(232)皆殺し
四百字詰原稿用紙換算13枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあります。季節は常に真夏である。
登場人物
須藤良子(12。小6)170㎝。
須藤志保(35) 170㎝。良子の母。
玲子(35)志保の友人。
桧垣早苗(25)170㎝。
悪相のやくざ3人
バーの雇われ女(25)すれっからしの準美人
ママ(40)着物を着て長い髪をお水風に結ったクセの強そうな準美人
親分(60)白髪交じりの髪、唇が卑しくひん曲がった悪相に偏光レンズのメガネをかけている。
若頭(60)スキンヘッドに念仏の入れ墨を入れた悪相。
屈強な子分2人(各40)
N=ナレーション
ママ、平然と飲み物を飲んでる女3人の向うに積み重なってる死体を見て驚愕する。
あ然とするママの後ろに修一が立っているがママは気づいてない。
きつい目つきで玲子を睨み、
ママ「玲子ちゃん、これどういう事?!」
玲子「(平然と)私をハメたらこうなるみたいですよ」
ふてぶてしい顔で、
ママ「はーっ?」
ママの後ろ髪をガッと掴み、
修一「はーっ?じゃあるかや」
ママの顔面をガヅッとカウンターに打ち付けた瞬間、血しぶきと前歯が5本折れて飛ぶ。
雇われ女、それを見て「ジャー」と失禁する。
8 「あ、姐さん・・・」と驚愕する横で7があ然としてる。
修一「おれの仲間を騙したり傷つけたもんはーー」と尚も「ガヅッ、ガヅッ、ガヅッ」と打ち付ける。
髪がほどけ夜叉のような形相になった血まみれの顔を持ち上げ、
修一「みんなあの世にいくのよ」
修一、ママの後ろから首に右腕をがっちり回す。
玲子、両手で顔を覆って目を閉じる。
志保が両手で良子の目を塞ごうとすると、あっけらかんと、
良子「こんなの見てもへっちゃらだから」
志保「(たじろぎ)そ、そうなの?・・・」
修一、左手で頭を「グギリ」とへし曲げ絶命させる。
雇われ女「もういやー、やめてー」とへたりこんだまま錯乱したように泣き叫ぶ。
優しい顔で雇われ女を手招きし、
修一「お姉さん、こっちへきんさい」
女、ぎょっとする。
女、慄きながら力なく立ちあがる(失禁でドレスの下半身は濡れている)。
乞うような目をして側に来た女の髪を優しい表情でかきあげてやり、
修一「あんたは心根はええ人そうじゃけんそがあに恐れんでもええ」
えっという顔で修一を見た女に、
修一「そのかわり車が来たら死体を運ぶのを手伝うて店内の血の後始末をするんぞ」
女、幼児のように無心の表情で修一を見つめる。
そして無心の表情でこくっと頷く。
7、8、その女の様子をぼう然と見ている。
ギイとドアが開いて、
6 「(修一に)車をもってきました」
6、ママの死体を見てギョッとする。
奥でぼう然と突っ立ってる7、8に、
修一「車に死体を運べ」
7、8、慄いて頷く。
注、店の外に停めたバン。座席は前にあるだけで後部はガランとした荷室になっている
後ろの扉を全開にしたバンに6、7、8、女の四人が死体を運び込んでいる。
注、店内のスツールに外側から玲子、志保、良子、早苗、修一の順に掛けている
店内に6、7、8、女の順に入ってきて、
6 「全員積み込みました」
修一「よし、さっさと血を拭いて後始末せえ」
修一「仕上げにリードがいるけん早苗さんはバイクで後についてきてね」
早苗「はい・・・」(きっと何か考えがあるのね)
血を拭いてる者達に、
修一「のお!」と声をかける。
顔を上げた4人に、
修一「その血がお前らの血でなくてよかったのう」
4人、戦慄する。
修一「志保さんら3人はここにいた方がよかろうね、今から血の雨が降るけん」
ヤクザ達4人、それを聞いて戦慄する。
良子「やだっ、血なんかへっちゃらだから良子も一緒にいく」
志保「足手まといにならないようにするから玲子と私も連れてって下さい」
少し呆れたように、
修一「志保さん、人を殺るのを面白がっちょらん?」
照れて、
志保「ま、まあ、少々の事には動じなくなったけど」(本当は修ちゃんがする事を全て見たいの・・・)
他車のない道路をバンと少し後ろにリードが走っている。
注、6が運転、7助手席、荷室の前部に死体が積まれ、後部右側に玲子、志保、良子。左側に8、修一、女が各々体育座りしている
荷室内で皆が座ってる絵。
玲子のドレスの奥に下着が見える絵。
さらに下着をズームする。
8、無表情で玲子の下着を見つめてる。
玲子、8の視線に気付くが無視する。
注、周囲に民家のない二階建ての組事務所。シャッターが開いたままの一階の車庫には3台停められるが既に2台停まっている。ガレージ奥に二階に上がる階段あり。二階事務所の全ての窓に鉄格子がはまり明かりがついている。室内には親分、若頭、他に屈強な子分が二人いる。ソファーの横に大きな金庫あり。
事務所の外観。
車庫にバンが静かに入ってゆき、早苗はリードを外に停めている。
全員車から降り、早苗もやってくる。
早苗、天井に取り付けてある監視カメラを見上げる。
同、事務所内
机の上の監視モニターにカメラを見上げる早苗の顔が映っており、それを椅子に掛けて見てる子分を背後からの視点で描いた絵。
早苗、右手でスカートの後ろに隠してた銃を抜き、左手でポケットからサイレンサーを取り出す。
早苗が銃口にサイレンサーをねじこんでるのを見て修一は呆れて(やれやれ)と呟き他の者達はあ然としている。
早苗、監視カメラに狙いをつける。
ズシュと撃ち抜く。
それを見て6、7、8怖気を振るい、
6 (最初から銃を使えば手っ取り早いのに・・・)
7 (わざわざ素手で殺したのは・・・)
8 (やくざを殺るのを楽しんでるんだ・・・)
階段の上は薄暗く不気味である。
不気味な階段を見上げて嬉しそうに、
修一「おおー、なんとも不気味げな階段じゃのお・・・」
修一「ツェッペリンの天国への階段が聴こえてきそうじゃわい」と言ったので早苗が「くっ」と吹く。
怯えて階段の前で立ちすくんでる子分達に、おどけた顔で、
修一「さて階段の上には何が待ち受けちょるんかのう?」
修一「お前らが先に上がれ」と言われ「ひっ」と悲鳴をあげた子分を見て早苗が「ぷっ」と吹く。
懇願するように、
6 「そ、それだけは勘弁して下さい」
7 「自分らはもう裏切り者同然で問答無用で殺られちまいますから」
早苗「(苦笑し)私が行くわ」と銃を手に階段を上がってゆく。
次に修一、子分3人と女が上がってゆく。
早苗、ドアの横の壁に耳をつけて中の様子を伺う。
早苗、「ニヤッ」と笑む。
ドアの横の壁に、早苗の頭の高さの位置に銃の狙いをつける。
子分達、ぼう然と見ている。
「ズシュッ」と引き金を引く。
同、事務所内
ドアの横で木刀を構えてた子分のこめかみに「ボッ」と穴が開いた絵のアップ。
どさっと倒れた子分を見てソファーにふんぞり返ってた親分、若頭、もう一人の木刀を持った子分が驚愕する。
ギイとドアが開き、親分、若頭が戦慄する。
早苗を先頭に修一、緊張した6、7、8、雇われ女の順に室内に入ってくる。
6、7、8を睨み、
若頭「お、お前ら・・・姐さんはどうしたんじゃ?」
修一「先に彼岸に旅立っておどれらを手招きしちょる」
注、この時点で志保達も事務所内に入ってる。
親分「(驚愕し)な、なんじゃとー・・・?!」
木刀を上段に構えて逡巡してる子分を見て、
早苗「私が素手だったら相手してくれる?」
子分、脂汗を流して逡巡する。
良子に銃を渡し、
早苗「ちょっと持っててね、退屈だったらこいつらを撃ってもいいわよ」
嬉しそうに、
良子「はい。一回人を撃ってみたかったんです」と言ったので6、7、8、女、驚愕する。
良子、興味深げに銃をいじる。
おもむろに銃口を8のこめかみに突きつけたので8が「ひっ」と慄く。
良子が「カチッ」と撃鉄を起こしたのを見て目を剥いた8から離れ、
志保「良子まって、こっちに脳みそが飛んできちゃうから」
8、恐怖に失禁する。
「カチッ」と撃鉄を戻し、
良子「冗談に決まってるでしょ、ママもお茶目なんだからー」
志保「え?本当に撃つと思って避けたんだけど・・・」と言う志保を見て玲子が苦笑してる。
子分「(憤怒し)くそっ、どいつもこいつもなめくさりやがってーっ」と突然早苗の脳天を狙って木刀を振り下ろす。
早苗が上体をひねってかわすと空振りし「ガズッ」とテーブルを叩く。
間髪入れず、手刀で「パキッ」と木刀の真ん中をへし折り、子分が衝撃で木刀を落とす。
6、7と共にあ然とし、
8 (か、樫(かし)の木刀を手刀でへし折った・・・)
早苗、あ然とする子分の前で悠々と2つに折れた木刀を拾う。
両手に折れた木刀を持ち、慄く子分に迫る。
突然「ガツ、ガツ、ガツ、ガツ、ガツ」と両の木刀で交互に滅多打ちする。
子分、頭蓋が割れ、脳みそを飛び散らせて絶命する。
6、7、8、半泣きでブルブル震え、雇われ女も「もういや・・・」とへたり込んで失禁。
ドサッと倒れた子分に目もくれず、若頭に迫ってゆくと若頭は失禁し「ひっ、ひー、来るなっ!」と目を剥いて叫ぶ。
早苗「わたしハゲが嫌いなのよね」
若頭「そ、そんな殺生な、わしかて好きでハゲに・・・」と言い終わらぬうち、頭を「ガツン」と殴る。
間髪入れず喉に木刀を「グシャ」と突き刺して絶命させる。
親分、恐怖に腰を抜かしソファーからズルっとずり落ちる。
女 「きーーっ、もういやーっ!」と髪をかきむしり半狂乱で絶叫する。
親分に突進して髪を引っ掴んでボカボカ殴り倒し、
女 「あんたが私を巻き込まなきゃこんな目に合わなかったのに、お前が死ねーっ」
女が一方的に親分を殴ってるのを見て6、7、8、あ然。
6、7、8顔を見合わせ、
6 「たしかに女の言う通りだよな・・・」
8 「ヤツが玲子さんをハメさえしなきゃこんな恐ろしい目に合わずに済んだんだ」
7 「どうせもう組は壊滅しちまってるし・・・」
突如6、7、8が親分に襲い掛かり殴る蹴るのボコボコにする。
寄ってたかってボコボコにしてるのを修一達が呆れて眺めている。
つづく
四百字詰原稿用紙換算13枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあります。季節は常に真夏である。
登場人物
須藤良子(12。小6)170㎝。
須藤志保(35) 170㎝。良子の母。
玲子(35)志保の友人。
桧垣早苗(25)170㎝。
悪相のやくざ3人
バーの雇われ女(25)すれっからしの準美人
ママ(40)着物を着て長い髪をお水風に結ったクセの強そうな準美人
親分(60)白髪交じりの髪、唇が卑しくひん曲がった悪相に偏光レンズのメガネをかけている。
若頭(60)スキンヘッドに念仏の入れ墨を入れた悪相。
屈強な子分2人(各40)
N=ナレーション
ママ、平然と飲み物を飲んでる女3人の向うに積み重なってる死体を見て驚愕する。
あ然とするママの後ろに修一が立っているがママは気づいてない。
きつい目つきで玲子を睨み、
ママ「玲子ちゃん、これどういう事?!」
玲子「(平然と)私をハメたらこうなるみたいですよ」
ふてぶてしい顔で、
ママ「はーっ?」
ママの後ろ髪をガッと掴み、
修一「はーっ?じゃあるかや」
ママの顔面をガヅッとカウンターに打ち付けた瞬間、血しぶきと前歯が5本折れて飛ぶ。
雇われ女、それを見て「ジャー」と失禁する。
8 「あ、姐さん・・・」と驚愕する横で7があ然としてる。
修一「おれの仲間を騙したり傷つけたもんはーー」と尚も「ガヅッ、ガヅッ、ガヅッ」と打ち付ける。
髪がほどけ夜叉のような形相になった血まみれの顔を持ち上げ、
修一「みんなあの世にいくのよ」
修一、ママの後ろから首に右腕をがっちり回す。
玲子、両手で顔を覆って目を閉じる。
志保が両手で良子の目を塞ごうとすると、あっけらかんと、
良子「こんなの見てもへっちゃらだから」
志保「(たじろぎ)そ、そうなの?・・・」
修一、左手で頭を「グギリ」とへし曲げ絶命させる。
雇われ女「もういやー、やめてー」とへたりこんだまま錯乱したように泣き叫ぶ。
優しい顔で雇われ女を手招きし、
修一「お姉さん、こっちへきんさい」
女、ぎょっとする。
女、慄きながら力なく立ちあがる(失禁でドレスの下半身は濡れている)。
乞うような目をして側に来た女の髪を優しい表情でかきあげてやり、
修一「あんたは心根はええ人そうじゃけんそがあに恐れんでもええ」
えっという顔で修一を見た女に、
修一「そのかわり車が来たら死体を運ぶのを手伝うて店内の血の後始末をするんぞ」
女、幼児のように無心の表情で修一を見つめる。
そして無心の表情でこくっと頷く。
7、8、その女の様子をぼう然と見ている。
ギイとドアが開いて、
6 「(修一に)車をもってきました」
6、ママの死体を見てギョッとする。
奥でぼう然と突っ立ってる7、8に、
修一「車に死体を運べ」
7、8、慄いて頷く。
注、店の外に停めたバン。座席は前にあるだけで後部はガランとした荷室になっている
後ろの扉を全開にしたバンに6、7、8、女の四人が死体を運び込んでいる。
注、店内のスツールに外側から玲子、志保、良子、早苗、修一の順に掛けている
店内に6、7、8、女の順に入ってきて、
6 「全員積み込みました」
修一「よし、さっさと血を拭いて後始末せえ」
修一「仕上げにリードがいるけん早苗さんはバイクで後についてきてね」
早苗「はい・・・」(きっと何か考えがあるのね)
血を拭いてる者達に、
修一「のお!」と声をかける。
顔を上げた4人に、
修一「その血がお前らの血でなくてよかったのう」
4人、戦慄する。
修一「志保さんら3人はここにいた方がよかろうね、今から血の雨が降るけん」
ヤクザ達4人、それを聞いて戦慄する。
良子「やだっ、血なんかへっちゃらだから良子も一緒にいく」
志保「足手まといにならないようにするから玲子と私も連れてって下さい」
少し呆れたように、
修一「志保さん、人を殺るのを面白がっちょらん?」
照れて、
志保「ま、まあ、少々の事には動じなくなったけど」(本当は修ちゃんがする事を全て見たいの・・・)
他車のない道路をバンと少し後ろにリードが走っている。
注、6が運転、7助手席、荷室の前部に死体が積まれ、後部右側に玲子、志保、良子。左側に8、修一、女が各々体育座りしている
荷室内で皆が座ってる絵。
玲子のドレスの奥に下着が見える絵。
さらに下着をズームする。
8、無表情で玲子の下着を見つめてる。
玲子、8の視線に気付くが無視する。
注、周囲に民家のない二階建ての組事務所。シャッターが開いたままの一階の車庫には3台停められるが既に2台停まっている。ガレージ奥に二階に上がる階段あり。二階事務所の全ての窓に鉄格子がはまり明かりがついている。室内には親分、若頭、他に屈強な子分が二人いる。ソファーの横に大きな金庫あり。
事務所の外観。
車庫にバンが静かに入ってゆき、早苗はリードを外に停めている。
全員車から降り、早苗もやってくる。
早苗、天井に取り付けてある監視カメラを見上げる。
同、事務所内
机の上の監視モニターにカメラを見上げる早苗の顔が映っており、それを椅子に掛けて見てる子分を背後からの視点で描いた絵。
早苗、右手でスカートの後ろに隠してた銃を抜き、左手でポケットからサイレンサーを取り出す。
早苗が銃口にサイレンサーをねじこんでるのを見て修一は呆れて(やれやれ)と呟き他の者達はあ然としている。
早苗、監視カメラに狙いをつける。
ズシュと撃ち抜く。
それを見て6、7、8怖気を振るい、
6 (最初から銃を使えば手っ取り早いのに・・・)
7 (わざわざ素手で殺したのは・・・)
8 (やくざを殺るのを楽しんでるんだ・・・)
階段の上は薄暗く不気味である。
不気味な階段を見上げて嬉しそうに、
修一「おおー、なんとも不気味げな階段じゃのお・・・」
修一「ツェッペリンの天国への階段が聴こえてきそうじゃわい」と言ったので早苗が「くっ」と吹く。
怯えて階段の前で立ちすくんでる子分達に、おどけた顔で、
修一「さて階段の上には何が待ち受けちょるんかのう?」
修一「お前らが先に上がれ」と言われ「ひっ」と悲鳴をあげた子分を見て早苗が「ぷっ」と吹く。
懇願するように、
6 「そ、それだけは勘弁して下さい」
7 「自分らはもう裏切り者同然で問答無用で殺られちまいますから」
早苗「(苦笑し)私が行くわ」と銃を手に階段を上がってゆく。
次に修一、子分3人と女が上がってゆく。
早苗、ドアの横の壁に耳をつけて中の様子を伺う。
早苗、「ニヤッ」と笑む。
ドアの横の壁に、早苗の頭の高さの位置に銃の狙いをつける。
子分達、ぼう然と見ている。
「ズシュッ」と引き金を引く。
同、事務所内
ドアの横で木刀を構えてた子分のこめかみに「ボッ」と穴が開いた絵のアップ。
どさっと倒れた子分を見てソファーにふんぞり返ってた親分、若頭、もう一人の木刀を持った子分が驚愕する。
ギイとドアが開き、親分、若頭が戦慄する。
早苗を先頭に修一、緊張した6、7、8、雇われ女の順に室内に入ってくる。
6、7、8を睨み、
若頭「お、お前ら・・・姐さんはどうしたんじゃ?」
修一「先に彼岸に旅立っておどれらを手招きしちょる」
注、この時点で志保達も事務所内に入ってる。
親分「(驚愕し)な、なんじゃとー・・・?!」
木刀を上段に構えて逡巡してる子分を見て、
早苗「私が素手だったら相手してくれる?」
子分、脂汗を流して逡巡する。
良子に銃を渡し、
早苗「ちょっと持っててね、退屈だったらこいつらを撃ってもいいわよ」
嬉しそうに、
良子「はい。一回人を撃ってみたかったんです」と言ったので6、7、8、女、驚愕する。
良子、興味深げに銃をいじる。
おもむろに銃口を8のこめかみに突きつけたので8が「ひっ」と慄く。
良子が「カチッ」と撃鉄を起こしたのを見て目を剥いた8から離れ、
志保「良子まって、こっちに脳みそが飛んできちゃうから」
8、恐怖に失禁する。
「カチッ」と撃鉄を戻し、
良子「冗談に決まってるでしょ、ママもお茶目なんだからー」
志保「え?本当に撃つと思って避けたんだけど・・・」と言う志保を見て玲子が苦笑してる。
子分「(憤怒し)くそっ、どいつもこいつもなめくさりやがってーっ」と突然早苗の脳天を狙って木刀を振り下ろす。
早苗が上体をひねってかわすと空振りし「ガズッ」とテーブルを叩く。
間髪入れず、手刀で「パキッ」と木刀の真ん中をへし折り、子分が衝撃で木刀を落とす。
6、7と共にあ然とし、
8 (か、樫(かし)の木刀を手刀でへし折った・・・)
早苗、あ然とする子分の前で悠々と2つに折れた木刀を拾う。
両手に折れた木刀を持ち、慄く子分に迫る。
突然「ガツ、ガツ、ガツ、ガツ、ガツ」と両の木刀で交互に滅多打ちする。
子分、頭蓋が割れ、脳みそを飛び散らせて絶命する。
6、7、8、半泣きでブルブル震え、雇われ女も「もういや・・・」とへたり込んで失禁。
ドサッと倒れた子分に目もくれず、若頭に迫ってゆくと若頭は失禁し「ひっ、ひー、来るなっ!」と目を剥いて叫ぶ。
早苗「わたしハゲが嫌いなのよね」
若頭「そ、そんな殺生な、わしかて好きでハゲに・・・」と言い終わらぬうち、頭を「ガツン」と殴る。
間髪入れず喉に木刀を「グシャ」と突き刺して絶命させる。
親分、恐怖に腰を抜かしソファーからズルっとずり落ちる。
女 「きーーっ、もういやーっ!」と髪をかきむしり半狂乱で絶叫する。
親分に突進して髪を引っ掴んでボカボカ殴り倒し、
女 「あんたが私を巻き込まなきゃこんな目に合わなかったのに、お前が死ねーっ」
女が一方的に親分を殴ってるのを見て6、7、8、あ然。
6、7、8顔を見合わせ、
6 「たしかに女の言う通りだよな・・・」
8 「ヤツが玲子さんをハメさえしなきゃこんな恐ろしい目に合わずに済んだんだ」
7 「どうせもう組は壊滅しちまってるし・・・」
突如6、7、8が親分に襲い掛かり殴る蹴るのボコボコにする。
寄ってたかってボコボコにしてるのを修一達が呆れて眺めている。
つづく
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