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宇宙ステーション(ISS)が都心の空で視認できた!

2012-10-29 20:59:15 | 天文・地文
宇宙航空研究開発機構のホームページによると、宇宙空間の国際宇宙ステーション(ISS)は、サッカー場くらいの大きさで、条件が揃えば、日の出前と日没後の2時間ほどの間に地上から肉眼で見ることができると記述されている。地球を周回している人工衛星の部類では、極めて大きい訳で、ラクラク見えると思っていたが、チャンスが無かった。
iPhone に SightSpaceStation AR という、これら衛星の観測を支援するアプリがあり、以前から時折ワッチしていた。
日に何度か日本上空を通過するようだが、日中だったり深夜だったり、適当な時刻でもなくて機会を逸していた。
それが何と、iPhone へプッシュで、お知らせが来て、今日の18時29分に都心上空を通過する事が分かった。
日中は、雲ひとつ無い紺碧の空だったが、夕方から雲が出始めた。日没は17時50分、十五夜に近い月も16時21分に出て二時間ほどしていて、心なしか上空は明るかった。それに加え、都心の空は光害?で、かなり明るい。
果たして見えるのか?予定の時刻、予定の方向をジッと注視するが、それらしき光点の移動は確認できない。
予定の時刻から一分くらい経った頃だったか?北西の空から中天へ向けて真っ直ぐ、光点が高速で移動するのを視認した。正しく、国際宇宙ステーション(ISS)だった。
最初は、ヘリコプターのテールランプと誤認したが、宵の明星ほどの輝きで上空へ移動した。北西から中天を通過して南東へのコースで、SightSpaceStation AR のデータ通りで感激? 実際には、中天で輝きは失せて視界から消えた。都心上空の通過、それも日没から間もない時刻、しかも、雲量も少ないなど、好条件だったのが幸いした。
音も無く上空を通過する訳で、それと知らなければ、誰も気が付かないだけに、何だか徳をした気分になった。ただ、三脚などの用意もなくて、写真に収められなかったのが、今にして思えば残念だった。