スマイリーな毎日

笑う門には福来たる

「炎のメモリアル」

2005-05-23 | 映画
laddar49

2001年の9月11日、仕事から帰って食事をしようとテレビをつけると、アメリカの世界貿易センタービルに飛行機が追突した模様というニュースが流れてきた。そして、しばらくして、もう1機が再び激突したのを目の当たりにした。
数千人という多くの人たちが犠牲になったこの同時多発テロ。その中には、ビルの中に取り残された人たちを救おうと駆けつけた約200人もの消防士も含まれていました。
この映画は、人命救助のためにその命を落とした消防士たちに敬意を払って作られました。

映画の構成としては、穀物倉庫で大きな火災が発生し、そこに駆けつけ、取り残された消防士ジャックの回想シーンがメインで進行していきます。
消防士に入隊し先輩たちにからかわれたエピソード、最愛の妻リンダとの出会い、親友の殉死、人の命を助けることを目標にしながらも、自分の危険な仕事で家族を苦しめているという心の葛藤など、どのエピソードも、温かい気持ちにさせられるものばかりです。

この映画は、ロン・ハワード監督の傑作「バックドラフト」を思い出させるものではありますが、バックドラフトが迫力のある炎が、ある意味、主役級の働きを見せているのに対し、この映画ではあくまでもジャックという消防士の生き様が主題になっています。
そして、最後は少し泣かされました。監督は、「マイ・ドッグ・スキップ」でも多くの人たちの涙を誘ったジェイ・ラッセル。脚本は、「遠い空の向こうに」のルイス・コリック。

テロで亡くなられた消防士たち、そして今も人命救助のために自分たちの命も顧みず、危険な現場に突入していく消防士たち。そんな彼らに感謝の気持ちでいっぱいになりました。

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