
レフ・トルストイによる同名小説の映画化です。「アンナ・カレーニナ」は何度も映画化されています。グレタ・ガルボには、この作品の8年前に撮ったものがあります。サイレント映画です。他に、ヴィヴィアン・リー主演の作品(1946年)が有名です。ソ連にも国の威信をかけた、力のこもった作品があります。アレクサンドル・ザルヒ監督版です(1967年)。
あらすじは、大変、よく知られているので簡単に。
兄夫妻が離婚の危機に陥っているのを心配し、ペテルブルクのプラットフォームに降り立ったアンナは、そこでブロンスキー伯爵に偶然、出会います。アンナは政府高官・カリーニンの妻で、セルゲイという溺愛の息子がおり、ある意味、理想の女性でした。
そのアンナが伯爵と恋におち、伯爵との生活と息子への愛との間で揺れますが、結局、アンナのために軍隊を離れたブロンスキーと一緒になります。ベネチア旅行など、当初は仲睦まじい生活でしたが、ブロンスキー自身が田舎の生活にあき、義勇軍の誘いが入るとアンナに冷たくあたります。
よく知られたその結末は・・・。