教科書に載っていない良い職場とは その115 【相互依存の関係性】

教科書に載っていない良い職場とは　その115　【相互依存の関係性】


誰もが、他者に100％依存しなければならない赤ん坊として人生を歩み出します。
最初は誰かに保護され、養われ、育てられる。
誰かに面倒をみてもらわなければ、数時間、長くても数日しか生きられません。
しかし年月とともに、肉体的、知的、感情的、経済的にだんだんと自立していく。
やがて、完全に自立し、自分の事は自分で決められる独立した人間になります。
成長し、成熟していくと、社会を含め自然界の全ては生態系という相互依存で成り立っていることに気付きます。
さらには、自分自身の本質も他者との関係で成り立っており、人間の生活そのものが相互に依存し合っている事を発見します。
成長の連続体では、依存は《あなた》というパラダイムを意味します。
あなたに面倒をみてほしい、あなたに結果を出してほしい、あなたが結果を出さなかった、結果が出ないのはあなたのせいだ、というパラダイムです。
自立は《私》というパラダイムです。
私はそれが出来る、私の責任だ、私は自分で結果を出す、私は選択できるということです。
相互依存は私たちというパラダイムです。
私たちはそれが出来る、私たちはそれが協力し合える、私たちがお互いの才能と能力を合わせれば、もっとすばらしい結果を出せると考えます。
依存状態にある人は、望む結果を得る為に他者に頼らなくてはならない。
自立状態にある人は、自分の力で望む結果を得られます。
相互依存状態にある人は、自分の努力と他者の努力を合わせて、最大限の成功を手に入れます。

（続く）



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