女優オードリー・ヘプバーン(1929-93)の生涯と私生活を、アーカイブ映像、写真を編集し、かつ彼女をよく知っている人たち(長男 ショーン・ヘプバーン・ファーラー、孫の エマ・キャスリーン・ヘプバーン・ファーラー、共演者、監督など)とのインタビューを通して解き明かしたドキュメンタリー作品。
オードリーは映画史に燦然と輝く存在。出演した作品は名作ばかりです。「ローマの休日」(1953年)、「麗しのサブリナ」(1954年)、「ティファニーで朝食を」(1961年)、「マイ・フェア・レディ」(1964年)などなど。
彼女は女優になる前、バレリーナでした。その素質をいかした作品に「初恋」(1952年)があります。
本作品は彼女の波乱の人生をたどります。
1929年にブリュッセルで生まれたオードリーは、幼少期をベルギー、イングランドで過ごしました。両親はファシスト礼賛者という悲劇、父親は突然イギリスにとび、結果離婚。
彼女自身は大戦中、ドイツ軍が占領していたオランダのアーネムに疎開していました。
やがて映画界とファッション界(ジパンシー)のアイコンとなります。二度の結婚と離婚。
彼女が生涯をとおして出演した作品の数は、それほど多くありません。最盛期は40歳ぐらいまでです。
映画界で生涯を終えるよりも、家族の愛と恵まれない子どもたちの幸福を希求する活動を選択しました。
本作品でも後半は、映画界と関わることより、ユニセフの活動に専念した彼女に焦点があてられています。
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