総面積の９８％くらいが山また山の我が町だ、北だけ海が開けている。
おかげで海産物と野菜、山菜には不自由しない町なのだ。（日本そのものが、そんな町ばっかだけどね）
今はこんな事になって、誰が所有者かは知らないけど、去年までは私も山の所有者だった。
20年ほど前に、父が保証人になっっていた個人営業者が夜逃げして、その負債を全額立て替え払いして担保だった山を得たのだが山深い二束三文の土地。
所有したばかりの頃は珍しくてその山に行ったが、我が家から車で30分、そこから山道に入り、車が行かないところで停めて、さらに10分くらい歩くとつく。
季節は今頃で、こごめ、わらび、ゼンマイ、タラの芽、薬になるキハダも採れる、私は踏んでもわからない木偶の坊だが、女房殿は山裾の村の生まれだからサッサと採った山菜を束ねていく。
そんな山も2年で飽きた、地元の魚屋仲間に聞いたら、クマ、いのししは当然住んでいるが、マムシの棲む山なのだそうだ。
もっともマムシ捕りを趣味のようにしている強者も我が町には多い、マムシの方がそんな名人に出会うと固まってしまうらしい
一升瓶の焼酎の中に漬け込めばマムシの種類にもよるが一本1万円以上になるから良い稼ぎなのだ。
私には無縁の話しだが。 そんな山も私の元から去って行ってしまった。
杉林の山だが管理していないので杉は全体的に細い、切り出しても麓まで運ぶのがたいへんな場所だ。
最近は外材の輸入が難しくなって建築業者が困っている、ここらで国産の材木が見直されるかも知れない、そうなれば日本の山に再び陽が当たるかも。
今日、女房殿のおじさんから初物のワラビをいただき、早速夕食にいただいた。 私はこれが大好物で箸が止まらない。
消化が悪いと言われるワラビだが、そんな事は気にしない。
これは今日私が考えた「三国味噌」
私のホームタウン、信州、越後、越中の味噌を混ぜ合わせた味噌
均等ではないから、毎回微妙に違った味の味噌汁になることを期待している。
私のあく抜きは、揃えて束にして根元を１ｃｍ弱カットして、
切り口に重曹を多めにまぶして、たっぷりの熱湯の中に横にして入れます。
上にキッチンペーパーなどを隙間なくかぶせて一晩おいておきます。
翌日、アクで緑になった水を捨てて、新しい水に取り替えて冷蔵庫で保存。
わらびは本当に美味しいですね。
わたしは茹でたワラビに糸かつを（糸がき）をかけて出汁醤油で食べるシンプルなのが好きです。
あとは味噌汁ですね、油揚げをいれます。
近所の玄関先では、あちこちでゼンマイの揉み干しが始まっています。
昨日あく取りに苦労しました。
ネットで調べて 小麦粉と塩でなんとか
あく抜きして 油揚げと煮て やっと3分の1 夕食の一品に まだまだ残って食べきれない。
残りもあく抜きして ラップに包んで冷蔵庫に保存中・・
私もワラビが大好きで大半は炒めて食べ
ますが酢の物も大好きです。
ただ まだワラビは採れません。
採れるのは今月末か６月になってから
です。たくさん採って塩漬けして冬まで
食べています。