うちでペットは飼っていないが(一時期メダカがいたことはある)、
ずっと繁殖し続けている生物がいる。
記録を見たら、2003年1月からだから、なんと21年にもなる。
それは、カスピ海ヨーグルトの乳酸菌だ。
当時派遣で行っていた会社の同僚にわけてもらった。
引っ越しの折も、細心の注意をはらって持ってきた。
たまたま見たフジッコのサイトには、種菌は植えついでいくと弱るので
定期的に種菌を購入しましょうと書いてあった。
しかし、うちの種菌は20年以上経ってもまったく弱っていない。
ずっと同じようにヨーグルトを作り続けている。
これはわたしの推理だが、フジッコの種菌はクレモリス菌だけを純粋培養したものだ。
一方、コーカサス地方で引き継がれてきたヨーグルトにはアセトバクター菌も含まれていた。
アセトバクター菌はヨーグルトの品質には影響しないが、
家庭で繰り返し作り続けた場合の安定化に寄与しているそう。
そうでなかったら、かの地で昔からずっと引き継がれてはこなかったはず。
知人からもらったうちの種菌にはこのアセトバクター菌も含まれていたんじゃないだろうか。
ずいぶん優秀な種菌で、雑菌が繁殖して変質してしまったという経験も一度もない。
余談だが、一度豆乳でヨーグルトを作ってみたことがある。
ちゃんと固まったが、ヨーグルトというより豆腐だった。
ジャムやメープルシロップをかけてもちっとも合わなくて、
しょうゆをかけて食べたら冷や奴みたいでおいしかった。
乳酸菌入り豆腐というのは、栄養的にはなかなか優れものに思えるが、
あれ以来もうチャレンジしていない。
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