IZUNOHANA’s blog

     後期高齢驀進中者の戯言

潔く生きる・・・という事

2015-03-22 09:42:32 | この頃思う事

  

ちらっとしか咲いていなかった「ユキヤナギ」が、何時の間にか満開になり、穏やかな春風にも、はらはらと花びらを落としている・・・

 


朝から、ちょっと重いかもしれないな・・・というお話をします。
今朝のニュースを見ながら思った事です。

落語家の米朝さんが89歳で亡くなられたのですね。
TVでしか知り得ませんが、とても品のある方で、様々なお話をお聞きしたいなと思っていたお一人でした。
毎度のように聞き流しているので、正確な発言ではありませんが、彼の門下の方々が、口々に、「最後を迎える潔さ、日々枯れて行く綺麗さ」などを語っていたのですね。
その時、友人のお母様が亡くなられた後、身の回り品を片づけようとしたら、きちんと片づけられてあったという事が思い浮かびました。
お母様は86歳だったと思います。

次のニュースではパーキンソン病で歩行困難になられた方が、自宅で開いている陶芸教室を続けたいという目標をもって、専門家が自宅で動線を分析して、リハビリや家具などの配置を実施して、半年後には、その目標を叶えたというのです。
以前の彼は、奥様と山歩き等する行動派だったようです。
あれもこれも諦めきれない事があるでしょうが、陶芸教室一つを目標にしたのですね。

私は、人生、成るがまゝ、無理はしたくないがモットー(そんな大げさな意思は持っていないですが)ですから、外から見れば、「何と無気力な人・・・」と思われていると承知しています。
先日、一人暮し(娘さんが海外に在住)の友達から、「この先は、どこかの施設に入って、安全に、楽しく、暮らそうと思っている。あなたはどうするの?」と忠告を受けました。
私は、「終活は75歳くらいで考えましょう・・・と、どこかで言っていたから、今は考えない」と答えました。
でも、75歳になっても、私自身は特別に考えないと思っているのですね・・・それに、75歳まで生きているかどうか、誰もだって、保証できる出来るものでもないし・・・

ただ、「潔く、綺麗な」最後には憧れています。
妹たちからは、「あなたは、お母さんより煩くなるタイプだからね。きっと大変だよ」と言われていますが、葬儀の席で、「何の手間も掛けない人だったね」と言わしたいがために、75歳を待たず、今から、身の周りは整理しているのです・・・意図的なのです。
でも、基本的には「成るがまゝ」です。

今朝のニュースを見て、こんな事を思い浮かべていたのです。




コメント (6)
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