(267)マダムヤン
四百字詰原稿用紙換算10枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあり季節は常に真夏である。
登場人物
桧垣早苗(25)
170㎝。スタイル抜群の清楚な美人。体育教師でテコンドー二段。長い髪をひっつめて束ねている。
里香(17)
165㎝。23話から登場。清楚な美人でアニメ声。
リン・正雄(70)
170㎝。日台のハーフ。全白髪に近い、まだら白髪で口髭をたくわえた紳士然とした男前。
梅花(メイファ。50)
165㎝。リンの妻。髪をひっつめて後ろでお団子にした清楚な美人で二十五歳位に見える。
立原綾乃(35)
170㎝。寿司幸の女将だったが離婚。楚々とした美人で170話から登場。修一の会社「台湾公司」の一人だけの社員でネットで作業している。
中国人の殺し屋二人A、B (各40)
N=ナレーション
向こうの方で門に辿り着かんとしてるBを見据え、
修一「殺れ」と命じた瞬間B1が指先から飛び立ったのを見てリン夫妻が驚く。
必死に逃げるBの背後にB1が上空から迫る。
Bが殺気を感じて後ろに振り向いた瞬間、首をチクッと刺される。
向こうでドサッと倒れたBを眺めて驚愕してるリン夫妻に得意げに、
修一「B1の戦闘能力をおわかり頂けましたかね」
リン夫妻がガクガク頷く。
そこにB1が戻ってきて修一の指先に止まり、
修一「このB1は主(あるじ)に害意を抱く者が百m以内に接近したらそいつの脳波を感知して攻撃される前に迎撃するようAIにプログラムしてあります」
修一「今回やつらを迎撃しなかったのは俺が標的じゃなかったからです」
感嘆してB1を見つめ、
リン「なんと・・・」
B1を愛し気に撫で、
リン「相手の敵意を感知して先制攻撃できるなんて究極の兵器じゃないですか・・・」
B1の尻のタンクを外した絵のアップに修一の声、
「この尻のタンクには二十人瞬殺できる毒液が入ってて羽はソーラシステムになってるので永遠に飛べまする」
尻のタンクをB1の胴体にねじ込む絵のアップに修一の声、
「これからは俺とB1がお二人を守るのでご安心あれ」
顔を輝かせ、
リン「えっ!岩城さんが私たちを守ってくださるんですか?」
梅花「(驚き)それにこのB1も下さるってことなんですか?・・・」
修一「(頷き)綾乃さんが世話になってるし知り合った以上もう仲間でござる」
綾乃「(修一に頭を下げ)私からもお願いします、どうかリンさん達を守ってあげてください」と言う綾乃を見てほっとし、
早苗(女は寝たら物言いが馴れ馴れしくなるけど・・・)
確信を得た顔で、
早苗(この言葉づかいならHはしてないと断言できるわ)
早苗(美人度なら綾乃さんに負けてないし締まりも抜群だから私ももっと自信をもとう)
ほとほと疲れたように、
早苗(美人をみるたびに一々疑うのはほんと疲れるし・・・)
夫妻が抱き合って涙ぐみ、
リン「うぐぐ、岩城さんと知り合えて本当によかった、軍隊や警察に守られるより心強いです・・・」
不安げに修一に、
早苗「だけどB1をあげたら岩城さんの警護はどうするんですか?」
修一「また石川君にもらうけん心配はいらん」
早苗「(ほっとし)それなら安心ですね」
修一、ふと梅花に目をやる。
腕組みをした修一にまじまじ見つめられて梅花が頬を染めてたじろぐ。
早苗(ひゃっ、そんなまじまじ奥さんにみとれて、まさか一目惚れしたわけじゃ?)
早苗(あ、いけない、また焼き餅を焼いちゃった・・・)
修一「(思案顔で)早苗さん」
早苗「(少したじろぎ)は、はい」
修一「リンさんたちのこの異様な若さの秘密は高山茶を飲んでるからじゃろ?」
早苗「それは絶対間違いありません!」と力を込めて断言する。
早苗「二人そろって老けないDNAをもってるなんてありえませんから」と強く言い切る。
修一「なら、高山茶には老化予防の効能があることを宣伝したらもっと売れるはず・・・」と腕組みして黙考する修一をリンと綾乃が固唾をのんで見つめている。
真剣な顔で、
修一「リンさん、注文がドカンと殺到しても応じられるだけのお茶を確保できる?」
リン「(興奮し)は、はい」
リン「阿里山中の茶葉をかき集めてなんとしてでも対応します」N『台湾に茶の産地は数あれど阿里山高山茶を世界的ブランドにするのがリンの夢であった』
尚もリンに、
修一「奥さんは昔ラーメンのCMに出てたマダムヤンみたいな美人だから動画で高山茶の宣伝をしたら評判になると思わん?」
リン「(驚き)おー、よくあんな古いCMをご存じですね。あのCMで彼女は台湾で超有名になったんですよ」
携帯を調べ、
里香(マダムヤンってどんな人だろ・・・)
マダムヤンの画像を見て驚き、
里香(おおー、見るからに上品で雰囲気が梅花さんとそっくりだ)
庭を指し、
修一「この庭園で夫婦が優雅にお茶を飲んでる画に二人の若さの秘密は高山茶にありと実年齢と共にテロップで流すのはどう?」
目を輝かせ、
綾乃「それいけます!グッドアイデアです!」
綾乃「里香さんや早苗さんも一緒に出演したら更に話題になりますよ」
修一「よし、今から撮影するぞ」
夫妻共に驚き、
リン「ええーっ?!」
梅花「い、いまから撮影するんですか?!」
焦り、
梅花(まさかこんな展開になるとは、急いでお化粧を直さなきゃ・・・)
修一「リンさん、早苗さんら三人が着れるチャイナドレスはある?」
顔を輝かせ、
リン「はい、すぐに用意させます」
綾乃「えっ、私も出るんですか?」と驚いてる横で里香が「やったー、人生初のチャイナドレスだー」とはしゃぐ。
庭の絵にNと修一の声、
N『三十分後――』「里香ちゃん、そりゃいかにいっても露出しすぎじゃないかねえ?」
注、小さな池のほとりにある東屋(あずまや)に五人が掛けて楽しそうに語らいながらお茶を飲んでいる。女は全員チャイナドレス姿。
深くスリットが入ったドレスから太腿の根本まで露出させた里香の下半身のアップに彼女の声、
「だってー、三人が色っぽすぎて私が子供みたいに見えちゃうんだものー」
東屋でお茶を飲んでる皆から少し下がってスマホで撮りながら、
修一「ま、いいか・・・」
早苗「ねえ、ただお茶を飲む動画なんかつまんないからお色気全開でやりませんか?」
里香「そうだよ。なかよしクラブはお色気が売りなんだから」
修一「言われれば確かに。なら皆さんお好きなようにアピールして下され」
恥ずかしそうにスリットを広げて太腿の根本の股間まで見せ、
綾乃(写真集でモロにアソコを撮られてるから、このぐらいなんてことないわ)
早苗も同様にするがノーパンなので陰毛が見えている。
撮影しながらそれを見て感嘆し、
修一「良い!茂みがチラ見えして素晴らしゅうござる」
早苗達に負けじと、
梅花(皆さんがお茶を売るために頑張ってくれてるんだから私も・・・)とスリットを広げてレースのTバックを露わにする。
その妻を見て驚き、
リン(常に控えめな妻がこんな大胆なことをするとは・・・)
感に堪えぬように顔を輝かせ、
リン(新鮮ですごくいい!)
全員が太腿と股間を露わにして際どいポーズをとってるのを撮影しながら、
修一「こりゃまちがいなく大バズりするぞ」
庭園の絵に修一の声、
「はい、ご苦労様でした」
修一「今日中に編集してアップしますので出来栄えをお楽しみに」
携帯をポケットにしまいながら、
修一「さてと」
修一「(早苗に)では残りのスパイどもを全滅させにまいりましょうかね」
早苗「(歓喜し)はいっ、待ってました!」
夫妻が驚愕し、
梅花「ええーっ!」
リン「(怯み)あの、わざわざこっちから敵のアジトに乗り込むんですか?」
修一「(少し呆れ)次に殺しにくるまで待ってるつもりじゃったん?」
リン「いえ、あの、もうB1がいるから狙われても心配ないんですよね?・・・」
修一「うん。今日から門を開けっぱなしで寝ても大丈夫ですよ」
修一「リンさんは奥さんとゆっくり高山茶でも飲んでなされ。残党は俺達が始末するけん」
唖然としてる夫妻に決然と、
里香「リンさんを狙ったにしても私達に当たってたかもしれないんだから、そんな奴らを修ちゃんが許すわけないでしょ」
庭園の絵に修一と早苗と里香の声、
「さあ、クソどもをぶち殺しにいくぞー」
「おうー!」
「アイアイサー」
門に向かって走り去ってゆく修一たちのバイクをリン夫妻があ然と見ている。
注、ここから早苗達は元の私服に戻っている。
戸惑いながら妻に、
リン「・・・わ、私達もついていってみようか?」
梅花「(興味津々に)そうね、あなたを狙った奴らがどうなるか見てみたいわ」
つづく
四百字詰原稿用紙換算10枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあり季節は常に真夏である。
登場人物
桧垣早苗(25)
170㎝。スタイル抜群の清楚な美人。体育教師でテコンドー二段。長い髪をひっつめて束ねている。
里香(17)
165㎝。23話から登場。清楚な美人でアニメ声。
リン・正雄(70)
170㎝。日台のハーフ。全白髪に近い、まだら白髪で口髭をたくわえた紳士然とした男前。
梅花(メイファ。50)
165㎝。リンの妻。髪をひっつめて後ろでお団子にした清楚な美人で二十五歳位に見える。
立原綾乃(35)
170㎝。寿司幸の女将だったが離婚。楚々とした美人で170話から登場。修一の会社「台湾公司」の一人だけの社員でネットで作業している。
中国人の殺し屋二人A、B (各40)
N=ナレーション
向こうの方で門に辿り着かんとしてるBを見据え、
修一「殺れ」と命じた瞬間B1が指先から飛び立ったのを見てリン夫妻が驚く。
必死に逃げるBの背後にB1が上空から迫る。
Bが殺気を感じて後ろに振り向いた瞬間、首をチクッと刺される。
向こうでドサッと倒れたBを眺めて驚愕してるリン夫妻に得意げに、
修一「B1の戦闘能力をおわかり頂けましたかね」
リン夫妻がガクガク頷く。
そこにB1が戻ってきて修一の指先に止まり、
修一「このB1は主(あるじ)に害意を抱く者が百m以内に接近したらそいつの脳波を感知して攻撃される前に迎撃するようAIにプログラムしてあります」
修一「今回やつらを迎撃しなかったのは俺が標的じゃなかったからです」
感嘆してB1を見つめ、
リン「なんと・・・」
B1を愛し気に撫で、
リン「相手の敵意を感知して先制攻撃できるなんて究極の兵器じゃないですか・・・」
B1の尻のタンクを外した絵のアップに修一の声、
「この尻のタンクには二十人瞬殺できる毒液が入ってて羽はソーラシステムになってるので永遠に飛べまする」
尻のタンクをB1の胴体にねじ込む絵のアップに修一の声、
「これからは俺とB1がお二人を守るのでご安心あれ」
顔を輝かせ、
リン「えっ!岩城さんが私たちを守ってくださるんですか?」
梅花「(驚き)それにこのB1も下さるってことなんですか?・・・」
修一「(頷き)綾乃さんが世話になってるし知り合った以上もう仲間でござる」
綾乃「(修一に頭を下げ)私からもお願いします、どうかリンさん達を守ってあげてください」と言う綾乃を見てほっとし、
早苗(女は寝たら物言いが馴れ馴れしくなるけど・・・)
確信を得た顔で、
早苗(この言葉づかいならHはしてないと断言できるわ)
早苗(美人度なら綾乃さんに負けてないし締まりも抜群だから私ももっと自信をもとう)
ほとほと疲れたように、
早苗(美人をみるたびに一々疑うのはほんと疲れるし・・・)
夫妻が抱き合って涙ぐみ、
リン「うぐぐ、岩城さんと知り合えて本当によかった、軍隊や警察に守られるより心強いです・・・」
不安げに修一に、
早苗「だけどB1をあげたら岩城さんの警護はどうするんですか?」
修一「また石川君にもらうけん心配はいらん」
早苗「(ほっとし)それなら安心ですね」
修一、ふと梅花に目をやる。
腕組みをした修一にまじまじ見つめられて梅花が頬を染めてたじろぐ。
早苗(ひゃっ、そんなまじまじ奥さんにみとれて、まさか一目惚れしたわけじゃ?)
早苗(あ、いけない、また焼き餅を焼いちゃった・・・)
修一「(思案顔で)早苗さん」
早苗「(少したじろぎ)は、はい」
修一「リンさんたちのこの異様な若さの秘密は高山茶を飲んでるからじゃろ?」
早苗「それは絶対間違いありません!」と力を込めて断言する。
早苗「二人そろって老けないDNAをもってるなんてありえませんから」と強く言い切る。
修一「なら、高山茶には老化予防の効能があることを宣伝したらもっと売れるはず・・・」と腕組みして黙考する修一をリンと綾乃が固唾をのんで見つめている。
真剣な顔で、
修一「リンさん、注文がドカンと殺到しても応じられるだけのお茶を確保できる?」
リン「(興奮し)は、はい」
リン「阿里山中の茶葉をかき集めてなんとしてでも対応します」N『台湾に茶の産地は数あれど阿里山高山茶を世界的ブランドにするのがリンの夢であった』
尚もリンに、
修一「奥さんは昔ラーメンのCMに出てたマダムヤンみたいな美人だから動画で高山茶の宣伝をしたら評判になると思わん?」
リン「(驚き)おー、よくあんな古いCMをご存じですね。あのCMで彼女は台湾で超有名になったんですよ」
携帯を調べ、
里香(マダムヤンってどんな人だろ・・・)
マダムヤンの画像を見て驚き、
里香(おおー、見るからに上品で雰囲気が梅花さんとそっくりだ)
庭を指し、
修一「この庭園で夫婦が優雅にお茶を飲んでる画に二人の若さの秘密は高山茶にありと実年齢と共にテロップで流すのはどう?」
目を輝かせ、
綾乃「それいけます!グッドアイデアです!」
綾乃「里香さんや早苗さんも一緒に出演したら更に話題になりますよ」
修一「よし、今から撮影するぞ」
夫妻共に驚き、
リン「ええーっ?!」
梅花「い、いまから撮影するんですか?!」
焦り、
梅花(まさかこんな展開になるとは、急いでお化粧を直さなきゃ・・・)
修一「リンさん、早苗さんら三人が着れるチャイナドレスはある?」
顔を輝かせ、
リン「はい、すぐに用意させます」
綾乃「えっ、私も出るんですか?」と驚いてる横で里香が「やったー、人生初のチャイナドレスだー」とはしゃぐ。
庭の絵にNと修一の声、
N『三十分後――』「里香ちゃん、そりゃいかにいっても露出しすぎじゃないかねえ?」
注、小さな池のほとりにある東屋(あずまや)に五人が掛けて楽しそうに語らいながらお茶を飲んでいる。女は全員チャイナドレス姿。
深くスリットが入ったドレスから太腿の根本まで露出させた里香の下半身のアップに彼女の声、
「だってー、三人が色っぽすぎて私が子供みたいに見えちゃうんだものー」
東屋でお茶を飲んでる皆から少し下がってスマホで撮りながら、
修一「ま、いいか・・・」
早苗「ねえ、ただお茶を飲む動画なんかつまんないからお色気全開でやりませんか?」
里香「そうだよ。なかよしクラブはお色気が売りなんだから」
修一「言われれば確かに。なら皆さんお好きなようにアピールして下され」
恥ずかしそうにスリットを広げて太腿の根本の股間まで見せ、
綾乃(写真集でモロにアソコを撮られてるから、このぐらいなんてことないわ)
早苗も同様にするがノーパンなので陰毛が見えている。
撮影しながらそれを見て感嘆し、
修一「良い!茂みがチラ見えして素晴らしゅうござる」
早苗達に負けじと、
梅花(皆さんがお茶を売るために頑張ってくれてるんだから私も・・・)とスリットを広げてレースのTバックを露わにする。
その妻を見て驚き、
リン(常に控えめな妻がこんな大胆なことをするとは・・・)
感に堪えぬように顔を輝かせ、
リン(新鮮ですごくいい!)
全員が太腿と股間を露わにして際どいポーズをとってるのを撮影しながら、
修一「こりゃまちがいなく大バズりするぞ」
庭園の絵に修一の声、
「はい、ご苦労様でした」
修一「今日中に編集してアップしますので出来栄えをお楽しみに」
携帯をポケットにしまいながら、
修一「さてと」
修一「(早苗に)では残りのスパイどもを全滅させにまいりましょうかね」
早苗「(歓喜し)はいっ、待ってました!」
夫妻が驚愕し、
梅花「ええーっ!」
リン「(怯み)あの、わざわざこっちから敵のアジトに乗り込むんですか?」
修一「(少し呆れ)次に殺しにくるまで待ってるつもりじゃったん?」
リン「いえ、あの、もうB1がいるから狙われても心配ないんですよね?・・・」
修一「うん。今日から門を開けっぱなしで寝ても大丈夫ですよ」
修一「リンさんは奥さんとゆっくり高山茶でも飲んでなされ。残党は俺達が始末するけん」
唖然としてる夫妻に決然と、
里香「リンさんを狙ったにしても私達に当たってたかもしれないんだから、そんな奴らを修ちゃんが許すわけないでしょ」
庭園の絵に修一と早苗と里香の声、
「さあ、クソどもをぶち殺しにいくぞー」
「おうー!」
「アイアイサー」
門に向かって走り去ってゆく修一たちのバイクをリン夫妻があ然と見ている。
注、ここから早苗達は元の私服に戻っている。
戸惑いながら妻に、
リン「・・・わ、私達もついていってみようか?」
梅花「(興味津々に)そうね、あなたを狙った奴らがどうなるか見てみたいわ」
つづく
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