「おおてまり」の花が、白く輝いています・・・夏が来た!という感じがする花ですね
29日の午後でした。
母屋の玄関を窺がいながら、キョロキョロを辺りを探している様子の、ちょっと見慣れない女性がいるのです。
ま、母屋のお客であっても、大体、様子は判るから、「何かご用でしょうか?」と声を掛けたのですね。
振り向いた女性が、私を見るなり、「ああ~、お久しぶりです」と、言うのです。
私も、すぐ彼女が私を訪ねてきた人だと気が付きました。
昔々、派遣社員として1年くらい勤務した会社で出会った彼女とは、年賀状のやり取りはしていたのです。
彼女が、誰であって、どこに住んでいて、我家の近くに伯母様がいらっしゃることも知っているし、その伯母様だって、よく見知った方だし・・・と、すべて分かっているのに、彼女の名字も名前も、出て来ないのですよ(私の名誉のために言い訳すれば、彼女の旧姓は判るのですよ)。
それでも、話は通じますから、「いやぁ~懐かしいねぇ、お元気でした?」から始まって、多分、30年間くらいご無沙汰していた旧交を温めました。
お茶でも出せば良かったのですが、これから伯母様宅に行く所だというので、またの機会を約束して別れたのです。
で、最後に、思い切って聞きました・・・「貴方、今の名字は何だっけ?」。
それで、ようやく、すべて納得した訳です。
彼女には、早速、再会お礼の手紙を書きました。
あえて断言しますが、明らかに「老化現象の一事実」ですね。
この現象が困った事だとは思いません。
ただ、こういう事は、以前にも経験はあるものの、これからは、もっとあるという事を再確認し、受け入れる覚悟(これまた大げさ風ですが)をした訳です。
怪しげな質問をしているなとお気づきになった時、どうか、不審がらずに教えてください・・・自助努力に欠けていますがお許しを。