(撮影:岩谷)
体長70~80センチ、重さ3kgのサケ。
まるで水族館の水槽の中を泳ぐサケに見えますが、
実は川を遡上しているサケです。
どこの川かというと・・・、
利根川の中流、利根大堰。
左側が埼玉県行田市、右側の川の向こうが群馬県です。
水資源機構の利根導水総合管理事務所では、
魚道を作り、魚が行き来できるようにしています。
利根川はサケが遡上するの川の南限といわれていますが、
(多摩川でも少し遡上するようです)
実際にどのくらい遡上しているのでしょうか?
(資料:利根導水総合管理事務所)
利根導水総合管理所の調査によると、
昨年(2007年)の調査ではなんと5,000尾近くにのぼります。
私がこの場所を訪れたのは2度目なのですが、
5~7年前に訪れたときにはシーズンで数百匹でしたから、
ここ2~3年で急激に増えています。
利根川流域でサケの稚魚を放流している市民団体や学校もあって、
ここ数年、急に増えたのではないかと担当者はおっしゃっていました。
これまでに最大のサケは、
体長95センチ、重さ8.4kg(平成15年12月4日)。
こりゃすごい!
今年の遡上はやや遅れていますが、
水温が15度を下回った10月末ころから、
10尾を超える遡上が続くようになりました。
利根川のサケ遡上シーズンはこれから、11月~12月です。
利根大堰では、大堰自然の観察室が設けてあって、
どなたでも見学することが可能です。
http://www.water.go.jp/kanto/tone/index.html
また、遠方の方はライブカメラによる魚道の中の様子をどうぞ。
運がよければ、泳いでいるサケが見れますよ。
ライブカメラはこちら(昼間のみ)
http://www.water.go.jp/kanto/tone/live/livecam.html
11月16日(日)には、現地でサケ遡上・採卵観察会が開催され予定です。
http://www.water.go.jp/kanto/tone/14ivent/ivent_main.html
また紹介されているサイトを覗いてみます♪
いろんな知識が増えてためになります・・