ズク無し生きもの館

飼育中の生きものたちの日常ブログです。
春・夏は両生爬虫類
秋・冬はハリスホークが中心になります。

見敵必逃

2007年12月15日 | ハリスホーク
いつもの狩り場で…と思いましたが、せっかくの休みで時間もあるので、
30分ほど余計に歩いて少し離れた場所へ行きました。

始めてさっそくキジを発見。
追いかけていった照羽を回収に向かおうとボサに分け入った途端、
斜め後ろから雄キジがスローモーションのような棒立ち!!
勢子棒を投げつけたら当たるんじゃないかと思うほどでした。
照羽がグローブにいれば獲れてた!か分かりませんが、
掴むところまではいけたんじゃないかと思います。
あ~残念

ここはかなりキジの多い場所で、ここぞというボサからはたいてい
飛び出してきました。
ですが、一度だけ尾羽の先をかする程度が精一杯。
一方、目的のコジュケイには一度も出会えませんでした。
キジと違って、かなりピンポイントでボサを叩かなければ出ないのかな?


途中、照羽を頭上の木に上げて一服していると、遠くから
一直線にこちらへ向かってくる鳥がいます。
最初はキジバト?と思いましたが、チョウゲンボウでした。
照羽から5mほどの距離で一回モビングして去っていきましたが、
小さくてもワイルドの猛禽は迫力があります。
照羽はボケッとしているだけでした…。
明日は今年最後の休日出勤。これさえ終われば解放される!
そしたらまたカモを狙いに行きます。

たまには据えている写真でも。


そしてたまにはキレイな写真でも。




次の敵のために 次の次の敵のために

2007年12月14日 | ハリスホーク
冬将軍の戦闘団がハラリはらりと降下してくる中を飛ばしてきました

飼い主のひいき目かもしれませんが、最近飛び方が力強くなってきた
”気”がします。
私を追い抜いていく際など、耳元を「ブォン!!」と音を立てて
前より強い羽ばたきが通り過ぎていきます。なかなか頼もしい


私の独断と偏見で、照羽で獲りたい(獲れたらいいなぁ)獲物ベスト5
を決めてみました。すなわち、
ゴイサギ・バン・コジュケイ・カモ・キジ です。

まがりなりにも3つを達成できたので、残る目標はバンとコジュケイ
両方とも何度か追ったことはあるのですが、地元で遭遇できるのは
コジュケイだけです。バンは1人では獲れる気がしません…。

ってことで、コジュケイを仮想敵として、最後に活ウズラを追わせました。
地面スレスレを飛んでいくウズラを、追い風に乗ってエアキャッチ。
実戦に役立つかは分かりませんが、本気で飛んだからよしとします。

明日は散歩がてらに、最寄りの狩り場へ行ってきます。

霧笛艦隊

2007年12月12日 | ハリスホーク


昨日は雨。
そして今朝の最低気温は2℃で、あったか~い
と思っていたら、やっぱり出ました霧が。



風向きでいくらか薄くなっている場所で渡りを始めますが、
しばらくするとジェスが濡れてきました。
そして照羽はさらに濡れていたようで、
な~んか羽ばたきが重そうになってきたなぁと思っていたら、
ついに限界に達したのか、枝に留まり損ねて墜落。

「もう飛ぶのイヤ」と、地面をトコトコ歩いて帰ってきました。
霧の中を飛ぶのって、意外としっかり濡れてしまうんですね。
この有り様ではもう無理と、残った餌を食べさせながら帰宅しました。

日の出が遅くなったのに加えて、我が家は山すそにあるので
出勤する頃になってようやく日が差してきます。
お天道様の下を歩きたいなぁ

アンチ省エネ

2007年12月11日 | 両生・爬虫類


ガソリンや灯油価格が高騰し続けていますが、
このままだと電気代も遠からず上がるんでしょうか…

当館随一の大飯(電気)喰らいのグールドモニターは、
毎朝震えながら据え回しに出発する飼い主をよそに、常夏満喫中です


毎年冬になると電気代節約のためケージに断熱材を貼り付けていますが、
今年は部屋の窓にも貼ろうかと思っています。
ウロコ飼育者には頭の痛い時期ですが、簡単で効果的な防寒対策模索中です。

偶然と幸運のあいだ

2007年12月09日 | ハリスホーク
元々、今日は出猟する予定はありませんでした。
ですが時間が出来たのと、今朝の体重と反応を見て、「行くか!」
結果的に…行って良かった~

毎度お馴染みの鴨狙いの狩り場へ行きました。
まずは前回のコガモ水路へ。


最初に出たカルガモはいつものナマ追いでしたが、
続いてボサに隠れてコガモが浮いているのを発見し、突撃!
去年まではボサの中の獲物へ羽が引っかかるのもかまわず
特攻していた照羽ですが、今年はボサ上スレスレで反転上昇し、
飛び出した獲物へUターンして急降下するようになりました。
未だコレで獲れた事はありませんが、成長しているようで嬉しいです。

前回はこの辺りで獲れてしまい、引き返しましたが、
今日はさらに進みます。そしたら出るわ出るわ…。

水路に覆い被さるようなボサの中から、
コガモ・マガモ・カルガモ、そしてキジバト。朝礼でもやってたのか?
照羽もこれだけ獲物が続出するとエンジン全開で、面白い場面も続出です。

果樹園の低木をくぐって逃げるキジバトをアクロバット飛行で追跡したり、
諦めて戻ってくる途中、私の追い出したカルガモへ尾羽を跳ね上げるような
急降下を見せたり。
あるいは、追っかけていった先でカラスと喧嘩中に、私の足元からコガモが
棒立ちして「あ”あ”~もったいない!」だったり

惜しかった場面としては、据えながら索敵中に足元からコガモが出ました。
照羽がいいタイミングで突っ込み、「いけるか!?」と思った瞬間、
斜め上に向かっていたコガモが突然、石コロを落とすように垂直落下↓↓
水中で照羽をやり過ごし、Uターンの最中に飛び出して逃げて行きました。
敵ながらあっぱれなシーンを見せてくれて拍手です

獲れなくても楽しみながら歩いていると、不意に今までとは桁違いの羽音が。
キジ!!でも雌です。なら連れ合いが…と探すと、伏せていました雄が。
照羽を対岸にあった柵に留まらせて、ロンギヌスで付近を一撃します。
「ドドドッ!!」と飛び出したキジに、照羽が真横から突っ込み激突
水路の真上で掴みかかり、もんどり打つようにして対岸のボサに落ちました。
おもわず「がんばれ!」と叫んで水路にダイブし、駆け寄ります。
ですが、落ちたボサからは何の物音もしません。いつものパターンか…
がっかりしながら近寄ると、ススキの中で照羽が固まっていました。
しょうがないなあとススキをかき分けると、朝日に光るエメラルドの塊が。
うわわわ 掴んでる!?
照羽は尻の先を辛うじて掴んでいるだけでしたが、偶然と幸運の産物により、
キジはススキの間に頭から墜落して動けなくなっています。
無我夢中で首を掴んで照羽に見せると即座に頭取り。羽を組んで…
キジ、GET~


掴んでは振りほどかれ…追っかけてはぶっち切られ…の果てに、
偶然要素満載ではありますが、とうとう獲れました。
写真を撮るのにも、興奮で腕がブルブル。膝はガクガク。

戦勝報告と写真撮影の間に、またも頭部消失。
時間も9時前ですが、も~満足です。
残った餌を全部食わせてやり、終~猟~。

帰宅して計量すると、あっさり目盛りが振り切れました。
1kg+αの戦果です。

ありがとう&お疲れ様、照羽。みんなで美味しくいただきます

私の猟欲はすっかり満たされてしまったので、
ボーナスが出るまで遠征はせず、体重増でゆったり過ごさせます。

体重 590g

違いのわかりすぎるカメ

2007年12月07日 | 両生・爬虫類
ジーベン人工飼料餌付け計画の第一段階として、クリルを与えてみました。
初日こそ、「何だコレ?」という感じでしたが、
さすがに餌付けの王道。すぐに馴染んでバクバク平らげるようになりました。

その結果、最初に買った小パックはすぐに食べ尽くしてしまい、
今日違うメーカーの物を買ってきました。ところが…
同じクリルなのに味や食感に差があるのか、全く食べません。
一口囓ったとたん、「ペッ!」と吐き出してしまいます。
残りわずかな最初のクリルと混ぜて与えてみましたが、
「コレ美味しい コレ不味い」と、見事に食べ分けていました。

そんなに違うの?


ちょっぴりのクリルで足りるはずもなく、
水しぶきを上げながら餌くれダンスを踊り狂っているので、
しかたなく今日はピンクマウスをやりました。

あ~、結局明日最初のメーカーの物を探して来なきゃ…。

ギリギリチェイス

2007年12月05日 | ハリスホーク
昨日は我が町でも山に近い所では雪が舞いました。
週末はいよいよスタッドレスタイヤに交換しなくては…

今朝もかなり寒くなり、据え回し中に餌がチルド状態に
照羽もグローブに着地するたびに、寒そうに丸くなります。

寒さを我慢して渡りをこなした後は、嬉しい活餌タイム。
今日のウズラはとても元気が良く、投げた途端にすっ飛んで
いきました。しかし照羽も猛追。
大きな弧を描いて飛ぶウズラを横目で見ながらショートカットで追いついて、
ボサに飛び込む寸前にエアキャッチしました。


頑張って追いかけたご褒美と、体重をもっと上げたいので、
しっかり食べさせて終了です。

猛犬求ム

2007年12月04日 | ハリスホーク
しばらく狩りの予定もないし、のんびり飛ばしています。

今朝は風が強く、追い風に乗せて投げるとすごいスピードで
山に向かって吹っ飛んで行きました。
追い風だから楽そうに見えますが本人は気に入らないらしく、
そのうち投げた途端に翼で急ブレーキをかけ、
足下に下りてしまうようになりました。まったく

しょうがないので山の中に退避してついて来させます。
風も無く、周り中に留まれる物がある山の中に入った途端、
水を得た魚ならぬ、「木を得た鷹」となって飛び回ってます。
フリーにしての散歩は、毎日やっても飽きないくらい楽しいなぁ


ところで最近、犬に対してもう少し警戒心を植え付けた方が
いいんじゃないかと思わされる行動が出てきました。

ご近所の犬たちはみんなイイ子過ぎるので、どこかに
ちょっとやんちゃな犬はいないかな?

ニアミス ケモノ篇

2007年12月02日 | ハリスホーク
今日から導入の新兵器「ロンギヌスの杖」。

最大射程距離120cm。
成層圏のキジも撃墜できる(かもしれない)リーサルウエポンです。

心配なのは長柄に対する照羽の反応ですが…
<1年目>
一目見るなり「ヒャアァァ~ン!」と悲鳴を上げてお手上げ。
<2年目>
三白眼で睨みつけ、使用まで数日のお見合い期間を要する。
<今年>
そばに転がしても片脚立ちを崩さず、「なあにソレ?」状態。
即実戦投入決定!!

毎度お馴染み休日出勤のため、お手軽に近所の河川敷へ行きました。
1時間そこらを据え回してから、狩り場へ突入。
倒木の周りに手頃なボサを見つけ、いざ最初の一叩き
その途端、ズズズッ!!!
と、物音というか地響きが。
「あれ、効果音が大きすぎないか!?」と思った直後、
ボサを突き破って鹿が飛び出してきました

大きな角を持った牡鹿で、行く手の物を片端からなぎ倒し、突き破り…
猛烈な勢いで堤防を乗り越えて消えていきました。
あ~ビックリした。と照羽を見れば、恐怖で石化してました

今日の狩り場での出来事はこれだけ。
いかにもな場所はあったんですが、キジもコジュケイも出ませんでした。
やっぱ鷹狩りは銃猟禁止区域にかぎるかな?

インビジブルまうす

2007年12月01日 | ハリスホーク
車で10分の最寄りの狩り場へ。
コジュケイに藪の中を走って逃げられた照羽が、
なおもしつこく覗き込んでいます。


一緒になって覗いてみますが、鳥の気配はなし。
どうもネズミかなんかを見つけたようです。
ネズミはなぁ~…去年川に飛び込んで巨大なクマネズミを獲った時は
ひたすら気味が悪いだけだったし。

「そんなのよしなよ。」と呼び戻そうとしたら、
ボサの中をタッタッタッと走っていってしまいました。
しょうがないのでボサの反対側に回って餌格子を叩くと、
またも走って戻ってきました。
走る猛禽といえばカラカラですが、
ハリスもけっこう器用に走れるものなんですね。

でもやっぱり木の上が似合います。


夕食に昨日のコガモを焼いて食べてみました。
血抜きが上手くできていなかったせいか、かなりレバーっぽい味に…。
それでも野の肉とは思えないほど柔らかでした。
しっかり血を抜いて脂がもう少しのってたらさぞ美味しいでしょう。
今シーズン中にもう一回くらい食べたいなぁ、照羽