神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

ソウル 1日(ハル)

2015年04月08日 09時45分10秒 | 韓国.北朝鮮.台湾.中国

4月の朝の空気は凛として心地よい

このピリッとした感触には10年経って慣れた

都会と言っても東京と同じく朝は静かだ

今は空手だから良いが、荷物などもっていれば

そこらに屯しているタクシー運転手が声をかけてくる

そうとうにしぶとくて

バスの乗車券を買ってあるなどと言っても

「返品して、タクシーに乗った方がずっと楽だ」

などと盛り場の客引きと変わらない

 

朝の散歩や、体操をしている姿はなんら日本と変わらない

ハトがよちよちと歩いているのも同じだ

  

朝食はいつもホテルでとらない、歩いて10分足らずの交番近くの食堂

「プゴクk チp」で

干し鱈と豆腐のスープ「プコクk」を食べる、大好物だ

アミの塩辛を足してと

副食の豆もやしと、若いほうれん草のナムルが大好き

タラ汁をスッカラで、ご飯にじゃぶじゃぶかけて食べる

俗にいう「ねこまんま」

韓国人はこんな食べ方が好きなようだ

通勤時間帯前なのか、背広姿のサラリーマンが圧倒的に多い

日本人らしき観光客は、1家族しか確認できなかった

安くて美味しい 暖かい

 

ここは官庁街でプレスや市庁、ホテルが立ち並ぶ、そんな場所でも地下道に

入ればホームレスが長々と横になっている。

すぐ裏手には清渓川(チョンゲチョン)が流れているので足をのばす

ここはいつ来ても涼やかで気持ち良い風が吹いている

都会の穴倉みたいな場所、本当に静かだ、しばし川沿いに歩いて

階段から上ると、そこから北に行けば鐘閣(チョンガk)更に明洞繁華街へ

そっちの雑踏には朝のうちは行きたくない

川に沿って広場まで戻りホテルに帰る

 

このホテルも最近はシャワートイレになった

シャワートイレは好みがあるから、それが良しとは言わないが

日本人向けのホテルとしては順調な段階を踏んでいる

 

しばらくくつろいでから再び外に出て観光の始まりだ

ホテルの10mほどのところから市内観光(シティツアーバス)のバスが出ている

乗り場でチケット販売所があって、ここでチケットを買えば1日周遊路線乗り放題

コースは3つか4つほどありその中から選ぶ、バスのシートはゆったりと

ふっくらとして居心地が良い、料金は為替レートで異なるが1200円前後

日、英、中、韓の翻訳ガイドのイヤホーンを耳にする

最初に南山韓屋村で降りる

ここは朝鮮時代の両班(ヤンバン=支配者階級)の中でも王家に近い人たちの屋敷が数軒

移築されて見学できるようになっている

この一角に休憩できる茶店???があったので一休み

ゆず茶を注文、信州の田舎の蕎麦屋でそばを食べているような雰囲気

はじめて飲んでみたが、こりゃ濃い蜂蜜ジュースって感じ

  

南山タワーが雨霧の合間に見える

もう何だかいきなりバス旅に飽きてしまって、タクシーに乗り換えて市場見学に切り替えた

韓国と言えば、何と言っても韓方薬、京東薬令市場を案内してもらう

ソウルの東、東大門を超えて更に行く

ここは活気がある、そして珍しい様々な薬剤が山積みで売っている

チャングムをはじめ医師もののドラマではおなじみの韓方薬材、西洋新薬との効果はどうなんだろうかと思

うが、見るからに効果がある気がしてくる。

徳川家康も自分で薬を作ったというから、自分の体や健康状態に合わせて様々な薬剤を自在に使えれば素晴らしいことだと薬マニアの私は思う。

残念ながらあいさつ程度しか話せない私は、効能や作り方を聞くよてもない

というより、たぶんやる気がないのだろう

野菜売りのお母ちゃんは、我が国のやっちゃばの野菜売りと変わらないし、なにか日本的な感じさえする。

 

そろそろ昼食の時間、昼食はいつものお約束、漢江(ハンガン)を越えてノリャンジン水産市場で魚三昧だ。

とにかく東から西へ結構タクシーに乗っている時間が長い、30分くらいは乗るだろうか? メーターが

25000を超えてくる、ちょっとドキッとするが、考えてみれば2500円くらいではないか、ソウルのタクシー

料金はめっちゃ安いと思う。

日本で30分乗れば6000円は超える。

 

まずは1階の魚売り場で魚の仕入れ、水槽の活魚をあれこれと買う、1.さしみ用にヒラメ、あわび、槍イカ 2.海鮮鍋用にはまち、貝類、えび、かに

私に値段交渉をしろというが、魚を見る目はあっても値切るほどの会話力はない、「カッカジュセヨ、ピッサダ」だけでは単なる値切り、理由を示したいところだが・・・なんて思っているうちにガイドが見ていられないと、韓国語で「★☆★!:::***★!!!」なにかおまけがついたみたいだ

刺身は衛生的なわけがないと決めつけて、心配だから作業現場まで見に行った、ところがこれが日本並みに清潔なまな板、包丁、手指、作業をしている、ホッとしたし感心した。

さて残りの魚を持って店の人の後について2階の食堂へ、ずらりと食堂が並んでいるから自分が入った店の特徴を覚えておかないとたいへん。

 

辛い海鮮鍋と身がぷりぷりの刺身、槍イカが生きていてこれが最高、もう20年くらい前だが、能登の高級ホテルの割烹で泳いでいたイカの刺身が1匹3000円だった。

ここはそんな値段はしない、一人で2匹食べたが平気。

酒はいつもマッコリだ、しいて言えば甘酒みたいなもの、少し酸味があるが飲みやすい、だいたい3合くらい入ったやつを持ってくる、ちょっと手伝ってもらって2つくらい飲む、「強いから酔うよ」といつも言われるが相性がいいのか、悪酔いをしたことが無い、むしろチャミスルを夜中の3時まで飲み続けて翌日レンタカーの中で半日死んでいたことはあるが・・・

 

さあ良い気分になったところで二階から階段を上がって歩道橋を渡る(最近覚えた道)下はノリャンジン駅からの線路、大通りに出る。

ここでタクシーを拾ってロッテ百貨店へ、私は免税店には用事が無いので食品売り場をちょろちょろとして、ちょっと上物のチャンギルン(ごま油)をお土産に買った。

それと袋ラーメンを5種類20ケ、いつもはコンビニで買うのだが、ここのラーメンの方がうまそうなのが多い。

ロッテホテルで泊まったこともあるが、部屋は当然良かったが朝のバイキングが最高だった、とはいえ主にラーメンばかり食べていたのだが。

 

ちょっとほろ酔いのところで、ホテルに戻ってしばし仮眠をとる

目覚めてからシャワーをしてお出かけ準備

酔いがさめたところで明洞に出て夕食だ、近いけれどタクシーが一番

焼肉の店に入って今度はビールだ、日本のビールに比べるべくもないが、ハイトとカスしか飲んだことはないが、ハイトは飲める。

とにかく薄い味

 

さあ腹ごしらえの後はプラプラ歩いて買い物したり、そして少しお腹が楽になったところでマッサージをしよう

マッサージ店もピンキリ、おろおろと捜し歩いていたら看板があった、指なんか指すものだから、すぐに肥ったアジュンマ(おばちゃん)が近づいてきて「マッサージ3000円安い、安い」たしかに安いから「安すぎる」と言ったら、どう受け取ったのか

「2000円、2000円でいいよ OK! 2000円」

などと手を引く、ひかれるまま急で狭い階段を2階に、そうしたらベンチ椅子があってここで待てという、落ち着いてみると目の前がベッドで、すぐ近くで何人もマッサージを受けている、部屋は狭いし裸でないにしろ丸見えなわけで、こりゃ安いわけだ、狭い汚いプライバシーが無いこれじゃやってられない、やっぱり高い店は高いだけの価値ある設備、サービス、内容、衛生面が徹底している、やっぱりそっちを探そう

「やめる、帰る」

背中でアジュンマのわめき声が、でも無視 Good by

 

タクシーでホテルに戻り、そのまま大通りを景福宮に向かって歩き出す

酔い覚ましの夜の散歩

イ.  スンジン像(豊臣秀吉の朝鮮侵攻を海上でくい止めた将軍)

セジョン大王像(朝鮮4代王、歴代最高の王、ハングル文字を編纂した)

夜半に近づいても人が多い、赤や青にライトアップした噴水が幻想的でとてもきれいだ

町の夜景ものどかで都会の雰囲気がようやくしてきた

昼間は日本人だらけのこの場所も、夜は韓国人が圧倒的に多い

  

今夜も12時まで飲んだり食ったり、楽しかったね

「おやすみなさい」

明日は軽くうどん、ホテルから近い東和免税店むかえのカルククスの店がうまい

狭くて何席もないし、アジュンマも愛想がないけど、うまい

オープンカフェでのアイスコーヒー 明日もまた歩き回る