ロバート・K・マッシーによる『ニコライ二世とアレクサンドラ皇后 ロシア最後の皇帝一家の悲劇』の映画化です。タイトルは、ロシア帝国最後の皇帝ニコライ2世とその皇后アレクサンドラのことです。
時代は20世紀初頭。1904年8月12日のアレクセイ皇太子の誕生から、1918年7月17日のロマノフ家の処刑までです。
1917年のロシア革命の直前まで、ロシアはロマノフ王朝が300年間支配していました。20世紀に入る前後、ロシアでは階級矛盾が極限にまで達していました。労働者、農民の生活は困窮を極め、暴動が頻発します。
くわえて日露戦争の影響で政情が不安です。
国会は混乱しています。レーニン(マイケル・ブライント)を指導者とするボリシェヴィキが次第に影響力をもちはじめます。
ニコライ2世(マイケル・ジェイズトン)と皇后アレクサンドラ(ジャネット・サズマン)の間に生まれた息子アレクセイは血友病を患っていました。怪僧ラスプーチンの不思議な力によって奇跡的に回復します。これをきっかけに、ラスプーチンは皇后の寵愛を受けるようになります。
そして、血の日曜日事件、二月革命、十一月革命を経て社会主義政権が成立。ロマノフ家の運命は?
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