信州四賀から

斉藤一徳が信州四賀の情報をお届けします。

自由研究の思い出

2006年08月02日 | 徒然日記


 長男の夏休みの自由研究は、「蜜に集まる昆虫の調査」 だそうです。蜜ではなく、バナナをストッキングに包んで、前夜、木に縛り付けました。


 その、前夜の事。私が帰ってくるなり、「えさを木に縛りに行くから、一緒に来て!」。一杯飲む間もなく、道路際の松の木に奇妙な黒ストッキングを縛り付けに行きました。あたりは、もう暗くなっていたので、「怖い怖い」を連発する長男。


 そのとき突然、「ヒョー、ヒョー」と何かが近くの茂みで鳴き始め、ガサガサと草木が動く音までします。


 長男は、もう、怖くて仕方がありません。「鹿だよ、きっと」と言っても、聞く耳がありません。「早く帰ろうよ」と、私の手を取って、歩き始めました。


 長男、10歳。手をつないで歩くなんて、何年ぶりのことやら。妙に、気恥ずかしいやら、嬉しいやら。


 次に、長男と手をつないで歩く事はあるのでしょうか?親にとって、忘れられない、「自由研究の思い出」になりました。

 

 

 

コメント (2)
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