IZUNOHANA’s blog

     後期高齢驀進中者の戯言

桜便りが届きますねぇ Part1

2009-03-29 09:25:44 | この頃思う事


[ 掛川城の桜 2月の風の強い日でした ]


三島市に住む友人から、「三島大社の桜」の写真を撮って欲しいと言って来た。
その日は曇り空、その上、確実に雨になる気配なので、別の日にしようといったところ、新聞に今が満開だと載っているからという。何で新聞なのさ・・・だって、友人は、三島大社の目の前に住んでいるのに・・・。
又、「佐野美術館のタダ券」の有効期限が今月一杯で切れるから使おうよ・・・とも言う。別に使わなくたって良いじゃないの・・・先日だって、「楽寿園のタダ券」に釣られて、私は590円の交通費を使い、三島まで出で行ったばかりじぁないの・・・。
雨の中外出したくないのが本心だが、しかし、ブツクサ文句を言いながらも、どうせ退屈で時間を持て余しているのだからと、案の定、降ってきた雨の中を電車に乗った。
ホームには、観光客らしき人が4人、ガイドブックを広げてなにやら検討中で、聞くともなく、否、耳をそばだてて聞いていると、「佐野美術館」とか「三島大社」「楽寿園」等の言葉が行きかっている。なぁにぃ、この雨の中、そんなところへ行くのですか・・・と、半ば呆れて聞いていたが、ふと、旅先で私が悩んでいたならば、誰か町の人が声を掛けてくれたら、きっと、嬉しいな・・・と思ったのだ。
まさか、「そんなところ楽しくないですよ」とは言いませんよ。楽しいか、楽しくないかはその人が思うことで、私は、その人達が雨の中を巡るのに一番最適と思われるルートを提示し、でも、天気が良ければもっと素敵な所もありますよ・・・と、一応、念を入れてご案内した。彼らの雨の中の旅が、少しでも良い思い出を残して欲しかったから・・・。
それはそれとして、私と友人は、雨のバシャバシャ降る中を「三島大社の桜」を見に行った・・・が、満開とは言い難い状態で(満開近く咲いている木も有ったけれど、新聞に載せるほどかなぁ)・・・これって、バカという以外考えられないでしょ、地元の人間なのだから。

[雨に煙る三島大社の桜]

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

我が家の庭の花(手入れを始める)

2009-03-22 17:33:52 | 晴耕雨寝


冬の間、枯れ木にカラスが訪れるだけだった我が家の庭にも、草花の芽が膨らみ始めて、緑色が増してきたら、なにやら野鳥もチラホラと姿を見せるようになった。
今年は新たな苗を購入しないで、昨年のままの状態を維持しようと思っていたのに、早速に思惑はずれで、まず「ゼラニウム」がうまく冬を越せなかった。密集していた「芝桜」を分散したものの、株は大きくならずに、いまのところボチボチとピンクの花を見せているだけ・・・がっかりの気分だ。
先日の晴れた一日、久しぶりに花壇の手入れを始めたものの、空き部屋の多い鉢が寂しくて、「ゼラニウム」のピンクと赤の苗、「カスミソウ」と「サルビア(ブルー)」の種を購入した。本当は白の「ゼラニウム(昨年白を購入したもののすぐに枯れてしまったので・・)」が欲しかったが、花屋さんには在庫が無く、「とりあえず」断念する。なぜに「とりあえず」かというと、この花屋さん、先月閉店したスーパーと同じ敷地内で営業している。スーパー閉店の煽りで、客足もずいぶん無くなっただろうから、応援してあげなくては・・・なんて、私は、またまた、役に立たないおせっかいな思い入れをしてしまうのだ。で、店のご主人が近々仕入れますというから、私は、きっとここに来るだろうなと言う訳でして・・・。
2月中旬頃だったかな・・・地元に住まいする同級生が、我が家の庭見学に立ち寄ってくれたのだが、何にも無い庭に(かなり想像力を膨らませてくれていたので)落胆していた。5月か6月頃になったら、また、寄って見てください・・・木も花も、また草も(これが曲者で)、彼らなりに一所懸命な姿を見せてくれると思いますから・・・お待ちしてます。

0t@7k
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

不法滞在者の国外退去処分を聞いて・・・

2009-03-13 19:03:14 | この頃思う事


先日来、不法滞在していたフィリピン人家族の法務省(かな?)による処遇動静が、ニュースになっている。確かに不法滞在は違反だ。詳しい状況も私には分かっていない。だが、十数年日本に住んでいたこの人たちの生活根拠は、既に日本に確立しているはずだ。その根底を覆してまで日本を出て行けというのは、どうしても心情的に許せないと思っていた。今日のニュースでは、子供を一人日本に残して帰国する決心をしたと伝えている。悲しい事だと思う。
法務省の処分の仕方には、きっと素人には分からない難しいことがあるのだろうから、私のように単純に考えるだけでは済まないことは理解している。でも今、日本では、介護の必要のある人が増えつづけ、日本国内だけでは介護員の人手を集められなくて、海外に人材を求めているではないか・・・必要な人はOKで、必要でないと追放なのか・・・と、何か非常に傲慢というか、勝手というか、情けない思いがしてならないのだ。
で、ふと、思い出したことがある。まだ会社勤務をしていた頃の事、私が今でも、唯一最大の汚点だったと認識しているミスをした(上司には、まだまだあるよと言われるかも知れませんが・・・)。法人税の申告猶予の手続きをしていたのを混同して、消費税確定申告書の提出を、全く、忘れてしまっていたのだ。一応言い訳を言わせてもらえば、税金は間違いなく納期に納めていた。税務署から催促を受け慌てて提出したのだが、その後に「無申告」の罰金を請求されたのだ・・それもかなりの額だったからショックであった。私としてもミスはミスとして、一応、謝りながらも、意図的なことではないので、何とか今回だけは罰金を取り下げてくれないかと交渉した。
今まで、どの書類に関してだって、一度も申告も納税も怠ったことはなかったし・・・今回は、何故だか分からないけれどポッと抜けてしまっていたのだ・・・納税もきちんとしてあるのだから・・・と、必死で訴えたのだが、職員の返答は、「今まできちんとしてたのに、今回だけ忘れるなんてオカシイ」というのだから、もう、交渉の余地はなかった。私は屈辱の罰金を支払う事となった。
その時の税務署職員の態度と、今度の不法滞在に関する考え方とが交差して、ダブる。
人は間違うもの、忘れるものという考え方はできませんか。法律というのは、国民が(人間がといっても良いかも)安全に暮らすためにあるのでしょう・・・罰することが目的ではないでしょ・・・初めに罰することありきは、間違ってませんか。
何度も言いますが、深いところは分かりません。単純に願うのは、人間を相手に仕事をしてくださいという事だけです。 few
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

我が家の「ど根性すみれ」は・・・

2009-03-12 17:33:03 | この頃思う事


5,6年前だったろうか、都会のアスファルトの切れ目から健気に芽を出した「大根」を「ど根性大根」等と呼び、マスコミが盛んに報道した時期だったと思うが・・・東京赤羽に友人が住んで居て、友人がいつも散歩をするというコースを一緒に歩いた事があった。
ちょうど今頃と同じ春先の季節だった。住宅街の、車があまり通らない小道や路地を、あれこれ友人とおしゃべりをしながら・・・よそ様の庭先に訪れている春を楽しみながら・・・の散歩で、ある家の門の脇に咲く「ど根性すみれ」を見つけたのだ。アスファルトの舗装道路と民家の石塀との隙間に2株だけ。でも、家の人は勿論、行き交う人も大事に見守って来たのが十分に感じられる程、その花は、可憐でいて、また豪華に咲き誇っていた。「ど根性」と言うより、「場所を得たり」と言った方が良いように・・・・(参照:写真下)。
さて、今春、我が家の「ど根性すみれ」だが、コンクリートを荒打ちした物置小屋の軒端下に、飛んできた種が着地して芽を出したらしいが、その花は、「雨や風、落ち葉とゴミに打ち勝って来ました」という風情がありありとした姿なのである。私は、まさに「ど根性」という言葉がぴったりの「すみれ」だよと、この花を褒めてあげたのだが、これって本当に褒めているのかなぁ・・・本当ところ、赤羽のすみれには、明らかに負けているんだもの・・・ちょっと悲しい。

[東京赤羽のど根性すみれ]

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨の日の鬱とイライラは・・・

2009-03-06 12:50:38 | この頃思う事


一雨ごとに春がやってくる・・・と言いますが、一日おきに雨になり、鬱とイライラが一緒くたっていう感じで、相変わらず、私はコタツから抜けられない毎日です。
しかし、鬱とイライラの一番の原因は、実は、雨ではないのですね。
我が家から、自転車(私は車の免許をもたないので、自転車が大事な足で、常に自転車暴走族をしています)で3分以内、徒歩でも10分位にあったスーパーマーケットが閉店してしまったのですよ。
この金融危機で・・・なんていう理由ではないと思います。何しろ開店(2年前でした)以来、何時行ってもガラガラで、「今日で閉店です」と言われても不思議ではない状態だったのですから、当然と言えば当然の結果なのですが、私としては、何としても存続して欲しくて通いましたよ、毎日毎日・・・雨にも負けず、風にも負けず、冬の寒さにも、夏の暑さにも負けないで・・・ですよ。
規模が小さくて、品数も少ない店だったので、欲しいものが何でも揃っているという訳にはいかなかったのですが、日常的に使用する物は、十分、ここで間に合っていたのです・・・野菜、調味料、果物、肉、魚、米に菓子、それに、食事の支度をしたくないときには、出来合いのお寿司や惣菜・・・等、私にはとても便利でした。特別の物が欲しいときには、ちょっと離れた(自転車で10分程、徒歩では30分位でしょうか)ちょっと規模の大きいスーパーへ、遊びがてら、ブラブラと調達に出かけていたのですね・・・偶の事だから、それも楽しみでしたよ。
そんな大事なスーパーが閉店したということは、私は遠くのスーパーへ、通わなくてはならないということなんです・・・雨にも負けず、風にも負けず・・・にです。行けない事はないですよ、文字通りの足があるんですから・・・。でも、不便なのですよ、特に、雨が降ったりした時には、誰だって、出歩くのって嫌になるでしょう。その上、私は、まとめ買いが嫌いで、必要なものを必要な時に買うという生活を30年余も続けていた習慣が抜けられません。で、結果として、鬱とイライラの日々を送っているということなのです。
麻生様、お願いがあります。あなたの起っての願いである「定額給付金」は頂きますから、是非、ここの環境を「ケイタイ圏外」でなく、「ひかり通信」も対応出来て、「地デジ」も繋がり、老人にも快適で便利に暮らせるようにしてください。私は「定額給付金」は貯金しないで食料調達に使いますから・・・えーっ、そんな事は私の自己責任ですべき事だとおっしゃるのですか。 k.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シルクロード行きつ戻りつ点々旅(おまけの旅)

2009-03-03 09:08:24 | 旅の足跡2


「シルクロード・ステップ路」の旅を終了してから丸一年、ボーッとした日々を過ごしていた。

知人達からは、「今年はどこへ行くの?」と聞かれるが、正直言って、どこも思いつかなかったし、と゜こへも行きたいと思わなかったのだ。
しかし、ある時、「シルクロード・南海路」も見なくては「ステップ路」を語れない・・・まぁ、そんな大げさな思いでは無いけれど・・・ちょっと見て見ようかという気になって・・・という訳で、2005年(平成17年)ベトナム、2006年(平成18年)南インド、2007年(平成19年)西インドの海岸線の街を訪ねたのだった。

 


[ベトナム ハロン湾で]

[ベトナム 古都フエで]

[インド チェンナイで]

[インド コモリン岬で]

ベンガル湾、インド洋、アラビア海が、ここから一望できる

[インド ゴアで]

[インド ムンバイで]


という程度で、「シルクロード・南海路」の見学は卒業し(何しろ、元々、大それた考えを持っていないので、終了するのも簡単で・・・)、ここまできたら、やはり、「平城京」でしょうと、奈良へ向かったのは平成20年の秋でした。

五木寛之著「百寺巡礼・奈良」を読んで、「正倉院」にある宝物だけではない、当時の社会の中に、シルクロード(ステップ・南海共に)に深く関わった文化があったことを知ることが出来た。

静かな奈良の街を一人で歩いていると、シルクロードに第一歩をしるした日から、この奈良に至るまでのこの長い旅を懐かしく思う一方で、いつしか私自身の生き方までも振りかえっていた。
私の「シルクロードの旅」も、「人生という旅」も、波乱に満ちた訳でもなく、たいした間違いも無く、収獲もなく、しかし、私には共に楽しい旅だったと言いたいが・・・良いですよね。


[奈良 薬師寺東塔]

[奈良 唐招提寺の築地]

[奈良 東大寺正倉院への道]

qv@

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする