庭を見回しても、花が咲いていない。その中で、ポツリと咲いた「木瓜」の赤色の花が心を温めてくれる。
暮れから正月にかけて、事故による静養と言えば外聞がイイが、実質は、だらだらとグータラな日々を過ごしている。
そのお蔭か、腰痛も大分よくなっており、立ち上がって作業をしている分には差し障りはない状況である。
ただ、困ったのは、セキやクシャミが出来ない事と、ハナミズを啜れない事だ。
何しろ、この歳になると(私だけかも)、ハナミズは日常茶飯事なのだから・・・。
クシャミは、一応、自分の両手で腰を固定し、衝撃を受けないように、準備万端、考慮はしているけれど、ハナミズを啜ると腰に響くとは考えが及ばず、腰にその影響がある事に驚きである。
だから、ハナミズが出るとティッシュで拭くのだが、その繰り返しに繊細な(?) 私の皮膚が悲鳴を上げてしまうのだ。
交通事故で、こんな影響が出るとは、誰も思わないだろうな・・・一つの発見であった。
ともかく、そんな状態であっても、時間がどんどん過ぎて、もう、「七草粥」である。
お正月さえ、まともに行わない私だから、「七草粥」だって、正式にはしないけれど、正月気分から脱却するには、結構、「七草粥」がイイ機会になるような気がする。
で、見ての通り、お見舞いに来てくれた(多分、暇つぶしも兼ねて)友人が持ってきた「お浸しのような形態で、何だか不明の野菜数種を漬物にしたもの」に、冷凍していた残りご飯と合わせて、「七草粥風」に炊き込んだという私特製「ずぼらなナナクサガユモドキ」に仕上げた。
まぁ、まぁのお味でしたね、でも、ご飯も漬物も片づいた事が、何より一番であるな。
さぁ~、明日からは前を向いて、脳細胞をコントロールしながら軌道修正を図るとしよう。
まだ、完全移行出来ていない「青色申告・確定申告」の準備に入らねばならないからね。
そうだ、事故のお見舞いを下さった方々へのご挨拶も控えている・・・何にしても、ダラケている訳にはいかない。
すっかり眠ってしまっている我が気力に叱咤激励をし奮い立たせようとしても、「まぁ、まぁ、そう難しく構えないで・・・ボチボチね」と、もう一人の私が囁いて来るのだ。
追伸:最後になって、ふと、思ったのは、「七草粥」って、若しかして「1月6日」だったかしら?・・・ってね。
そんな私の日常です。
次々と咲くだろう「蕾」の群れは、この寒空の中にもある自然の力強さを感じて、嬉しくなる。