原題は「レニングラードを救え」。
第二次大戦下、ナチス・ドイツ軍とのレニングラード攻防戦における脱出作戦を描いた作品。
1941年9月16日、一カ月前に出会った士官学校出身のソ連軍砲兵隊に所属する兵士、コースチャ(アンドレイ・ミロノフ=ウダロフ)と交際していたナースチャ(マリア・メルニワ)。彼女は大戦が終われば一緒に、レニングラードを出て船旅に出る約束をしていました。
ナースチャの母親マーリヤは、娘が恋人と一緒にこの街を出ていくことに寂しさを感じながらも、彼女を自宅アパートから見送ります。その直後、ナースチャの父親サーシャが自宅アパートに戻ってきました。生物学者であるサーシャは、売国奴として逮捕され、先程釈放されたのですが、早々に前線へ行くよう軍に命じられます。前線に行く前に、ナースチャの顔を一目見ようと自宅アパートに戻ってきたのです。
その後、ドイツ軍は200万人以上の人口を擁するこの都市を包囲。ドイツ軍は一週間前から、最大の食糧庫を攻撃していました。包囲攻撃を続け、一カ月以内に市民を飢餓状態に追い込み、ネヴァ川を封鎖し、全艦隊を撃破する計画です。
これに対抗してソ連軍は夜間、湖を渡り、市民を避難させる作戦。老朽船で唯一の脱出経路であるラドガ湖から、脱出をねらいますが・・・。
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