上野公園内、お花見メインストリートで・・・ただ今、満開!
4月30日(月)
友人に会うために、上京した。
特に、「桜」に照準を合わせた訳ではなかったのだが、上野に着いてから、はたっと思った。
そうか、公園では、桜が満開だろうなぁ・・・とすると、人、人、人で、いっぱいかも知れない・・・と。
上野駅に着いたのが午前9時を少し回った頃で、まだ、人であふれたとは言えない状態だったが、まぁ、朝から、かなりの人ではある。
でも、彼らに近づくと、聞こえてくるのは、殆ど、外国語だった。
ツアーで来た観光客が、昼間や夜の混雑を避けて、朝一に見に来たのだろう・・・
花見会場のように、日本独特の雰囲気のところが、国際的になるのは結構な事と思っている。
とは言いながらも、今回の目的は「お花見」ではなく、東京国立博物館で開催されている「コルカタ・インド博物館 インドの仏」と「みちのくの仏像」、それに、「特別公開庭園」を観る事であり、友人と博物館前で待ち合わせをしたのだった。
9時30分に開門になり、まず、「インドの仏展」に向かう・・・以前、インドの旅をした時には、殆どが「ヒンドゥー教寺院」ばかりで、「仏教寺院」は、エローラ・アジャンタぐらいしか印象にない・・・東インドや北インドには行かなかったから、仏教遺跡は少なかったのだろうと思う。
それを埋めると言う意図ではないけれど、なんとなく、頭の隅に補充して置きたい気持があったのかも知れない。
「みちのくの仏像展」では、以外、大きな仏たちに巡り合い、近世になる前の東北の力を感じさせるものだった。
何時でも、私(達)の考え方は、「ステレオタイプ型」で自分本位なものだと、ちょいと、「目から鱗」であった。
何にもまして、有意義だったのが、博物館内の喫茶(カフェ)で、満開の桜を目にしながら、友人と語り合えた事だろう。
死に向かう母を見守る事(友人も高齢のお母様がいる)、その後の自分自身の立て直しの事、これから目指そうとするものの事、等々、心を解放し、話し合えた。
これで、また一つ、ハードルを越えた気持ちになった。
夕刻、私たちも「お花見」をしようかと、桜並木通りを歩いたが、まぁ、スゴ~イ人の群れで、早々に、脇道に逃れた。
今年の桜は、もう十分、堪能した気分である。
夕食は、心も胃袋も新規開拓のつもりで、定番の場所を避けて、「上野さくらテラス(多種の飲食店が集まっている)」を探検して来た。
料理(味)については、諸手をあげて称賛は出来ないものの、店員さんの、なかなかの心使いを感じた店だと思う・・・「おもてなし評価」は合格という事に・・・
も一度、来て見ようかなと思っている。
博物館別館(法隆寺宝物館)は、私のお気に入りの場所だ。割合、静かで、のんびりと珈琲を味わえる・・・この日は、ランチタイムに3杯飲む(追加は無料)。