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時速80kmで航行する、まさに「海のジェット機」

2008-05-30 20:59:15 | デジカメ散歩
週に一度くらいは竹芝桟橋のウッドデッキを散歩しますが、この時季になると流石に吹く海風も心地よく感じます。たまたまこの日は朝から晴れ上がり視界も良好で、レインボーブリッジの向こう、大井埠頭まで見通せました。羽田空港へ着陸するジェット機が次々と数分間隔でお台場の向こう側を降下していくのも見えます。
そのうち羽田沖の方から白波を立てて超高速水中翼船(通称:ジェットフォイル)が、あの独特のガスタービンの音を響かせながらこちらへ向かってきました。
レインボーブリッジの下を通過して日の出桟橋の前あたりでディーゼルエンジンに切り替えるらしく、甲高いエンジン音が急に低くなり船体が沈むのがわかります。
東海汽船所属の超高速船で、伊豆大島からの定期便のようです。巡航速度は45海里(時速83km)の超高速で、1時間40分ほどで竹芝桟橋に到着するそうです。
ジェットフォイルは、世界最大の航空機製造企業ボーイング社が開発した海のジェット機と言ったらいいでしょうか? "BOEING 929" と称され航空機用のガスタービンを推力に海上飛行?を可能にした船です。開発当初は軍事用だったそうですが、今は三菱重工がライセンスして旅客用としているようです。
船体が浮いた状態で航行するため、波の影響もほとんど受けず、船酔いの心配もいらないほど揺れも無く快適な船旅が楽しめると言われ、東海汽船では、カラフルなカラーリングのセブンアイランド "愛" 、"夢" 、"虹" の三隻が就航しています。一度は乗船してみたいと思いながら今日まで実現していませんが、近々プランを練ってみる積もりでいます。