ツアー自粛、国家観光局による訪日渡航自粛勧告などが検討されている

③いずれも、事件発生当時、国土交通相として海上保安庁を主管し
④中国で「対中強硬派」とされる前原外相に対する圧力強化を狙ったものとみられる
⑤実施されれば、中国人観光客で潤う日本には大きな打撃となる











この事件に関しては

「毅然とした対応」を取るべきであることは明白だが

「その対応によるリスク」についても

同時に対策を検討しなければならない。











FOMC声明 一時円高へ 日米、追加措置にらみ神経戦(抜粋)
フジサンケイ ビジネスアイ 9月23日(木)

米連邦公開市場委員会(FOMC)で21日(日本時間22日未明)

追加金融緩和方針の継続が示され

「今月15日の政府・日銀による為替介入」以降

ドル円相場は

初めて1ドル=84円台の円高水準に突入した。

「輸出拡大による景気立て直しをもくろむ米国」は

ドル安を容認しており

円安誘導したい日本との

「通貨安戦争」

は激しくなる。

政府・日銀は

どのタイミングで追加対策を打ち出すか

神経戦を迫られる。

22日朝

財務省の勝栄二郎事務次官と玉木林太郎財務官が首相官邸を訪れ

菅直人首相と会談した。

会談の内容について

玉木財務官は記者団に

「コメントできない」

と述べたが

追加介入の必要性の有無について報告したとみられる。

「米国が緩和姿勢を示しただけで大きく円高に振れた」ことは

介入でたぐり寄せた円安水準が

「いかに脆弱(ぜいじゃく)か」(アナリスト)

との印象を市場に与えた。

その米国は

オバマ大統領が今年1月に

「輸出倍増計画」

をぶち上げ

「自国本位のドル安」

を仕掛けている。

米民主党は

11月の中間選挙で苦戦が予想され

米当局は

11月以降のFOMCでの追加緩和決定を

虎視眈々と狙っているとみられる。

これに対抗し、日本も

政府・日銀が

「口先介入」で牽制する。


<菅首相>
21日夜の英紙のインタビューで
「(円相場について)もう少し低い水準にする政策が必要だ」


<日銀>
宮尾龍蔵審議委員が22日の講演で
「必要な場合には適時適切に対応していく」
→機動的に追加緩和を打ち出す姿勢を表明


ただ

21日のFOMCで追加緩和が見送られ

関係者には

「一時休戦」

との油断すら漂う。

日銀は

来月4、5日の金融政策決定会合で追加緩和の是非を議論するが

「追加緩和に後手」

との印象を市場から持たれれば

再び円高へと流れが変わる恐れがある。


<金融市場や産業界>
「時を移さず、国債買い増しなど徹底した対策を打ち出して、円安の流れを確実にすべきだ」


日米の厳しいにらみ合いが続く。











薄氷を踏むがごとき状況というのが

今の日本が置かれた対外的状況だ。











高い内閣支持率、背景は消極的支持 56%が「来年退陣」を予測(抜粋)
産経新聞 9月21日


<産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が実施した合同世論調査>
①菅改造内閣について

“脱小沢”色が強まった 72・9%
菅直人首相の「指導力」を評価 23・5%

②経済対策など政策への評価も軒並み低く、高支持率とはいえ、消極的な支持が大半を占め、小沢一郎元幹事長との相対評価を反映したにすぎないようだ

③評価する項目

●人事で小沢氏を政府や党の要職に起用しなかった 74・8%
●小沢氏と距離を置く岡田克也前外相の幹事長起用 68・3%
●首相の「人柄」への評価 63・6%

④評価しない項目
●首相の「指導力」への評価は23・5%(55・3%が評価しない)
●景気対策 23・2%
●円高への対応 33・1%
●尖閣諸島周辺での中国漁船衝突事件への対応 評価しないが42・8%

⑤民主党代表選で首相が小沢氏よりも支持された理由
首相を頻繁に代えるのはよくないから 35・4%
小沢氏の政治とカネの問題 26・9%
ほかにふさわしい人が立候補していないから 19・3%
→消極的な理由

指導力 1・7%
政策 1・0%
『選挙の顔』としての魅力 0・9%

(民主党支持層に限定)
指導力 2・6%
政策 1・4%
『選挙の顔』としての魅力 1・4%
→政治リーダーの資質として不可欠な3項目がワースト3を独占

⑥菅政権が来春の予算成立前後まで続くか?
続く 37・1%
来年秋ころまで 19・0%
→合わせると56・1%が来年中の退陣を予測

2年後の党代表任期まで 22・4%
3年後の衆院任期に近い時期まで 8・8%


⑦首相が柔軟姿勢を示す衆院選マニフェスト(政権公約)の修正は?

評価する 59・3%

(民主党支持層に限定)
評価する 68・5%

⑧経済政策への評価は、特に公明党支持層が極めて低い
景気対策への評価 17・6%
円高への対応 15・7%

⑨社民、国民新両党の支持層
景気対策への評価 38・5%
円高への対応 33・3%
→民主党支持層の28・3%を上回った











代表選挙で大勝し

“脱小沢”色を前面に出すことで

支持率が上がったという報道が出ていたが

予想通り

その内容はシビアなものだった。



「愛は勝つ」と

管さんが言っているわけではないが

今回の演説内容は

誰かさんの言ってた

「友愛」

みたいなものだろう。



しかし

自らが飢えて倒れそうな時に

真っ先に言うことが

「彼は大丈夫か?」

というのはどうか?



これが個人であれば

「尊い精神」

というべきであるが

「一億人の生命への責任を担う国家の責任者の言葉」

としては厳しい。



無論

「途上国への援助」は重要で

変な話

「中国のアフリカ援助同様」

「情けは人の為ならず」的な要素もあるのだろう。



しかし

どう考えても

まず発言すべきは

「眼前にある山積した数々の問題」

への対策であり、方針。



「雇用を創出して、経済を再生する」というが

経済が再生しないと

「雇用は創出されない」

というパラドックスもある。



彼の提案する「政策」は立派なものなのだろうが











絵に描いた餅は食べられない。
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ミシンでなく/網膜に直接映像を投影するメガネ型シースルーディスプレー

2010-09-16 14:07:00 | ニュース
ワクワクする展開だ。











網膜に直接映像を投影するメガネ型シースルーディスプレー(抜粋)
2010年9月16日(木)

ブラザー工業は15日

「Brother World JAPAN 2010」にて

網膜に直接映像を投影する

メガネ型シースルーディスプレー「AIR Scouter」

のデモを行っていた。


<同製品>
①昨年開催されたNECのプライベートイベント「iEXPO」でもアピールされていたもの
②レーザー光による走査線の映像を直接網膜に投影する網膜走査を採用
③網膜に投影された映像は視覚として認識され
④あたかも映像が目の前に存在しているかのように感じられる
⑤レーザーは超低出力なので人体への影響はないという
⑥(液晶画面を見るのと同じくらいの影響という臨床データ)
⑦メガネについている透明なアクリル板に映像が表示されるわけではないので
⑧ユーザーはそこに視点をあわせなくても映像を認識できるという特徴がある


<同社>
①まず産業用途で使うことを想定している
②現場でマニュアルなどを見ながらの作業が可能で
③移動のロスが少なくて済むなどの利点がある
④またオプションでカメラがつくため、現場の映像を本部に送り
⑤指示を受けながら作業を行うという用途も考えられている











ニュース映像はこちら。
http://www.diginfo.tv/jp/2010/09/15/10-0184-r-jp.php?ofs=1



「料理の作り方を見ながら料理する」

ってのもできそうだし

「目の前に現れた敵の強さを表示」

することもできそうだ。



リアルな街でこれを使ってゲームしていて

「事故る」

なんて展開も?



まあ

「夢のある話で」。



まるっきり

ドラゴンボールの

「スカウター」

だし。



ところで

「ブラザー」といえば

「ミシン」

て感じだったんだけど

今や

そんなことはない。



ウィキペディアでは



「売上の90%近く(連結では75%)が

日本国外であり

日本国内よりも北米やヨーロッパでブランド力が高い。」



とあるが

その内訳も



「特にSOHO向けの複合機、ファックスにおいては北米でトップシェアを誇る。」



とある。



OA機器のシェアが高いようだ。



実はうちのプリンタも

ブラザーの複合機だが



「ファクス付複合機では

日本国内、全米でも第1のシェアを誇っていたが

近年では

キヤノン、ヒューレット・パッカードなどに

シェアを奪われつつある。

家庭用の留守番電話付きファックスを

良品計画(無印良品)にOEM供給している。」



ということのようだ。



そういえば

「カメラのキヤノン」は

デジカメももちろん有名だが



「2004年末現在では

総売上の大半を事務機器部門が上げている。

また、カメラ事業においては一時縮小傾向にあったが

『IXYデジタル』の発売以降

デジタルカメラの売上げが好調な事から

ここ10年では毎年増加の傾向にあり

2004年末時点で総売上の4分の1強を占めている。」
(同ウィキペディア抜粋)



という状況で

やはり、OA関連事業が柱となっている。



ただ

キヤノンの場合

「光学系に強い」ことから

レンズ→コピー機

という流れがあるので

分かりやすいのだが

ブラザーは

「まるっきり畑違いの分野へのトライ」

だったんだろうか?



端緒はどうあれ

今回の記事からも

「成功」

ということなんだろうな。



本筋から外れるけど

さらに気になってる企業で言うと

「フジフィルム」だ。



最近、CMで

「ライフサイエンスのフジフィルムです」

って

堀北真希が言う

「メタバリアNEO」
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/aboutus/tvcm/metabarrier100910_01/

はサプリ商品のCM。



「フィルム」で

「ライフサイエンス」って

違和感があるんだけど

実は

「世界は、ひとつずつ 変えることができる。」

でも表現されているように

「そういう仕事」も

結構前からやってる。



「お正月を写そう」から

「ライフサイエンス」まで

企業は

「厚みが必要な時代なんだなあ」

と痛感。



ただ

「社名と仕事に違和感がある」から

社名変更もあるかも。



さて

本題に戻りますが

この商品は

おもしろい。



「ゲームとの融和性」

も高そうだし

「仕事でも」

使えそう。



例えば

「カンニングペーパー」

として。



あがり症の人でも

これさえあれば

大勢の前で

カンペ見ながら話ができるし

(頭の中が真っ白になっても大丈夫)

渉外の

「プレゼン補助」

にも使えそう。



いろいろな分野で

応用されると











一気に未来が開けそうです。
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大前研一ってひと

2010-09-12 02:04:59 |
ドットコム仕事術ってのを読んでいる。



文庫が出たのは2007年らしいから

それより少し前に書いたヤツなんだろうなあ。

(ブックオフで100円。安い。)



非常に興味深くて

面白いと思った。



使えると思った内容もある。



営業で

顧客のホットボタン(顧客の最優先事項)を探る話とか

GE社長だったジャック・ウェルチさんが彼の会社に導入した

「シックスシグマ理論(100万回のオペレーションで3、4回しかエラーが出ない)」

なんてのもおもしろい。



シックスシグマは

「バラツキを減らし、均質化することで品質を上げる」

という理論のようだ。



しかしまあ

確かに面白いのだが

なんか

「大前さん」自体は

嫌いだ。



若い時の自分は

「人の気持ちの分からないアホ」

と言われていたと書いている。



彼は自分のその欠点を克服するために

「鏡の前で顧客がいると仮定して話す」練習をしたそうだ。



そのとき

「29歳の若造にここまで言われたくないだろう」

といった自分のイヤな面が見え

マッキンゼーという有名コンサルティング会社でのプレゼン方法を

つかむことができたらしい。



しかし

人間の内面までは変るものじゃない。



非常に優秀で

優秀すぎるがあまり

文章の端々に

「どーーだ、オレすげえだろう」

というのが見える。



それと比べると

ソニーの元会長の

「学歴無用論」

なんてのはおもしろいし

人格者というか

「器」

というのを感じた。



かなり古い本なんだけど

「アメリカの企業の合理主義に感銘を受けたこと」

なんかが書いてある。



エピソードで気になったのは

「休暇」の話。



海外では

長期休暇を取ったりするわけなんだけど

その期間中に

他の人間が業務を担当することで

「不正を発見する」システムが

あったらしい。



他には

アメリカの企業で

多くの仕事を一人でマネージメントするために

取り入れられていた方法。



「全部はチェックしない」

サンプルを抽出して

「サンプルが問題なければよしとする」

なんて感じ。



合理的ではあるんだけど

今となっては全ては

そのまま使えるってものじゃないかもしれない。



でも

「その当時」は

革新的だったんだろうなと感じる。



読んでいくと

「会社や仕事が全て」
「家庭とか遊びは二の次」的な話も

出てきたりして

いかにも

「モーレツ時代」に書かれたという感じだ。



ではあるんだけど

本全体を通して

「まっすぐな人だなあ」

という感じがする。



人柄のなせる技だと思う。



正反対に

大前さんの方は

「どーだ、これを見ろ」
「こうやらないのはバカ」
「これができないのは無能」

というのが読み取れて

どうも

「やな感じ」

になる。



しかし

あえて言うと

読んで損はしない気がする。



本当にこういう本と出合うと思う。



人間は











「嫌いな奴」ともうまくやってかないといけないんだなあって。
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笑っちゃいます/「半人前で残業なんか気にするな」 もう古いのか

2010-09-07 00:34:45 | ニュース
「会社と従業員の関係でしか、物が考えられない」

そんなストーンヘッド。











「半人前で残業なんか気にするな」 もう古いのか(抜粋)
2010/9/ 3

営業マンのAさんは、40代のベテラン男性社員。

中途入社してきた30代初めのB君の働き振りが気になっている。

3カ月前に入社してきたばかりなのに

定時になるとそそくさと机の上をかたづけて帰宅してしまうからだ。

前の会社でも営業だったというB君の業績が上がらないのは

「この会社の商品や市場、売り方のポイントについて理解が足りないからでは――。」

そう考えたAさんは、ある日、B君に声をかけた。

「まだ仕事に慣れてないと思うんだけど、今日の仕事が終わったら、少し話をしないか? 新しい商品の売り方とかについても相談したいし」

するとB君は

片付けをしながら顔をこちらに向けずに

こう答えたのだという。

「Aさん、それって残業代出るんですか?」

不意を突かれ

「いや、出ないけど、うちの商品や市場について知らなくて困ってるんじゃないかと思ってさ。俺にも残業つかないんだけど」

と答えると

「じゃあ、そういうことは就業時間中にやってください」

という返事。

「お前のことを考えて言っているのに」

とカチンときたAさんですが

そこは呼吸を整えて一言付け加えました。

「美容院だって、夜遅くまで見習いが練習してるだろ。一人前になるまでは、就業時間とか残業とか言ってられないんじゃないか? 昼間は俺も自分の営業があるしさ」

するとB君は、にらみつけるような顔で振り返り

「それじゃ、労働基準法はどうなるんですか! 違法行為を平気でやれと言うんですね」

と、大きな声を出したそうです。

「作業時間と生産量が比例する仕事と、営業マンの仕事は違うんじゃないか」

と反論しようかと思いましたが

「法律論をやるために声をかけたわけじゃない」

と思いなおし

Aさんは何も言わずに話を切り上げたそうです。

「あれだけ偉そうなのは、いつか成果を上げるつもりなのか、雇われていれば給料が出るのは当然と思っているのか・・・。あの調子では、一人前になる前に会社にいられなくなっちゃう気がするけど。僕の考えはもう古いのかね」



http://www.j-cast.com/kaisha/2010/09/03074964.html











「僕の考えはもう古いのかね」



まるっきり古いです。



古臭い人間です、あなたは。



骨董品並です。



実はこの記事は

「痛いニュース」

から拾ってきたんですが

元記事のあるjcastでも

ほとんど同じコメントがついてました。



「そういうことは就業時間中にやってください」



「どこが間違ってるの、当然でしょう」
「昔はそうだったかもしれないけど、今、そういうこと言うのは」
「昼間に教えられない、時間が作れないのは教える方が無能」



確かに、この「営業マンのAさん」が

B君の「上司」だったり
B君の「業績」により「自分の評価に影響がある」ような立場なら

批判は

「おっしゃる通り」だ。



しかし

文面を読む限りじゃ

「全くそうではない」。



「あの調子では、一人前になる前に会社にいられなくなっちゃう気がするけど。」



ラストのセリフから考えても

「全く、関係ない」立場。



じゃあ、彼がしようとしたのは何か?



「ただの善意だ」。



これは「仕事」じゃないんだから

「残業代」なんて出るわけがない。



中には

「こういう社員に教えるなら、業務時間にきちんと理詰めで伝えないと」

なんてコメントもあったが



「昼間は俺も自分の営業があるしさ」



「自分の仕事を犠牲してまで」教えるなんて

そんな義理あるわけがない。



そもそも日本の仕事は

こういう「善意」で支えられてきた。



確かにそういう「ウエット」な部分が

企業に利用され

「サビ残」なんかが

横行する一因となってしまったことも否めない。



しかし

「日本の企業がもともと持っていたパワー」もまた

海外のシビア過ぎる風土では発生しない

日本固有のビジネススタイルに起因するものだと思う。



それは

「チーム」

での仕事に最も現れる。



「個人の成果」ばかりを追求する成果主義を

企業が次々に採用したことで

今や、崩壊の危機にあるが…。



B君の話はと言うと

「Aさん」とは

すれちがったままだ。



<B君>
「業務についての説明を受ける」

→「これは仕事」

→「仕事であれば業務時間となり、残業代が出る」



これは「きちんと筋が通っている」



<Aさん>
「B君の営業成績が悪いみたいだ」

→「先輩だし、勤務時間外にでも教えてあげようか」



感情の流れとしては「自然」だが

人によっては「大きなお世話」かもしれない。



しかし

上記のように

Aさんは確かに

「仕事に関する話をしよう」

とはしているが

あくまで「プライベート」だ。



そういう人間に対して

「対会社」

のような態度で接するのはお門違いだろう。



なんで伝わらないんだろう。



どう聞いても

「業務命令」や「強制」には

聞こえないんだが。



もはや

「日本語のニュアンスも理解できないのか?」



仕事に関することが全て「残業」になるのなら

「早起きして、パワーモーニングで他業種の人間と接して、人脈や知識の向上に努める」

人たちはみんな

「タイムカード、ガチャン」とやってるかい?



プライベートと仕事を分けるのは

大賛成だし

自分もそうしてるが

プライベートで仕事のことを

「1ミリも考えられない」

てのも窮屈な気がする。



ときどき「プライベート」で

「仕事のヒント」を

見つけることもあるし。



自分勝手にやっても

営業なんだから

いつかは「うまくやれる」かもしれないが

こんなこと言わず

「ああ、聞かしてもらいます」

って、素直に聞けば

「なんかヒントがあるかもしれない」。



もし無くたって

「次は断ればいいじゃん」。



この人の話を聞いても

「役に立たない」と思うなら

断ればいい訳だが

この断り方からは

「優秀な営業マンのセンス」は

かけらも感じられない。



「0点」だ。



営業に大切なのは

「常に次回につなぐこと」だけど

こんな言い方したら

次からはまちがいなく

「敵」

だよ。



僕は以前、営業だった時に

「どん底」にいた時があって

それを救ってくれたのが

「お節介な先輩が紹介してくれた取引先」だった。



そこで成功してから

「トントン拍子」

で売れに売れた。



「あまり可愛くない子との合コン仕込んできたり」

なんてこともあったけど

「本当にいい先輩」だった。



「サビ残」を強制してくるバカ会社に対しては

B君以上につっぱってもいいけど

なんで「親切で声をかける」Aさんにも

こうなるのか?



B君には

「Aさん」も
「会社」も

同じようにしか見えないんだな。



成果至上主義の今

「自分のことだけやってる」のが

一番いいのに

何の得にもならない

「他人の面倒」

を見てくれるような人は











貴重だと思うが。
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石ちゃんに朗報/高コレステロール=長寿、脂質栄養学会が指針

2010-09-04 00:04:17 | ニュース
「メタボ」悪玉伝説へ反撃の狼煙上がる。











高コレステロール=長寿、脂質栄養学会が指針(抜粋)
2010年9月3日

「コレステロール値は高い方が長生きで良い」

とする指針を

「医師や栄養学者らで作る日本脂質栄養学会」

がまとめた。

3日から愛知県で開かれる同学会で発表する。

高コレステロールは心臓病や脳卒中の危険要因であり下げるべきだとする現在の医療は

「不適切」

としており

論議を呼びそうだ。


<現在の基準>
①LDL(悪玉コレステロール)が140(ミリ・グラム/デシ・リットル)以上か
②HDL(善玉コレステロール)が40(同)未満
③もしくは中性脂肪が150(同)以上だと高脂血症と診断される
④日本動脈硬化学会が作成
⑤メタボ健診の基準もこれを基にしている


<日本脂質栄養学会が今回まとめた「長寿のためのコレステロールガイドライン」>
「現在の基準値は基になる具体的なデータが示されていない」

①コレステロールが高いほど死亡率が低かったとの大規模研究や
②コレステロールを下げる薬を服用しても心臓病の予防効果は見られないとする海外の近年の研究から、指針をまとめた











コレステロールが高いほど死亡率が低かったとの

「大規模研究」。



「研究結果がある」という程度の話ではなく

「大規模」研究。



すごいね。



「日本動脈硬化学会」と

「日本脂質栄養学会」

真っ向から対立。



温暖化の研究でも感じたことだけど

科学的な検証ってのは難しいね。



検証する人によって

「正反対の結果」が出たりする。



まあ、確実に

「どちらか」

もしくは

「どちらも」

間違ってるんだけどね。

(「どちらも正しい」はありえないけど

「コレステロール量は長生きの要因とは無関係」

はありえるから。まあ、ないだろうけど。)












「男85センチ、女90センチ」メタボ腹囲 根拠なし
3万1000人調査で判明…厚労省研究班(抜粋)
2010年2月9日 読売新聞

メタボリックシンドロームの適正な診断基準を検証していた

厚生労働省研究班(主任研究者=門脇孝・東京大学教授)は9日

診断の必須項目の「腹囲の数値」によって

「心筋梗塞や脳梗塞の発症の危険性を明確に判断できない」

とする大規模調査の結果をまとめた。


現在の腹囲基準(男性85センチ以上、女性90センチ以上)の科学的根拠を覆すもので

診断基準の見直しに影響しそうだ。

<現在の診断基準>
①腹囲に加え
②血糖、脂質、血圧の3項目のうち二つ以上で異常があった場合
③メタボと診断され
④保健指導(積極的支援)の対象となる
⑤しかし、他の先進国に比べ男性の腹囲基準は厳しすぎる、女性の基準は逆に甘いと、批判されていた


<研究班>
①全国12か所の40~74歳の男女約3万1000人について
②心筋梗塞、脳梗塞の発症と腹囲との関連を調べた

③その結果、腹囲が大きくなるほど、発症の危険性は増加したが
④特定の腹囲を超えると危険性が急激に高まるという線引きは困難であることがわかった


<現在の腹囲基準>
①学会などが集めた「小規模の研究データ」をもとに
②腹囲が基準を超えると
③「内臓脂肪が蓄積して、生活習慣病になりやすい」という前提で設定


<同研究班>
①昨年、腹囲が男性85センチ、女性80センチを超えると、血糖や脂質などの検査データの異常が急激に増えるということを明らかにした
②今回の発症との関連では腹囲基準の妥当性は導きだせなかった


国際的には

腹囲を必須とせず

総合的にメタボを診断するのが主流。


<米国>
①腹囲(男性102センチ以上、女性88センチ以上)は
②中性脂肪、HDLコレステロール、血圧、血糖値を含めた五つの診断基準の一項目に過ぎない


ただ、今回の研究でも

肥満の人ほど発症しやすい傾向は変わりない。

現行の基準でメタボと診断された人は

そうでない人に比べて

発症の危険性は

男性で1・44倍
女性で1・53倍高かった。


<門脇教授>
「腹囲が大きくなるほど心臓病や脳卒中を起こす危険は男女とも高くなったが、基準値としてどの数値が明確なのかを示すことは難しかった。今回の研究結果をもとに今後、最適な腹囲の基準について議論をしていく必要がある」


[解説]メタボ基準「肥満は危険」変わらない

<特定健診・保健指導(メタボ健診)の目的>
①脳梗塞(こうそく)や心筋梗塞などの生活習慣病予防で
②厚生労働省は、保健指導を通じて、年間2兆円の医療費削減を目算
③しかし、腹囲では明確な線引きが出来ないことがわかったことで
④診断基準やメタボ健診のあり方が問われることは必至


日本では、腹囲が必須条件で

腹囲が基準値以内だと保健指導の対象にならず

血圧や血糖、脂質など他の項目が軽視されていた。

ただ、腹囲が生活習慣病と無関係というのではない。

今回の研究でも

腹囲が大きく
肥満な人ほど

心筋梗塞などを発症する危険性は高まることが確かめられた。

腹囲の基準値に一喜一憂するのではなく

生活習慣病の危険性を幅広く考えて

やせている人も含めて十分な対策をとることが重要だ。











「根拠なし」とはいうものの

「肥満はダメ」は

変らぬ主張。



さて

どっちが正しいやら。



「栄養が極端に足りない人は早死にしそう」とか
「血液がドロドロだと血管が詰まりそう」とか

個別の例では

「何が病気のトリガーなのか」

判断できるような気がする。



ところが

「肥満は何が何でも悪い」とか
「栄養はたくさん摂取すればするほど身体にいい」とか

極端な話をすると

「とたんに分からなく」なる。



結局

「医者が分かりやすいから」とか
「素人にも話がしやすいから」

というような理由で

黒白・善悪みたいな二元論で論じようとするから

分からなくなるんじゃなかろうか?



ちょっとフト目に見えても

「健康」とか

スマートに見えるけど

「ヤバイ」とか

きちんと「その人」ごとに診断しようよ。



そんな簡単なものじゃないでしょ

「人の体」って。



ただ

「科学者」だの
「役人」てのは

そういうのを











「決めつける」のが仕事みたいなものだからなあ。
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