「フジバカマ」に群れ舞う「アサギマダラ」
ご近所さんの畑に「フジバカマ」の大きな株が植えてあり、毎年、見事な花を付けている。
去年だったか、「変わった蝶が飛んでくるから、写真を撮りに来ない?」と、誘われていたが、蝶より花の方に興味があるので、「その内に・・・ね」で、延び延びのまゝでいた。
今年、花が盛んになったのを眺めに行くと、蝶々が、団体で飛び舞っている。
そこに、「蝶博士」だか「蝶先生」なのか、写真を撮っていた博識の方が、いろいろと、ご教授くださるのを聞くと、この蝶は「アサギ(浅葱)マダラ」といって、遠く、台湾辺りから飛来するのだそうだ。
よくよく観察して見れば、羽根が、ボロボロなものもある。
で、「アサギマダラ」は、「フジバカマ」を好み、「口コミ」で、仲間を引き連れて来るそうな・・・ホント、不思議!
この、か弱い感じの小さな蝶が、風にもめげず、雨にもめげず、台風にも負けないで、ひたすら、「フジバカマ」を求めて飛来し続けてくるのかと思うと、いや~、「生きる」という本能は素晴らしい!と、見せつけられた思いがする。
「フジバカマ」の持ち主は、この感動に魅せられたか、せっせと、花を大きく育てているという。
来年は、どのくらいの数で飛来するのか、今から楽しみだが、また、会えるのかなぁという不安もある。
現代では、自然の営みが、自然にやってくるというのは奇蹟に近いと思えるから・・・。
そうそう、「蝶博士」から、「浅葱」というのは、新撰組の羽織の「薄い青緑」の色の事だと教わりました・・・ご参考までに。
「アサギマダラ」以外にも、数種の蝶が舞っていました。それらの名称は分かりませんが、一匹は「ヨトウガ」だと言われまして・・・蝶ではありませんね。