数社でボツになった漫画シナリオ

超美少年の愛(性同一性障害)は修一に恋していたが、ある切っ掛けを機に超美少女に変身して修一と・・・。

愛がイク (114)  お春

2017-10-02 10:43:14 | 漫画のシナリオ
(114)お春

四百字詰原稿用紙換算12枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。

登場人物

お春(20)170㎝、凛とした美人で石川翔の影働きをする使用人。
なぜか頑なにノーパン、ノーブラを貫き、愛用の香水はゲランのシャリマー。

里香(17) 165㎝。修一と同クラス。清楚な美人でアニメ声。

石川翔(17)170㎝で痩身、黒縁メガネをかけた品のいいイケメン。

長尾秀介(70)スラッとした体形。穏やかな表情に知的さが滲み出ている。大地主。

長尾今子(30)170㎝、髪をひっつめてお団子にした超美人。

真菜(3) 今子の娘

ベトナム人の女達7人(各25。顔は並以下)
お春(20)120話で既出の美人。170㎝。
同、既出の執事(60)
同、既出のメイド三人(共に25)。ダウントン・アビーのメイドと同じ服(丈はひざが隠れる長さ)を着ている。

N=ナレーション


石川「帰国手続きが整うまで僕が色んな所へ案内してあげるよ」

   半信半疑で、
女達「ディズニーにも?」と尋ねられ石川が笑顔で頷く。

女達「わーっ」と跳びあがって歓喜する。

石川「じゃ、これから僕の家に行くから忘れ物がないように荷物をまとめて」

   ぴっと手を挙げ、
今子「私もいく」

石川「(笑顔)大歓迎ですよ」

   縫製会社の外に出て石川と並び、
修一「名物茶店のお春さんは元気?」

   微笑ましそうに頷き、
石川「呼ぶ?」

修一「(喜び)石川くんの権力を行使してぜひ呼んでくだされ」

   微笑ましそうに、
石川「受け賜りました」と携帯を手に取る。

修一「もう一つ、彼女らの貴重な三年間を奪ったこの腐れ会社も消滅させてくれ」

   石川、携帯を耳にあてながら指でOKのサインをする。


○石川宅

   石川宅の全景(外観も邸内もトランプの別荘と全く同じ大邸宅)。

   修一と里香以外の全員が邸の前の庭に立ってあ然と屋敷を見上げている。入り口横に執事とメイド三人がうやうやしく立っている。

   あ然とし、
長尾(私もそこそこの資産家だが、これほどの金持ちがいたとは・・・)

   後方から「えっほ、えっほ」と掛け声が聞こえてくる。

   皆が振り向くと時代劇そのものの格好をした駕籠かきが駕籠を担いでこちらにくる。

   全員があ然とする前に止まった駕籠の中には髷を結い、黄八丈の着物を着た美しいお春(20)が乗っている。

   圧倒され、
今子(なんて綺麗な人・・・て言うかなにこれ?)

   お春の手を取って駕籠から立たせ、
修一「お春、息災でなによりじゃ」

お春「(恥じらい)あい」

   その様子を見て驚き、
今子(え、手なんかつないでどういう関係?)

   皆の前に立ち笑顔で、
お春「みなさま、ようこそお越しくださいました」

お春「当家の主、翔様が心尽くしのアフタヌーンティーを用意しておりますのでどうぞお入りください」

   ピョンピョン跳ね、
里香「アフタヌーンティー、アフタヌーンティー」と言いながら一人遠慮なく玄関に入ってゆく。

  長いアンティークテーブルに豪華なアフタヌーンティーセットがいくつも用意されており、それを見て今子とベトナム人達が呆気にとられ、長尾は豪華絢爛な室内を見てあ然としている。

注、里香の横に長尾。その隣に今子と娘の真菜が座り、対面にベトナム人達が掛け、修一は皆と少し離れた所に掛けている。

   豪華なアフタヌーンティーセットに目を瞠って遠慮してるベトナム人達に、
里香「みんな遠慮しないでね。石川君がみんなを喜ばせたくて持て成してくれてんだから」

A 「(嬉しそうに)はい、いただきます」

   夢中で食べながら長尾に、
里香「これ香港のペニンシュラから引き抜いたシェフが作ったんですよ」

   今子と共に驚き、
長尾「あ、あのペニンシュラから・・・?」

長尾「石川君って一体何者なんだね?」

   無心に食いながら、
里香「兵器の発明家でアメリカの国防総省や世界中の武器商人らと取引してるみたいですよ」

長尾「(驚愕し)君はすごい人と知り合いなんだね」

   夢中で食べながら、
里香「ほんとにすごいのは修ちゃんの方だと思うけど」

長尾「た、確かに、あんなに腹が座った破天荒な人は他にはいないだろうね」

里香「つき合う人がかわると性格が変わる。性格がかわったら人生も変わる。里香は修ちゃんと出会ってから毎日が超ハッピーなの」

   長尾と今子、納得したように小さく頷く。

   椅子に掛けた修一が、片膝をついたお春に足洗い桶で足を洗ってもらっている。

   今子、ふっと修一の方を見る。

   修一、お春の着物のすそが割れて露わになっている太腿を凝視。

   お春、修一の視線に気づき恥らう。

   それを見てむっとし、
今子(私の太腿のほうが色っぽいのに・・・)

修一「お春は江戸時代に住んでいるのだったな?」

お春「(はにかんで)あい」

修一「当然パンツは無いからノーパンであろうな?」

お春「(恥じらい)あい・・・」

修一「ちと尋ねるが」

お春「(頷き)なんなりと」

修一「月の物の折りにはどう致しておるのじゃ?」

   お春、赤面して俯く。

修一「これ、こたえぬか」

お春「(赤面)・・・ふん・・・」

修一「ふん?」

お春「(赤面)ふんどしをして綿や布を宛がっておりまする」

修一「(感心し)なんと、ふんどしをのう・・・」

お春「その折りには着物を汚さぬように常に括約筋を締めつけておりますゆえ・・・」

修一「ゆえ?」

お春「(頬を染め)格別締まりがよおございます・・・」

   修一達を見てむっとし、
今子(締まりなら私だって負けないわよ)

修一「一度そちと試したいものよのう」

お春「(頬を染め)お声掛け頂いたら、お春はどこにでも参ります」

修一「その時は今の格好で来るのじゃぞ」

お春「あい」と頷く。

修一「むふ、愛い(うい)ヤツめ」

   修一の事など意にも介さず満足げにお腹をさすり、
里香「ふうー、食べた食べた、もうお腹いっぱいだー」

   その時、部屋に入って来た石川に、
石川「里香ちゃんちょっと」と呼ばれて里香が振り向く。

   石川に歩み寄り、
里香「なあに?」

   B1の下半分、尻の部分が10本入った小さなケースの蓋を開けて見せ、
石川「B1の毒液カートリッジを渡しとく」

里香「おお、有難う。今のペースでいったらあっと言う間になくなっちゃうとこだった」

石川「そんな気がしたから」

里香「で、どうやって交換するの?」

石川「B1をちょっと出してみて?」

里香「ブンちゃん、出ておいで」と言うとスカートの中からブンちゃんがもぞもぞ出てくる。

   石川がブンちゃんを持って尻の部分をくるくる回すのを見ながら冷ややかな眼差しで、
里香「ふーん、あらぬとこから出てきても全然驚かないんだね?」

   胴から尻を外したまま固まり、
石川「(汗)え・・・?」

   冷ややかな眼差しで、
里香「まるで隠し場所を知ってたみたい」

石川(うっ、また凍てつくような眼差し・・・)

   焦って取り繕い、
石川「だ、だってその格好じゃどう考えてもスカートしか隠し場所はないでしょー?」

   カートリッジを交換したB1とケースを手渡し、
石川「はい、ぜんぶ使い切ったらまた補充してあげるからね」

   真剣にケースのカートリッジを見て、
里香「10個あるから軽く百人は殺せるって事か・・・」

   気まずさを取り繕い、逃げる様にベトナム人達に歩み寄り、
石川「どう、美味しかったかい?」(ふう、マジで里香ちゃんは怖すぎる・・・)

A 「(歓喜し)こんなご馳走、生まれて初めて食べました」

B 「わたしも」

石川「じゃ、一息ついたとこで君達の部屋を案内しとこうか」

注、広い寝室。天蓋つきの大きなベッドと豪華な家具調度品あり。

   ベトナム人達、部屋に入るなり「きゃーっ、なにこの部屋?」「うわー、お姫様になった気分―」等と興奮しきりなのを笑顔で見て、
石川「他にもいっぱい部屋はあるから好きな部屋を選んでいいよ」

  女達、感激のあまり口をそろえ、
 「ええええーーー?!」


   夜。自宅前までロールスで送ってもらった里香が長尾と今子に手を振り、
里香「おやすみなさい」と言ってる絵に、
N 『里香は自宅まで送ってもらい、修一は明日からの観光につき合うため石川の邸宅に泊まる事になった』


   夜。長尾宅の外観。

   消灯した寝室で真菜が寝息をたてて寝ている絵に2人の会話、
  「今日は驚きの連続だったが今子さんは楽しんだようだね」

  「すごくエキサイティングな一日でとっても楽しかった」

   長尾の寝室内。天井等の絵に会話、
  「今子さんが下着を履いてなかったから誘拐犯のやつら、さぞたまげただろ?」

  「お義父さまの趣味だから仕方ないけどすごく恥ずかしかった・・・」

   ベッドの上で裸で胡坐をかいた長尾の上に背を向けてまたがった今子がパンツの横から挿入され、
長尾「下着は前戯に使う物でな。たまに履いて、ほらこうやって横から・・・」

今子「あうぅぅ、今夜のお義父さま・・・すごい・・・」

      つづく」


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