IZUNOHANA’s blog

     後期高齢驀進中者の戯言

新宿の雑踏の中で・・・

2009-09-28 10:47:37 | この頃思う事




久しぶりに新宿に出た。
駅南口で友人と待ち合わせてたが、1時間程早く着いてしまった。この場所は「待ち合わせ」の定番で、私以外にも多くの人達が誰かを待っている。多くのひとは、「ケータイ」を覗き込んでいる。キョロキョロ見回す人など、そうはいない・・・「ケータイ」が知らせてくれるのを待っているわけで・・・。

私も、「ケータイ」のお知らせを待ちながら、入れ替わり、立ち替わり、通り過ぎる人々を眺めていた。人々の移動の早さに目が回りそうになり、時折、目を閉じる。駅のアナウンスの声、おしゃべりの声、雑踏の響き、空気の圧力、すべてが私の存在とは無関係に絶え間なく続く・・・東京に暮らして居た時には、当たり前の日常だったのに、今の私にはひどく疎外感を感じていた。ここで1時間は絶えられないとさえ思う。時計を確認して、近くのショッピングモールへ避難した。

3年の歳月は、私の都会の垢を、すっかり洗い落としたようだ・・・でも、少し、悲しい。


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彼岸花は好きですか・・・

2009-09-22 10:29:45 | 空蝉の庭




[ ダンギク ]



[ リコリス ]

[写真提供:O・Rさん]


友人の「空蝉の庭」にも秋が巡って来たようだ。

「白い彼岸花」が「リコリス」と言うのを初めて知った。
まず、「彼岸花」は野生の花で、ほおって置いても自然に咲くものだと思い込んでいたし、栽培種があるなんて考えたことも無かった。何年か前、奥多摩に住む友達を訪ねた時、畑の隅に咲く「白い彼岸花」を見つけた・・・あぁ、奥多摩の彼岸花は白いのがあるんだ・・・と、自然の不思議さに感心し、やはり、伊豆とは気候が違うからなのかな・・・で、納得していた。
友人からの写真を見て、早速、ネットで調べてみると、あるある、白ばかりではなく、黄色やピンクまで・・・。
日本では、「彼岸花」には多少毒があり、また、「彼岸」から連想されるのか、縁起が悪いよう気がして、昔からあまり親しまれてはいないようだが、外国では盛んに栽培されており、庭にも植えられているいるとか・・・それが「リコリス」で、ヒガンバナ科ではあるが、明るさと華やかさを感じさせている。
でも、私は野に咲く「赤い彼岸花」が好きである・・・何か、物語が有りそうで・・・・。

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スーパー雑草ですって?

2009-09-18 18:02:30 | 晴耕雨寝


「山里にも秋が忍び寄る・・・」


8月末に、これで畑の草取りは今年最後だと思い丹念にやったのに、今朝、畑を見ると、このままにしておけない状態になっている。仕方が無い・・・もう一回、草取りにトライだ。

草取りしながら考えた。草取りは農作業の内でも大部分を占める作業と思う。除草剤(農薬)が農家の負担を非常に軽くしたと聞く。農薬があれば向かうに敵なしだろうと思っていたら、最近は「スーパー雑草」という農薬が効かない雑草が大発生しているのだそうだ。つまり、雑草も農薬に対抗すべく新種を生み出しているらしい。そうだよね、誰だって、生き残りたいものよ・・・必死だよ。
農薬が効かないから、手作業で取るしかなく、日本の農家は年配者が多く草取りは大負担になっているとか・・・「東京ドーム」の数十倍とかいう、所謂、大規模農家では新たな農薬の開発を余儀なくされていると言う。そう、分るけれど・・・でも、この生き残りの連鎖って、冷静に考えると非常に恐ろしいと思うよねぇ。行き着く先は何が待っているのだろうか・・・。

「東京ドーム」のホームベース程の我が家の畑では、手と鎌が最先端技術で、まさに「地球に優しい農業」の実践だと自画自賛しながら、手が痛いよ、腰が痛いよ・・・と、ブツブツ文句と共に草取り作業をした・・・もう、本当に、最後だからね。



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みんな一緒ですねぇ

2009-09-15 19:07:23 | この頃思う事



彼岸花の赤が爽やかに感じるのも、秋だから・・・


夏の疲れを癒すべく、箱根に静養に行ってた友人(私と同年齢です)が、腰を痛めてブロック注射までしたと言う。
前から、どこやらの骨がずれているらしいのだが、まだ若いものには負けられないと、バカな無理をしたんでしょう。静養して腰痛なんて・・・と嗤ってやった。
しばらくして、別の友人(一回り上です)が、棚に荷物を載せようとして、椅子から落ちたという。
しこたま尾てい骨を打ったが、骨折もひびも無かったとか・・・。本当に気をつけてね(ここからは心の中で・・・もう良い年なんだからね)と忠告した。
で、椅子から落ちた友人とお見舞い兼「お茶」でもしようと、マイカー(自転車です)で出かけた私は、ガタガタの歩道(1メートル位の幅しかない歩道で、自転車で走っていると本当にガタガタと音を立てる道なのです)にハンドルを取られて、あやうく車道に倒れそうになり、必死に建て直しを図ったものの、両足打ち身、右ひざ擦り傷という有様で・・・人を嗤ってはいけませんねぇ、みんな同じ境遇なんですから

種を蒔いて育てた「サルビア」、紫色が心に染み入るよう・・・

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晩夏の風景

2009-09-09 09:19:46 | 空蝉の庭



[アンデスの乙女]            写真提供:O・Rさん


「空蝉の庭」にも静かに秋が訪れてきたようだ。
庭の花たちは夏の最後を惜しむかのように咲き誇っている。

「アンデスの乙女」って、ロマンチックな響きがありますねぇ・・・もう、随分昔の事、何故か中南米に憧れていた時期があって、メキシコに留学したいと思い、スペイン語を学んだり、チリ・グアテマラを旅したくて会社を辞めたり、でも、全部挫折して、南米は遠くへ行ってしまった。もうチャンスは無いだろうし、未練もそれ程無い。しかし、まだ憧れた思いだけは残っているらしく、南米とかアンデスとか聞くと微妙に反応する。
この黄色がアンデスらしい・・・と、勝手に思い入れているが、さて本当のアンデスは何色だろうか。


[風に揺れるアブチロンの花]



[忍び寄る秋を思う薄紫色のカクノトラノオ]

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小さい秋見つけた・・・

2009-09-08 07:41:21 | この頃思う事



純然たる観光で、「皇居東御苑」に行った。
お庭は松が主体に配置されており、石垣にはぴったりの整然とした風情は、空気もピーンと張り詰めたようで・・・背筋を伸ばして散策・・・ちょっと苦しいかな。
そんな中に、ひっそりと、秋を知らせてくれている「萩」を見つけた。思わず口にしたのは、やはり、これ・・・ちいさい秋、ちいさい秋、ちいさい秋見~つけた・・・なぜか、ほっとしましたね。

2、3日後、毎日新聞で見つけた小さい秋は、この句

「風立つや 風にうなずく萩その他」 楠本憲吉






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秋の物思いについて・・・

2009-09-03 18:35:06 | この頃思う事



こんな私でも、秋というのは、物思いに浸る気分になるもののようだ。
9月の声をきくと・・・こんな生活のままではいけない、なにか生きている確証が欲しい・・・なんて、突然のように考えたりする。
実際のところは、永年、何にもしてこないのだから、今年考えたからってどうって事ないことは、自分が一番承知している。でも、一応思うだけでも、まだ救いがあるだろうと、自分だけで納得している、否、納得しようとしているが正しいかも・・・。

先日、友達と横浜へ行った・・・目的は、「海底からよみがえる古代都市アレクサンドリアの至宝 海のエジプト展」だったが・・・あるバスツアーに、この「エジプト展」に「横浜湾クルーズと中華バイキングの昼食付きと・・・」というのがあり、迷わず決定、新幹線に乗って、勇躍(?)参加した。

クルーズ中は殆んど食事中だったが(食欲の秋が優先し)、時折、海(と言っても横浜湾)を眺めると、海にも秋の気配が漂い、心が落ち着く・・・ギラギラした夏の海は、どちらかというとキライで・・・。
ゆっくりと心静かに考えましたね、過ぎし人生について、自分の位置について、今後の方向について・・・最終的には、明日の食事には何をおかずにしようか・・・に行きつく訳で、私の秋の物思いは、いつも、こんなもの、春夏秋冬変わりなし。これは悲しい?、それとも幸せ?・・・あなたはどう思います?

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