東京電力管内で、きょう(17日)夕方に、予測不能な大規模停電の恐れが出てきました。
東京でも最高気温と8.9℃と真冬の寒さとなったことで、関東で暖房で使う電気使用量が増えているからです。
東京電力の今日(17)日の供給量は3350万kW、
それに対して、午前中のピーク時の需要が3292万kWと逼迫しています。
これは計画停電を実施しても、ピークを迎える午後6時から8時に
市民が使う電力量が、東京電力が作る電力量を超える恐れがあるからです。
発電所の電気はためておけません。すなわち、使う量が作る量を超えた瞬間に、電気が止まってしまいます。
そこで、政府および東京電力は、節電を呼びかけ、
電力使用量を減らすため、鉄道の本数を減らす要請を行っていて、
それに伴い、現在、各鉄道会社では、運行本数を大幅に減らしています。
しかし、それでも、使用量が上回った場合、停電してしまいます。
東京電力では、中央給電司令所のほか、
立川には基幹系統給電所が、浜松町に東京系統給電所があり、
そのほか、関東各地に11の給電所があり、
使用量が供給を上回りそうな場合、停電する場所を調整するものと思われます。
なので、おそらく、全停電にならないように、
どこかの電気を止めるという作業になるのではないかと思います。
ただ、どこで停電するかはわかりません。
計画停電が予定されている地域以外でも、
今夜6時から9時頃にかけて、予想外の停電があるかもしれません。
停電には備えておいたほうがよさそうです。