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フロッピーディスクって、何に? ソニーがFDの販売を・・・

2010-04-24 13:55:15 | マッキントッシュ
ソニーが3.5インチ型のフロッピーディスクの国内販売を来年3月末で終了するそうです。最近、パソコンと付き合い始めた人には、"フロッピーディスクって、何に?" と首を傾げられるかも知れません。
マックの場合は、1998年に衝撃的なデビューを果たした、あの "iMac" からフロッピーディスクドライブが搭載されなくなり、代わりにUSBが付加されました。
ウインドウズPCの場合は、マックに比べてやや時間差はありましたが、徐々にUSBにリプレースされて行きました。
しかし、ごく一部には根強いニーズもあったようで、細々ながら今日まで販売も続いていたのでしょう。
私が最初に使ったパソコンは、言わずと知れた NECの PC-8001でした。
1980年代初めの頃で、これにはフロッピーディスクドライブ(以後 FDD と略す)は、付いていませんでした。
この当時、FDDは外付けとして別に用意されていましたが、とても高価で、アマチュアには買えるはずがありませんでした。
その代わりに、メーカーも推奨していた?、カセットテープレコーダーへ録音するようにしてデータを記録しました。
それから数年後、NECからFDD搭載の PC-8801MK2が発売になりました。
これには、5インチ型のFDDが二台標準で付いていて、カセットテープに比べると信頼性も使い勝手も雲泥の差。これ以後は、5インチ型のFDDが、どのPCにも内蔵されました。
3.5インチ型が徐々に普及し始めたのは1980年代半ば以降でした。
1990年頃には、各社からの3.5インチ型のFDD搭載のノート型PCが次々と発売され、それに倣うように、デスクトップPCも5インチ型から3.5インチ型へ急速にリプレイスされました。
その時からでも二十年間、使い続けられてきた根強いニーズがあったようですが、遂に、フロッピーディスクに引導を渡す時期が迫ってきたようです。
今にして思えば、このフロッピーディスクの登場無くして、パソコンの普及も発展も無かったように思います。しかし、今は、無くなる事への惜別より、無くなる事は、次への進化の始まりだと期待せずにはいられません。

最後に、僭越ながら、画像にある私物のお宝(ガラクタ)を紹介させて頂きます。
左側が、8インチ型のフロッピーディスクで、一太郎 Ver3のシステム+辞書ディスク、その上に載っているのが、5インチ型のフロッピーディスクで、花子のシステム+辞書ディスク、その右隣が、3.5インチ型のフロッピーディスクで、ATOK8 for Macのシステム・ディスクです。
説明の要は無いと思いますが、いずれも、ジャストシステム製で、8インチ型と5インチ型は MS-DOS時代のモノ。3.5インチ型はマック用で漢字talk7の時代のモノで、今では使える PC/Macがありません。
右端のグリーンのジャケットに入ったのモノは、NEC純正の8インチ型のフロッピーディスク(未使用)です。1980年代初めの頃、NEC純正の5インチ型のフロッピーディスクは一箱10枚パッケージで確か16,000円でしたが、8インチ型は幾らだったか?記憶にありません。
強者どもが夢の跡の如く、今はただ、眺めて昔日を思い出す以外には、何のメリットも見いだせません。
 
 Photo by iPhone 3GS