IZUNOHANA’s blog

     後期高齢驀進中者の戯言

今日はちょっと感傷的!

2010-03-30 10:38:32 | この頃思う事







智子さん・・・あなたのことが思い起こされてなりません。
あなたが彼岸に行かれて、既に、20年経ったでしょうか。
私が故郷に戻ってからも、あなたに逢いに行こうと、何時も、思っています。でも、とても悲しくて行けないのです・・・あなたが亡くなったあの日よりも・・・。
私が、山歩きの真似事を始めたのは、あなたが居たからかも知れませんね・・・よく、歩きましたよねぇ・・・。
先日、友達等と山道を歩きました。ある景色に接したとき、突然、あなたが、私の目に飛び込んできたんです。
そう、こんな道を、おしゃべりをするでもなく、一人でもなく、目の端にあなたを感じながら、ちょっと距離をとり、黙って歩いた姿を・・・ね。
今、あなたと歩きたいな・・・・と、しきりに思います・・・沈黙のままで・・・でも、心は語りかけている・・・。

智子さん・・・あなたが私に言い残した「私の分まで生きて・・・」との願いは叶っていますか・・・。
私はあなたに報告する事が何もありません・・・だから、行けないのです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「頑張らない勇気」って・・・

2010-03-24 10:41:56 | この頃思う事



我が庭の「ど根性すみれ」は今年も元気に可憐な花を咲かせてくれました。


今朝のTVで、ジャズシンガーの綾戸智恵さんが倒れた事を知った。彼女の生き方に共感していたし、ある種、尊敬もしている。
張り切り屋さんの彼女だから、無理はしないと思いながらも頑張り過ぎていたのだろう。報道によれば回復されたようで良かった。
で、私の知人のことを思い浮べたのだ。

昨年の事、会社の同僚であり飲み仲間だった知人が病気で倒れたことを他から知らされた。幸いに命に別状は無かったものの、現在、休職中という。元気だという話は聞いているが、様子を知りたかったし、実際に会って安心もしたかったので、彼の奥さん(彼女も同僚)に連絡を入れ、待つこと3ヶ月。今月になって、彼は勿論、彼女の都合も付かないから・・・と断りのメールが入った。
都合が悪いと断られた事は何とも思わないし、私が見舞いに行ったからって、現状が変わる訳でもない。ただ、彼女(奥さん)に迷いを感じる・・・会う事への躊躇が・・・。彼女の頑張りが心配だった。私の在職中、彼女の頑張る姿は、十分、見聞きしていた。病気治療中で休職中という、この現状で、頑張るなというのは、きっと、無理な事だと思う。でも、だからこそ、心は解放して欲しいと願う。それが為のお手伝いは、私にも出来ると思っているが・・・彼女にうまく伝わらないのが切ない。

「頑張らない勇気」とは、私が勝手に主治医としている梅原純子さんが、さんざんTVで言われた言葉であるから、多分、多くの人達が耳にしたと思うが、私は、これをモットーとしている。
押しつぶされそうな時、「頑張らない勇気・・・頑張らない勇気・・・」と心で呟くと、胸の塞ぎにちょっと穴が開くような気がする。
綾戸さんはブログで「頑張らないように頑張る」と言っているとか・・・私も知人(彼も彼女も)から、「ねえ、こっちに出てこない?」と言ってくるのを待っている。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

役に立ちたい・・・?

2010-03-22 09:35:16 | この頃思う事


「ぼけ」の花が咲きました。理由は判りませんが、今年の花色は、赤が一段と鮮やかな感じがします。私の気持ち次第なのかも・・・。


私と同じように、母親と同居している友人と話をした時、「どうして何時までも、自分は役に立っていたいと思うのか」という話題になった。
友人のお母さんも私の母も、自分で買い物に行くと、人参やら芋やら野菜が安かったからと言って、やたらに買って来る。私も友人も、台所を預かっている者としては、予定外の品が目の前にあるとそれを消化することがプレッシャーになってしまい、果ては食事の支度をすること自体辛くなってくるのだ・・・この気持ちを理解してもらうのはなかなか難しいが(基本的に料理が嫌いで)・・・。私の母は、決して自分の好物である菓子類を、私が買った物はパクパクと一気に食べてしまうのに、自分で買おうとしない・・・この種のことが多々ある。何故なの?
ある人曰く、「自分が、もう、役に立たない人間だと思いたくないし、役に立ちたいからだ。女にとって食事の支度は大事な仕事だから・・・」だと。
で、友人と「どうしていつまでも役に立ちたい訳?」となった次第だ。
私の考えでは、今までずうーっと、家族の中心で役に立ってきたではないか、今、役に立ってないからって存在を否定しているのではないし、助けたいと思う親心、判っているからという人生の先輩としての思い、十分理解しているつもりだ。残念ながら、人間の進歩はあまりにも愚かで、理屈では納得できないらしく、経験して初めて気ずく。子供の(後輩の)自立を促す上にも、「任せる」という事は、去っていく者の大事な役割のはず・・・それをせずして「生きて役に立つ」仕事は完了ではないと思っている。
役に立つ仕事の性質は、年代により変わっていくものと思う。60歳のオバサンに90歳のオバサンが指図するのも、もう止めても良いのでは・・・小さな事だけれど。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

緊張感を楽しむ・・・

2010-03-15 08:32:23 | この頃思う事


昨秋、同級生の遊び仲間から「オキザリス」という球根を貰い、すぐ植えた。どんな花なのか知らなかったので、半日村の我が家では、育たなかったり、通常と違う時期に開花したりするし、半ば諦め、半ば期待でいると、今年3月に入ってから、突然(私が注目してなかっただけだが・・・)花が咲いた。で、「オキザリス」って「かたばみ」じゃないの・・・と初めて判った。とりあえず、ありがとう。


自治体で運営している「生涯学習」を、月2回受講している。
勉強というより、集中している時間が心地良いから・・・というのが目的で、緊張感も無ければ達成感も無い。しかし、私には大事なリフレッシュできる時間だから、もう3年続けている。
先日、その成果の展示兼閉講式での事、式次第中に、受講生から講師へ「花束贈呈」があった。主催者(自治体)が用意した「花束」を、壇上にて各講師に渡すだけ、それも一斉に・・・どうって事もない流れの一つだ。
だれもその役を担ってくれないので、私が引き受けた。花束をもって出番を待っていると、別クラスの人から、花束係が小さな子供なので面倒を見て欲しいと頼まれた・・・幼稚園年長さんか、あるいは1年坊主か・・・。
彼を見ると、明らかに緊張と不安のど真ん中で、右を向いたり、左を見たり、座ったり立ったり・・・「ドキドキしてる?」と聞くと「うん」と言う。「頑張ろうね」と言うと「うん」と頷く。壇上に上がる時、「先生を目指してね」と彼を私の前に並ばせて軽く背を押した。彼は真っ直ぐに先生に向かって歩いて行った。そして壇を下りたとき、私は彼と「ハイタッチ」、で、「お疲れ様」と言うと緊張の解れた顔で「うん」と言った。
彼はこの経験を何時まで覚えているのだろうか・・・私も、ひさびさに、緊張感を楽しんだ。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私の「主治医」と「友人」

2010-03-05 09:23:13 | この頃思う事





雨が続いたせいか川津桜も殆んど散ってしまい、一本だけ、満開の木が残っていました。
私が来るまで待っていてくれたかのように・・・


毎日新聞日曜版に心療内科医梅原純子さんのコラム「1日1粒心のサプリ」欄がある。

私の六十数年の人生において、病院と名の付く場所には、湿疹の治療に行ったのに点滴を受けたらもっとひどくなっておよそ2ヶ月通院(毎日ではない)、歯科に数日(多分10日前後)、眼科に3日、急性胃痙攣で1日、食中毒で1日、足に釘が刺さって1日(小学校の運動会の時で、教師の過剰反応の為と今でも思う)、あまりにも激痛に盲腸かと飛び込んで1日、それと会社での定時健康検診で数回・・・ざっと思い浮かべてもこの程度である。
これが多いのか少ないのか、普通なのかは判らないが、よそ様から見ると「丈夫だ」ということになるらしい。で、しばしば、「あなたには判らない、丈夫な人には辛さが判らない」と言われ続けた。
確かに一般的に思われる「病気」の経験はないから、私も「お蔭様で、丈夫でありがたい」と答えるが、内心「辛いこともあるよ!」と思うこともある。つまり、常に元気を装うようになる。多少の辛さ(心身ともに)は黙って耐える。耐えられない時は逃げる、避ける。そして、それが身に付いたし、自然になった・・・しかし、辛さは何時もあった。

以前、新聞は見出しを見て興味を持ったところしか読まなかったけれど、退職をしてからは、他に用事も無いからだが、ゆっくり目を通すようになり、梅原さんのコラムに出会った。およそ「心療内科」など、私の人生に触れるなんて考えもしなかったのに、コラムの記事が私の気持ちを代弁してくれているように思えて、「溜飲が下がる」思いがする。で、勝手に、私の「主治医」と思い、日曜を楽しみに待っている。

私のぼやきブログに、真摯にコメントを下さる方々は、気まぐれで私の幸せなどお構いなかった神様(何の信仰の持たないが・・・)がくれた唯一のご褒美で、願っても得られない「友人」と、正に自分勝手に思っている。
本当にありがとうございます・・・何時も、何時も、助けられています。


">

もう、葉桜ですが、それも春の風情ですね

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする