シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

岡本喜八監督「結婚のすべて」(東宝、1958年、85分)☆☆☆★

2022-12-20 20:11:57 | 日本・1950年~


結婚観の相違からくる姉妹の確執と彼女たちの現実の行動と生活が引き起こす顛末が描かれています。

土井康子(雪村いずみ)は、姉の垣内三郎・啓子夫婦(上原謙、新珠三千代)の生活ぶりに我慢がなりません。啓子の夫・三郎は哲学を講義する大学助教授。刺激のない退屈な主婦家業に満足している啓子に腹をたてています。

康子はモデルでバイトしながら、演劇集団「素顔座」の研究生として活動しています。芸術ズイて恋愛結婚を志望。姉の夫三郎の教え子、浩(山田真二)にあい好意を抱きます。彼は真面目な学生で、夜はアルバイトでバーのバーテンをしています。

そんな最中、雑誌編集長の古賀(三橋達也)は、啓子の容姿にほれ、彼女の写真をとり、記事にしようと追っかけはじめます。
康子は浩といい関係になりますが、彼の下宿へ行くと別の女性と懇意になっている様子です。せっかく、すばらしい恋愛結婚をして、情熱的な結婚生活をする気になっていた矢先、啓子はショックを受けます。

古賀の誘いを断りつづけていた啓子は妹の影響も受け、若い人たちを見習う気になります。結婚相談所や、花嫁教室を見て回ったりします。その帰途、古賀と酒をのみ、ダンスをし、彼から誘惑されかけそうになりますが、驚いて逃げ帰ります。夫にはウソをつきますが、それがバレ・・・。
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