緒形拳さん、坂本スミ子さん主演が主演した映画、もう30年以上前の映画だ
ロケ地を見てきた
昔、寒村では貧しさ故、口減らしに生まれた子供を間引き、老人を山奥に置き去りにする
村の決まりがあった、という前提の話し「姥捨て山」とも言う
人生50年の時代に老いた親、といってもせいぜい60歳くらいだろうか
今の人生90年と比べると信じられないような話しだ
今の時代も少し前までは、老人ホームなどに入れると「姥捨て山」にやったなどと言う風潮があった
私も母がそう言う施設でお世話になったので行って見たり、ボランティアで介護施設や老人ホームを
尋ねたことが何回もある
他にも知的障碍者の支援施設、もう20年以上前になる精神病院の病棟の中も入った事がある
中には首をかしげざる環境もあったが、最近のホームは環境が良い
きれいだし、職員も多く教育も行き届いているようだ、だがホーム格差も確かにある
わが家の在宅介護のヘルパーさんは10名ほどが交代でやってくるが、ひとりひとりが個性が有り
興味深い、皿洗い後の処理や、父に対する声かけ、仕事への熱意、みんな違う
父もそれを感じ取っていて、自分の中でランキングを持っているようだ
たったひとりだけ、どうしても気に入らない人がいたようで、その人には口も聞かず顔も見ない
困ってたたずんでいるヘルパーさんが気の毒で会社に頼んで担当を変えてもらった
その人は落ち度など全く無くて、性格が大人しい人、そして言葉遣いが敬語なのだが
我が儘老人はそれが気に入らない、元気が良くて、子供のように遠慮無く「どう元気、食べなきゃダメよ
さあトイレしましょうね」なんて命令口調のテンポが良い人がお気に入りなのだ
「食べられますか?」「お水どうしましょう?」のように「?」の連発を一番嫌う
丁寧なヘルパーさんにとってはたまったもんじゃないですよね
「姥捨て山」の時代から、老人環境も大きく変わった
我々が90歳頃には、少子化の絶頂期、巷にあふれ出す老人でいっぱいになり「姥捨て山」は
復活するかもしれない
未来は暗いぞ! 団塊世代よ!
こんな山奥に90歳で置き去りにされたら恐怖だね!
そのヘルパーさんは丁寧な言葉使いだというので、全然違うと思いますが、お父様には他人行儀に見えるのでしょうか。合う合わないも人それぞれ、その方を気に入ってくださる方もまたいるのだと思います。
お父様、yottinさんに甘えている部分もあるのかなとふと思いました♪
子供たちさえも信じ切っていません、そんな父が最後に甘えてくれたら
それはそれで嬉しいです
長寿社会になって、誰もが長生きしたいでしょうが
寝たきりや、認知症になって寂しく生き続けるのはたまりません
父のように在宅で専属料理人(私に事)に3食を任せ、朝昼晩ヘルパーに
下の世話までしてもらえるのは滅多にない幸せ者です
そう言う意味では長年の苦労を神様が認めてくれたということでしょうかね