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経営改善計画書を作成してみましょう その67 ~高付加価値人材の育成方法について~

2014-03-28 07:46:16 | ビジネス
すでに66回を数え、経営改善計画書作りについて検証を進めてまいりました。

数字の積み上げ方や、見立てについての内容で数字の改善は行えれば必ず結果として見えてくるものです。

そして、未来に向けて必ず必要なものと言えます。

それらを大きく左右するものってなんだかわかりますか?

業界動向でしょうか?

競合他社でしょうか?

新規参入業者でしょうか?

お客様でしょうか?

サプライヤーや仕入先でしょうか?

皆さんの会社へ大きな影響を与える存在は、内なる資源です。

それは従業員の皆さんです。

2013年10月6日の当ブログにて人を活かす経営についてふれているシリーズを展開していました。

以下はその文面です。

~人を活かす経営に必要な要素 1~

入社試験において伊藤忠商事では過去このような質問がありました。

「君はアリになれるか。トンボになれるか。人間になれるか」という問いでした。

これは働き方を例えたのですが、アリになれるかとは、黙って10年ぐらい言われたことをきちんとやれるかどうか?

文句ばかり言わず、働きアリのように出来るか?という意味です。

トンボになれるかとは、複眼的な目で色々な角度から自分の仕事を研究し勉強できるか?

大学の教授に負けてたまるかというぐらい勉強出来るかという意味です。

3つ目の人間になれるかとは、入社して30年以上経った人が、人間になれるか?

温かい血が流れているかという事を聞いています。

君は弱い人に対して、あるいは不幸な人に対して温かい血が流れているか?そういう人間になれるか?

そう問うているのです。

まさしく守破離ですよね。

経営は人をどのように活用するかです。優秀な人を赤字部門に配置する、普通な人を黒字部門に配置する等の人事戦略があっても良いのかもしれません。

その際の優秀か否かを測る尺度を決めておくことです。

その基準としてお薦めなのは「人間力」です。

人間の情熱、気力、迫力、野心をどう採用者が感じるか?

その時点の知識では間違ってもありません。

こちらの内容は、採用試験のお話をしていると思われがちですが、それだけでは無く、会社が今後どのように社員育成をしていくか?

を確認出来る内容になっていると思います。

入社当時は働きアリであり、複眼的な目を持つトンボであり、様々な事を積極的に学び、実践していく。

そして、最後に温かい血が流れる人間になるという訳です。

これらは従業員に努力出来るかと聞いているだけでは無く、会社としての社員育成の根本的なテーマが込められていると思います。

入社30年後は50代ぐらいでしょうか。

この時は会社の中枢として、温かい血が流れている人間になっている様に、会社も教育していく訳です。

もともと人間には温かい血が流れているものですから、それらをうまく他人に対して表現出来る様になるという事です。

話を結びますが、経営改善計画書作りにおいても、経営者やリーダーには大きなリーダーシップが期待されています。

リーダーシップは他者を「導く事」です。

他者を導く存在は、新入社員であってもベテラン社員であっても関係なく発揮できる能力です。

またそれらを発揮出来るような人材育成は入社時から行うべきであり、まだ行っていない会社はこれからでも行うべきです。

計画内容にそって具体的な成果を上げるには、杓子定規に物事を推し進めるだけでは無く、真のリーダーシップが必要であるからです。

次回も、過去ブログを確認しながら、人を活かす経営について考えて行きたいと思います。





現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。

この補助金を利用するには、経営革新等認定支援機関の支援が必要です。

彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)

経営革新等支援機関とは、「経営改善、事業計画を策定したい」「自社の財務内容や経営状況の分析を行いたい」「取引先、販路を増やしたい」「返済猶予、銀行交渉のことを知りたい」

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