スマイリーな毎日

笑う門には福来たる

「フォーガットン」

2005-06-09 | 映画
forgotten

飛行機事故で最愛の息子サムを亡くし、その思い出に浸り、立ち直れずにいた主婦テリー。ある時、思い出の写真やビデオからサムの姿が消えてしまっていることに気付く。精神科医や周囲の人間たちは、「最初から息子などいなかった」と言われる。「狂っているのは自分なのか?それとも、、、。」というサスペンスタッチで始まります。

「エターナル・サンシャイン」や「ペイチェック」といった映画を思い出させるような前半の展開。もしかしてこれは政府の陰謀なのか、誰かの仕業なのかと浮かびあがる疑問。
ここら辺までは、その謎をどう解明していくのかという期待感でたっぷりなんですが、話は予想外の展開になっていきます。

テレビの予告では「ラストを話すと記憶を失う。」とのことなので、あまり言えないが、とにかくびっくりする展開に唖然としてしまいました。
確かに、前半で時おり見せるカメラワークといい、途中のあるシーンといい、もしかしてという予感はあったものの、まさか本当にそういう展開になっていくとは、、。

このえらい展開が受け入れられるかどうかで、この映画の評価は決まってしまうでしょう。確かにストーリーを突き詰めて考えると、矛盾している部分もたくさんあるし、最後までわからないところもある。
が、僕としては、これは意外と好きな展開。ちょっとワクワクしてしまった。ただ、もうちょいストーリーにひねりが欲しかった感は否めない。あと、最後の母子の愛情を基にした感動の演出もちょっと弱い気が。
アイデアとしてはおもしろいので、脚本しだいでは、最後までもっとドキドキして感動させられる話になったんじゃないかと、そこんとこが少し残念。

途中、ストーリーとは関係なく、かなり驚かせるシーンが、2,3度あってビクッとして心臓止まりかけた。

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