【6月30日 17時】
九州北部を中心に大雨で、
24時間雨量は熊本県南小国で300㍉に達し、
大分県内でも観測史上最も多い雨量となったところがあります。
3日間で大分や熊本で450㍉前後の雨量となっていて、
すでに土砂災害が発生している地域もあります。
今後も大雨が続き、九州北部で最大200㍉、
中国地方でも180㍉の大雨が予想されていて、
土砂災害の危険地域はさらに広がりそうです。
なお、土砂災害には大きくわけて、
①がけ崩れ
②地すべり
③土石流 があります、
崖崩れは規模が小さいが、崩れるときは一気に崩れます。
地すべりは広い範囲で地盤が比較的ゆっくりすべる現象です。
また、土石流は土砂が川をせき止めたあと、
土砂と川の水が一緒になって、川に沿って一気に流出します。
観測史上最多の雨量を記録したような大分県や熊本県は、
土砂災害が非常に起こりやすくなりますので厳重に警戒してください。
なお、過去の土砂災害の映像や解説アニメCGをご覧になりたい方は、
砂防広報センターのホームページをご覧下さい。
http://www.sabopc.or.jp/2008vtr/vtrnews-gensyou.html
(図の72時間降水量は気象庁HPより)