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たれでなく

2006-12-25 22:34:36 | Weblog
真相はいかに?




焼き肉のたれじゃなく冬眠で生き延びた(日刊スポーツ)

兵庫県の六甲山で約3週間遭難し

「焼き肉のたれで生き延びた」

と伝えられた西宮市職員(35)が

19日退院し会見。

遭難2日後の10月9日に意識を失い

31日に発見されるまで

「20日以上食べ物だけでなく、水すら飲んでいなかった」

ことが分かった。

<医師>
「体温が約22度という極度の低体温症だった。動物の冬眠に近かったのではないか。驚異的な生命力だ」

保護時は

「ほとんどの臓器が機能停止」状態だったが

現在は後遺症を残さずに回復。



10月7日に遭難。

意識を失う前

試しに焼き肉のたれをなめたが

「とても食べられたものじゃないと思った」

と笑った。

医師も

「焼き肉のたれが命をつないだ」

という家族の当初の説明を否定。
[2006年12月19日]




「焼肉のたれ」ねえ。

今回は「家族の説明」っていうファクターがあるから

一方的に「報道を責める」つもりはサラサラないけど

「第一報の影響力」はすごいと思う。

偶然、この記事を見つけたけど、

「テレビとか」メジャーで影響力の強いメディアは

続報をもう「追いかけてない」。

だから、ほとんどのヒトが

「焼肉のたれ」で

「助かった」と思ってると思う。





ところで「低体温症」っていうキーワードだけど、

製薬会社のHPで見つけました。





低体温症 (萬有製薬HP抜粋)

低体温症は

「生命が危険なレベルまで体温が下がる」状態です。

低体温症は

「体から失われる熱量」が

「代謝で生成される熱量」と

「外部からの熱(日光や暖炉などの熱)」

の総和

を上回ったときに起こります。

 ○冷たい地面に座ったり横たわっている
 ○水に漬かる
 ○風にあたる

といった条件が加わると

熱の損失は激しくなります。

非常に低温の水に急に漬かると

「5~15分」間で

「生命にかかわる低体温症」になります。

しかしときに

「氷水の中に1時間もいた乳児などが命をとりとめた」

例があります。

これはショックによって

「すべての身体機能が停止」し

結果的に「体の重要な機能が保たれた」ためです。

やや冷たい程度の水でも

長時間入っていると低体温症が起こりえます。

 ○脳卒中で倒れたり
 ○中毒や外傷などにより意識不明になった

人が

寒い場所に横たわったままでいると

「低体温症のリスクが高く」なります。

「寒い場所から移動できず」

「体を動かして熱を生成することもできない」からです。

このようなケースでは

気温が「13~16℃程度」でも

低体温症になるおそれがあります。

乳幼児や高齢者では

とりわけリスクが高くなります。

なぜなら、

 ○若い成人ほど寒さへの適応力がなく
 ○防寒対策を他者に依存している

からです。

特に高齢者が

「寒い部屋で何時間もじっと座っている」と

低体温症になることがよくあります。

また乳児も

「体から熱を急速に失い」

低体温症になりやすい傾向があります。


症状
低体温症の症状はきわめて徐々に進行するので

本人も周囲の人もなかなか気がつきません。

 ○体が激しくふるえ
 ○歯がカチカチ鳴る

などの症状がまず現れます。

体温がさらに下がると
 
 ○ふるえは止まり
 ○動きが緩慢でぎこちなくなり
 ○あらゆる反応に時間がかかり
 ○思考がぼんやりして正常な判断ができなくなります。
 ○倒れたり
 ○徘徊したり
 ○休もうとして横になります。

「体温が下がり続け、ふるえが止まる」

のは良くない徴候で

 ○反応がさらに鈍くなり
 ○昏睡状態に陥ります。

「心拍数や呼吸数」は

低下して弱くなります。

ついには心臓が停止します。


「体温が低くなるほど」

死亡のリスクは増大します。

体温が「31℃を下回る」と

死に至るおそれがありますが

死亡例の大半は

「体温が28℃を下回った」場合です。


診断と治療
低体温症の診断には

「直腸の体温」を測ります。

「普通の体温計」では

体温があまり下がると

「正確に測定できない」ため

重度の低体温症の場合には

「特別な温度計」が必要です。


低体温症の初期であれば

 ○乾いた温かい衣類に着替えさせ
 ○熱い飲みものを飲ませる

ことで回復します。


意識不明の場合は

「体温がそれ以上失われることを防ぐ」ため

「乾いた温かい毛布にくるみ」ます。

ただちに

救急車で病院に運ぶ手配をし

できれば救急車を待つ間も

「暖かい場所に移動」させます。

 ○心拍が非常に弱まり
 ○脈が触れず
 ○鼓動が聞こえない

こともあります。

低体温症の人を

「急激に動かす」と

「不整脈が起こって死に至る」

ことがあるので

そっと「注意深く運び」ます。

同じ理由で

「呼吸が止まってさえいなければ」

ごく浅い呼吸の場合も

「病院に着くまで心肺蘇生(CPR)は行いません」。

訓練を受けていない一般の人には

「ごく弱い呼吸や心拍を判定することが難しい」ため

病院以外では

「低体温症の人にCPRを行うべきではない」

という意見があるためです。

病院では

 ○温かい酸素を吸入させたり
 ○温めた輸液を静脈から点滴したり
 ○腹腔や胸腔に挿入したカテーテル経由で注入して温めます。

さらに

 ○血液透析装置(血液を体外に取り出し、加温装置のついたフィルターを通過させて体内に戻す)や
 ○人工心肺装置(血液を体外に取り出して温め、酸素を加えて血液を体内に戻す)

を使って温めることもあります。

低体温症で病院に運ばれ

「搬送時には生命反応がみられなかった」人でも

「その後回復」した例があります。

このため患者の体が

「十分に温まり」

それでも「生命反応がみられないと判定されるまで」は

「蘇生のための医療行為を続けます」。





山で遭難した時、

「寝るなあ!寝たら死ぬぞお!!!」

っていうシーンを見ることは多い。

時々、ギャグで使うこともあるくらい、一般的だけど

上の説明はまさに「ソノモノ」だ。

普通なら

「寝たから死んだ」ってなるはずが

逆に、そのおかけで「助かった」。

それを一般的な言い方では「冬眠」という。

上の説明にもあったけど、

まれに「そういう命拾いする」ヒトがいるみたいだ。





人間は冬眠できるようになるのか!? 日本テレビ「特命リサーチ200X」(抜粋)
(2001年2月11日)

<三菱化学生命科学研究所の近藤博士>
「近い将来人間も冬眠に似たようなことができる可能性がある」



冬眠とは

クマなどの動物が冬季に活動を停止し

長い眠りにつく現象。

冬眠する動物にとって

冬は「気温が低下」し

「食料調達が困難になる」など

環境条件が悪化するため

「体温や代謝量を低下させる」ことで

「体力の消耗を極力抑え」

春まで「生命を維持する」

必要があるためという。

冬眠するシマリスは

肝臓から分泌される「HP」

つまり「冬眠特異的タンパク質」

が脳内に運ばれることで

「冬眠状態に変化」する。

その後

「HP」が血液中に戻ると

「冬眠状態から目覚める」。

冬眠に入ったシマリスは

 ○体温 平常37℃→約5℃
 ○呼吸回数 1分間に200回 →3分間に1回

となるなど

体内の「あらゆる代謝が低下」する。


2000年1月

博士は

 ○冬眠を引き起こすホルモン「チロキシン」と
 ○冬眠から目覚めさせるホルモン「テストステロン」

という2つのホルモンがあることを突き止めた。

人間の体内にも

 ○「チロキシン」と
 ○「テストステロン」

という「HP」を調整するホルモンが見つかっているため

実は

「我々の祖先も冬眠していた可能性」

があるというのだ。

実際に人間が冬眠した場合

 ○1分間の心拍数 通常の70回→1~2回
 ○1分間の呼吸回数 1~2回になる
 ○代謝量 100分の1に低下

「栄養摂取や排泄に機器を使用」すれば

「何年も冬眠状態で過ごす」

ことができる。


冬眠するメリットとして、
①「不治の病を克服」…難病にかかったり病原菌に感染しても、冬眠により細胞活動が止まるので病気が進行しない。また、大量の放射線を浴びたとしても、細胞分裂が少ないため突然変異が起きにくい。
②「長期宇宙旅行」…気の遠くなるような年月を要する宇宙旅行も、人工冬眠によって寿命を何倍にも延ばせば、遥か彼方まで行くことができ、現在宇宙開発事業団=NASDAで検討されているという。今後、シマリスの脳でHPが働く場所を特定する研究を推進。さらに冬眠しない動物に対して HPを使用し、最終的には人間への応用を試みる予定である。





さてさて、冬眠してみますか?バラ色のミライが?!





クマさん何だか眠く…Zzz 冬眠誘導、初の公開へ 上野動物園(抜粋)
12月19日 産経新聞

上野動物園で

飼育中のツキノワグマ、クー(メス、推定1歳10カ月)が18日

「冬眠状態」となった。

動物固有の生態を見せる

「行動展示」

への取り組みが

全国の動物園に広がっているが

飼育下のクマを

「冬眠に誘導するのは困難」

とされていた。

赤外線カメラで観察できる。

「クマの冬眠公開」は

世界初という。

上野動物園は

9月末から

クーに

「カキやドングリなどをふんだんに与え」

「脂肪を蓄積」させて

「冬眠への備え」を開始。

11月下旬

樹洞をイメージした「冬眠ブース」とつながる室内に移し

12月上旬からは

「室温を徐々に5度まで下げ」

「エサの量を減らす」一方

室内の「明るさも調節」。

さらに、13日からは

「水しか与えない」

ようにして冬眠に誘導した。

この結果、17日に

 ○呼吸数が1分間に3回(通常は10回ほど)
 ○18日にかけて冬眠ブースに敷き詰めた落ち葉の上で丸くなったまま約17時間眠り続けた

専門家らは

「冬眠状態に入った」と判断。

ときどき起きあがることがあるが

動きも鈍くなっており

このまま眠りに入るとみられるという。


冬眠中は

 ○呼吸数だけでなく
 ○心拍数のデータも収集

クマは繊細なだけに「音や光の遮断にも注意を払い」

体調管理に万全を期す。

上野動物園は

「冬眠展示へのチャレンジ」を決め、

今年4月に

冬眠ブースを備えたクマ舎「クマたちの丘」を

「約5億円かけて建設」。


<小宮園長>
「野生に近いクマの本来の姿を見せるのは長年の夢だった。冬眠中のデータは他に例がないので貴重な資料にもなるはずだ」


<岐阜大学 坪田・教授(野生動物医学)>
「ツキノワグマは4、5歳で性成熟に達し、冬眠中に出産するため、冬眠中の心拍数の変化などはとても興味深い。人間の不眠症など医学にも応用できるのではないか」





冬眠のデータもそろい、ニンゲンの内部にも

「その素質」

があるとしたら、

「冬眠」の可能性はあると思う。

でも

「何に使われるか」

と考えると、

「宇宙旅行」

などではなく、

「ヒト減らし」かな、と。



例えば「日本中の半分のニンゲン」が半年眠る



生産力も半分だけど「必要な食料」なんかも

「半分」になる。

ネンキン問題もうまくすると解決。




くじ引きや能力で決められるのが怖い
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