長男の夏休みの自由研究は、「蜜に集まる昆虫の調査」 だそうです。蜜ではなく、バナナをストッキングに包んで、前夜、木に縛り付けました。
その、前夜の事。私が帰ってくるなり、「えさを木に縛りに行くから、一緒に来て!」。一杯飲む間もなく、道路際の松の木に奇妙な黒ストッキングを縛り付けに行きました。あたりは、もう暗くなっていたので、「怖い怖い」を連発する長男。
そのとき突然、「ヒョー、ヒョー」と何かが近くの茂みで鳴き始め、ガサガサと草木が動く音までします。
長男は、もう、怖くて仕方がありません。「鹿だよ、きっと」と言っても、聞く耳がありません。「早く帰ろうよ」と、私の手を取って、歩き始めました。
長男、10歳。手をつないで歩くなんて、何年ぶりのことやら。妙に、気恥ずかしいやら、嬉しいやら。
次に、長男と手をつないで歩く事はあるのでしょうか?親にとって、忘れられない、「自由研究の思い出」になりました。
それにしても、これは男同士の秘密にしなくていいのですか?
ご無沙汰してしまって申し訳ありません。
7月はちょっとバタバタしてしまいました。
また信州の夏を楽しみに伺います!宜しくお願い致します。