シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

ウッディ・アレン監督「ハンナとその妹」(アメリカ、1986年、103分)☆☆☆☆

2020-12-10 21:17:05 | アメリカ・1980年~
舞台はニューヨーク・マンハッタン。

ここに住む三人姉妹と彼女たちと関わる男性たちの結婚生活、恋愛模様が描かれています。アレン監督一流のテンポのよい人間喜劇。人生で起こりうるどろどろの人間関係を紡いでいく手腕はただものではありません。

ハンナは三姉妹の長女で、父(ロイド・ノーラン)と母(モーリン・オサリヴァン)は元俳優という俳優一家です。ハンナには、ホリー(ダイアン・ウィースト)とリー(バーバラ・ハーシー)の二人の妹がいます。ホリーも女優ですがオーディションで落ちてばかりで仕事がありありません。

この家族に、エリオット(ケイン)というハンナの再婚の夫、病気恐怖症のハンナの元夫ミッキー(ウディ・アレン)などが複雑に絡み、物語は展開していきます。

女性心理を巧みに取り込んだアレンのセンスのよい知的コメディです。
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