LDKの掃きだし窓用にカタログハウスで買った遮像カーテンは、ぴったりの長さではなかったので、引越し前に直しておこうと思っていた。今日、カーテンレールがついていたので、金具から床までの正確な長さを測ってもらって、午後、早速直しにかかった。
カーテンは1メートル幅のものが4枚。まず最初の1枚を直したところで、これでほんとうに大丈夫だろうかと気になり始めた。いくら測ったとおりの長さにしたとは言っても、じっさいに掛けてみたら微妙にちがうかもしれない。引っ越した後で、4枚また縫い直すのはいやだ。
そこで、直した1枚だけを持って、新居に走った。時間は4時15分で、見学会の終了までいちおう15分という頃合。見学者が1組いたけれども、Mさんにお願いして、カーテンをつるしてもらった。Mさんは、アジャスターを調節して、金具がちょうどいい具合に見えるようになるまで、何度もカーテンを掛けかえてくださった。そして、今よりもう2センチ短くしたほうがいいことがわかった。今の長さだと、床ぴったりで、ドレープがきれいに出ないのだ。確かめてみてほんとによかった。夜、残りのカーテンの長さを直した。
「完成」見学会だというのに、何を打ち合わせたかというと、駐車スペースのコンクリートに埋め込むリーフレンガの配置。わたしは、こんなの簡単に決まるさっ!と思っていたのだが、S建の社長さん以下4名とわたしとで、ああだこうだとけっこう時間がかかったのだった。そのほか、ポストと表札の位置も決めた。
前回来たときから新たにできあがっていたのは、土地の周囲の白い柵。玄関脇のアルミ製目隠し。外部の照明とインターホン。ウッドデッキの枕木製階段。物置。カーテンレール、ブラインド、ロールカーテン、階段手すりなど。
電気も通ったので、照明がつくようになった。昼間見ても、とってもいい雰囲気。夜はもっといい感じになるだろう。
ただ、2階のストックルームの蛍光灯が棚と平行についているため、棚の下のほうが陰になることに気づいた。今からでも変えられるそうなので、棚と直角に直してもらうようお願いした。
ところで、社長さんから、引越しして荷物が片付いたら、雑誌掲載用の写真を撮らせてほしいと頼まれた。S建さんの宣伝のためとあれば、もちろん喜んで協力するつもり。でも、うちを作品例に選んでもらえるとは思っていなかった。うちはごくこじんまりした家だし、内装や設備だって標準的というよりむしろ低めのランクだ。
それで、「もっと大きな家があるんじゃないですか」と言ったら、社長さんは「この家が気に入ってるんだ」と言われた。それは、すごくうれしい一言だった。施主のわたしがじぶんの家を気に入るのは当然としても、建てた工務店さんにもいい家を建てたなあと思ってもらえるなんて、すばらしいことだと思う。