1955年に出版された幸田文の同名の小説の映画化。わたしは高校生時代、幸田文さんの小説、エッセイを多く読みました。手紙を出したこともあります(返事がきました)。
この映画は華やかな花柳界と零落する芸者置屋の世界を描いた作品で、ほぼ原作どおり。出演は田中絹代、山田五十鈴、栗島すみ子、杉村春子、高峰秀子、岡田茉莉子他。
職業安定所の紹介で芸者置屋「つた家」で働くことになった梨花(田中絹代)。女将・つた奴(山田五十鈴)との面とおしを終え、住み込みで仕事に専念するがやがて、芸妓たちの哀しい人間模様、そして時代の中で日に日に傾いていく置屋の内情を知るようになる。さて、その内情とは・・・。
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