四賀地区の4小学校が統合して、
「四賀小学校」が、平成23年4月に開校する予定です。
建築工事が今年の6月にも始まる予定でしたが、
予定地での「発掘調査」が遅れています。
最初は去年の12月にも調査が終わる予定が、
3月に伸び、6月に伸びて、
結局11月までのびのびになってしまいました。
それというのも、最初は縄文時代の遺跡と思って調査していたのが、
戦国時代の石垣が出てきて、しかも、全国的にも珍しいものだとか。
市の教育委員会も、かなり苦慮しているようです。
現在の小学校は、耐震強度が不足しているので、
早く建築して、統合しなければならないし、
遺跡の重要度も、発掘が進むごとにあがってくるし。
新聞発表も、その場しのぎのコメントしか出していません。
というよりも、出せないのでしょう。
先週23日の遺跡発掘現場見学会でも、
新たに、「天目茶碗」「茶臼」が出土してきて、
この四賀の地に、千利休の100年前から茶の湯文化があったようです。
学芸員さんの言うのには、
「この地に石垣職人がいたとは考えられない」
「当時の職人のメッカから、わざわざ呼んでまで石垣を作ったのか?」
「なぜ、ここに、そんな職人を呼んだのか?」
石垣職人は、かなりの専門職の強い職人集団だったようです。
ですから、この地の、この時代の、石垣の重要性が高いのだとか。
どうなるにしても、しっかり見届けながら、意見を言いながら、
良い地域、良い学校を作ってゆかなければなりませんね。