いろじろ覚書(仮)

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『キス・アンド・クライ』(ニコライ・モロゾフ/大野和基)

2010年02月04日 | 読書


直前に『金メダルへの道』(荒川静香&NHK取材班)を読んでたこともあって面白くて、一気読みしちゃいました(^^;)

彼が指導した選手達やタラソワのエピソードもそれぞれ興味深かったのですが、日本人選手の特徴についての話で、
「日本人スケーターは練習中、1つのジャンプがうまくいかないと、それができるまで延々跳び続ける。
うまくいかないことを繰り返すうちに悪影響が出てくる(※)ことが多いので、それ(=よくない繰り返し)を『即座にやめさせる』ことがコーチの大切な仕事」
と言っているのに、
「そう! そう!! そうなのよニコライ!!!!!」
と、地下鉄で読んでいたのにバンバン膝を打ちそうになってしまいました(^^;)
(※うまくいかない跳び方を覚えてしまうとか、それが他のジャンプにも影響するとか、その日他の技を練習する時間が圧迫される、とか)

馬もねー、何か一つのことがうまくいかないと、ついそこでネチネチやっちゃうんですよね...orz
そこでいったん違うことをすると、なんだか逃げてるような気がしちゃうし。


他のエピソードも含めて、ニコライがコーチとして実績をあげている理由の一端をみた気はしました。
もちろん、ニコライのいうことが唯一の正解ではないと思いますが、彼の中で「教える」「育てる」とか「勝つ」とかについて、一つのやり方が確立されているんだなあ(それが合う選手、合わない選手がいるし、合う選手に対しても失敗がないわけではないけど)。

「育てるって何だろう」(馬を、じゃないけど ^^;)が昨今の懸案な私としては、ちょっと尊敬。

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2 コメント

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うーん (YA)
2010-02-05 01:16:47
自分はこの本、正直微妙だと思った。
何箇所か明らかに事実と違うことが書かれていたし。
そんな捏造までして自分を良く見せたいのかと呆れてしまった。
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コメントありがとうございます >YAさん (いろじろ)
2010-02-07 22:22:07
けっこうズバッと書いているからいろんな感想がでそうですよね。

コメント拝見して、事実と違う、ってどのあたりかしら? と野次馬的な興味を抱いてしまいました(^^;)


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