数社でボツになった漫画シナリオ

超美少年の愛(性同一性障害)は修一に恋していたが、ある切っ掛けを機に超美少女に変身して修一と・・・。

愛がイク(220)  校長の愉悦

2022-05-09 12:10:31 | 漫画のシナリオ
(220)校長の愉悦
四百字詰原稿用紙換算9枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあります。季節の設定は常に真夏である。

登場人物

桧垣早苗(25)170㎝。清楚な美人でスタイル抜群の体育教師。長い髪をひっつめて束ねている。テコンドー二段。

校長(55) 165㎝。白髪交じりの髪。穏やかで紳士然としている。

ヤクザ(40)不気味な悪相

N=ナレーション



   
   体育館の玄関内。下足入れが数列並んだ天井の絵に男の声、
  「要件は言わなくても分かってるな?」

   怯え、
校長「私に工面できる金は払った。いくら脅されても、もうこれ以上は一銭たりとも出す気はない」

男 「組長の姐(あね)さんに手をつけといてそれで済むと思ってんのか?」

男 「子供の使いじゃないんだ。はいさようですかと引き下がるヤクザがこの世にいると思うか?」

校長「無いものはないんだ、殺すなら殺してみろ」

   下足入れの裏で立ち聞きして感心し、
早苗(へー、校長先生って意外に腹が座ってんだ・・・)

   不気味な目で校長を凝視し、
男 「分かった。望みどおりにしてやるわ」と言った時後ろから「おい」と声がかかる。

   男、不敵な顔で振り向く。

   次の瞬間、横っ面に早苗の強烈な回し蹴りを「ガツン」と喰らう。

   男、血反吐を吐いて吹っ飛び頭を靴箱に打ち付ける。

   早苗を見て驚愕し、
校長「ひ・・・桧垣先生・・・」

   朦朧としつつ早苗を見て唖然とする男を不敵に見下ろし、
早苗「女にやられて意外?玉をぶら下げてんのなら立ちなさいよ」

早苗「私に指一本でも触れられたら許してあげるわ」という彼女を校長があ然と見る。

男 「こんクソアマがーっ」とものすごい形相で靴箱にすがって立ち上がる。

   すかさず顔面に後ろ回し蹴りを「ガゴッ」と喰らわし男が吹っ飛ぶ。

   横向けに倒れた男の顔面を早苗が平然と「ガツッ」と蹴る。

   尚も「ガツッ、ガツッ、ガツッ」と蹴り続け、
早苗「立ちなさいよ、これじゃ汗もかかないじゃないの」

   顔がボールのように腫れて死体のようになった男を慄然と見て、
校長(桧垣先生が格闘技の有段者だとは知ってたが、これほど強かったとは・・・)

校長「(恐る恐る)せ、先生、もうその位でいいんじゃないでしょうか・・・?」

早苗「え、内臓を破裂させる気なのに、こんなので許しちゃっていいんですか?」

   戦慄し、
校長(内臓を破裂させる・・・?!)

校長(桧垣先生は一旦敵とみなしたら容赦しない人なんだ、恐ろしや・・・)

校長「(恐る恐る)ここで死なれたら面倒ですし、その位でもう充分ではないかと・・・」

早苗「(がっかりし)そうですか。校長先生がいいんならいいですが・・・」

   男の首根っこと腰のベルトをひっつかむ。

   男をエビ反り状態で軽々持ち上げ、
早苗「外に捨ててきますので校長先生はそこにいて下さい。聞く事がありますから」

校長「(怯え)はっ、はい・・・」

   早苗、男をエビ反り状態で軽々持ち上げたまま外に出てゆく。

   早苗が体育館横の高い壁の外に「ドサッ」と男を投げ捨てたのを離れたとこから見て、
校長(ひっ、なんという怪力・・・)

   下足入れの絵。

   手をパンパンとはたきながら体育館の玄関内に戻ってきて、
早苗「お待たせしてすみません」

   恐れと恐縮がないまぜになった顔で、
校長「い、いえ、全然待ってませんから」

   腰に手を当てて厳しい表情で校長を見据え、
早苗「さてと・・・」と言った瞬間、校長がビクッと怯える。

早苗「聞かなくても察しはつきますが一応事情を伺いましょうか」

早苗「(平然と)私は警察より頼りになりますから」

   校長、苦渋の顔で逡巡しつつ頷く。

校長「(苦渋の顔で)実は・・・」

校長「あるクラブのママとですね・・・」

早苗「(きっぱり)はい分かりました。美人局に引っ掛かったんですね?」

校長「そ、そうなんですよ、いや実にお恥ずかしい限りです」

早苗「いくらむしられました?」

校長「(恥じ入り)二百万を四回、計八百万ほど・・・」

早苗「事務所の場所は分かってますよね?」

   恥じ入って頷き、
校長「一度拉致されましたから・・・」

早苗「じゃ行きましょうか」

   顎が外れんばかり驚愕し、
校長「はあーっ?」

校長「(怯え)い、行くって、まさか?・・・」

早苗「お金を取り返したくないんですか?大切な老後資金なんでしょ?このまま泣き寝入りするんですか?」

   目まぐるしく逡巡し、
校長(さっきの男を半殺しにしたからどっちみちただじゃすまないだろうな・・・)

校長(ええい、もうこうなりゃ破れかぶれだ)

   同、体育館内

   向こうで校長が教頭に何やら説明してるこちら側で早苗がボールを拾う良子を手招きし、
早苗「須藤さんちょっと」

   早苗の側に小走りで来て、
良子「なんでしょう先生?」

早苗「ちょっと急用で抜けなきゃならなくなったから、あとの事を頼んでいい?」

   笑顔で頷き、
良子「大丈夫ですよ、ちゃんと片付けときますから」


○教員駐車場

   駐車場にずらりと並んだ車の絵。

   向こうから校長がとぼとぼと歩いてくる。

   車の横に停めたリードのシートにブルマー姿でもたれてる早苗を見てあ然とし、
校長「そ、その格好で行かれるんですか?・・・」

早苗「(意外そうに)やくざに会うのに正装する必要なんかあります?」

校長「(抗弁を諦め)あ、ああ、そうですよね・・・」

   メットを手渡し、
早苗「これを被って顎紐をちゃんと留めてください」

校長「(驚き)え、私の車で行くのかと・・・?」

   メットを被りながら、
早苗「向こうに駐車場があるんですか?校長が駐禁の切符を切られたら笑われちゃいますよ」

校長「わ、分かりました・・・」とメットを被る。

   シート後部をポンポンと叩き、
早苗「はい、後ろに乗ってください」

校長「(照れて)は、はい・・・」

   シートに座った校長の股間に尻を密着させて早苗が跨る絵のアップ。

   羞恥し、
校長(おおお、なんか先生を後ろから犯してるみたいだな・・・)

   照れつつ焦り、
校長「あ、あの、どこを持ったらいいんですかね?・・・」

早苗「私の腰にしっかり掴まってください」

   駐車場の屋根の庇にB1が止まっている。

   セルを「プルン」とかける手のアップ。

   プルルルルと走り去る早苗の後をB1が飛んでついてゆく。

   ブルマーの股間部のアップ。

   早苗の腰を両手でしっかり持ち、彼女から放たれる芳香をうっとり嗅ぎながら、
校長(ああ、なんていい匂いなんだ。美人の匂いってこんなに芳(かぐわ)しいものなの
か・・・)

   早苗の腰をしっかり持ってる校長の手のアップに、
校長(それにはちきれんばかりに張りつめたこの腰の手触り、まさか桧垣先生の身体に触れられるとは・・・)

   欲情し、
校長(ううう、もう射精しちゃいそう・・・)N『校長がこれまでの人生で味わった最大の愉悦の瞬間であったーー』

        つづく
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 愛がイク(219)   校長の... | トップ | 愛がイク(221)  校長の... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

漫画のシナリオ」カテゴリの最新記事