信州四賀から

斉藤一徳が信州四賀の情報をお届けします。

四賀地区 殿村遺跡見学会

2009年05月26日 | ちょっと堅い話

四賀地区の4小学校が統合して、

「四賀小学校」が、平成23年4月に開校する予定です。

 

建築工事が今年の6月にも始まる予定でしたが、

予定地での「発掘調査」が遅れています。

 

最初は去年の12月にも調査が終わる予定が、

3月に伸び、6月に伸びて、

結局11月までのびのびになってしまいました。

 

それというのも、最初は縄文時代の遺跡と思って調査していたのが、

戦国時代の石垣が出てきて、しかも、全国的にも珍しいものだとか。

市の教育委員会も、かなり苦慮しているようです。

 

現在の小学校は、耐震強度が不足しているので、

早く建築して、統合しなければならないし、

遺跡の重要度も、発掘が進むごとにあがってくるし。

新聞発表も、その場しのぎのコメントしか出していません。

というよりも、出せないのでしょう。

 

先週23日の遺跡発掘現場見学会でも、

新たに、「天目茶碗」「茶臼」が出土してきて、

この四賀の地に、千利休の100年前から茶の湯文化があったようです。

 

 

学芸員さんの言うのには、

「この地に石垣職人がいたとは考えられない」

「当時の職人のメッカから、わざわざ呼んでまで石垣を作ったのか?」

「なぜ、ここに、そんな職人を呼んだのか?」

 

石垣職人は、かなりの専門職の強い職人集団だったようです。

ですから、この地の、この時代の、石垣の重要性が高いのだとか。

 

どうなるにしても、しっかり見届けながら、意見を言いながら、

良い地域、良い学校を作ってゆかなければなりませんね。

 

 

 

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