努力は何のためにするのか、ってのは結構、努力嫌いな人には、大きいテーマだよな。努力ってのは、成績が上がるとか、給料が上がるとか、何か得られるため、自分が成長するためにするってのが通説なんだけど、こりゃちと虫が良い。
努力して成績が上がるなら、苦労はしないよな。成績の上がる人もいれば、上がらない人もいる。実はこれが現実だ。成績上げるために努力すると、しばらくして上がらないと、嫌になっちゃうよな。
努力ってのは、何かを成し遂げるためにすると考えちゃ行けないんだな。結果的に努力した人が成就しているので、努力すればとか努力によってとか言うんだけど、これは原因と結果だけしか見ていない、工学部的な発想だ。
努力ってのはそれ自体好きでするもんなんだ。金もらえるからとか、美味いもの食えるからとか、何とかだからとかでするもんじゃないんだな。努力が好きな人なんているのかねって思うかも知れないけど、実は努力好きな人って結構いるんだな。
本人は自覚していないことが多いんだけど、例えば勉強好きな人っているんだ。覚えんの好きな人ってのもいるんだ。
勉強できる人の殆どが、仕事できる人の殆どが、勉強なり仕事なりが好きなんだな。まあするのが好きなんだ。で彼らに聞いたり見たりしていると、もう良く分かんないけど好きなんだって感じなんだな。
作家が無心になって小説書いているだろう。あんな感じだ。まあ、そりゃ世間体とか周りの気持ちとか、そんなのがあるから、俺勉強死ぬほど好きでね、だから毎日するんだよ何て言うのは余りいないんだな。
しかも本人も自覚していなかったりするし、そもそも好きか嫌いかとかやるかやらないかなんて本人達にとってはどうでも良いことなんだな。できることってのはあんまり気にしないけど、そんな感じだ。
まあそんな感じで、好きでしている内に、成果も出ちゃうって訳なんだな。こりゃもうそう言うのが好きなように生まれついたとしか言いようがない。まさに神の恵みだ。
だからそう言う人達には、努力は何のためにするのかと聞くと、好きだからさってことになるんだな。これじゃー参考にはならないな。努力が好きじゃない人は、身も蓋もないのかと言うことになっちゃう。
まあ、神の恵みしだいなので、確かに身も蓋もないんだけどね。
さて一般人はどうするかというと、結果のために努力しないことなんだな。もし結果が悪かったとしても、又は結果が出なかったとしても、後悔しないものを努力することなんだ。学校の勉強とか仕事なんか義務だし、まあできる範囲ですれば良いんだな。更に良い結果をなんて苦しんで努力するなんて、ストレスたまるし、憂鬱になるし、疲れちゃう、下手すると病気になる。苦しんだって大抵結果ってのは大差ないってのが世の常だ。苦しむだけ損だよ。
過ぎたるは及ばざるがごとしだ。
どうしてもしなきゃ行けないけど、やりたくないことってのはどうすりゃ良いかと言うと、ほんの５分とか１０分とかすれば良いんだ。それで少し進度に、全く知らなかったのにこんなこともこんなことも、知ったとかできるようになったとか、そんな感じで誇大に自分の進捗を思えば良いんだ。
そうすると結構継続できるし、その結果成果も出ちゃったりして、一挙両得。
継続できることが素晴らしいことで、継続だけを目標にしてりゃ良いな。
ってな感じだ