数社でボツになった漫画シナリオ

超美少年の愛(性同一性障害)は修一に恋していたが、ある切っ掛けを機に超美少女に変身して修一と・・・。

愛がイク(160)  名刀、藤原兼定(ふじわらかねさだ

2019-07-22 13:52:20 | 漫画のシナリオ
(160)名刀、藤原兼定(ふじわらかねさだ)

四百字詰原稿用紙換算9枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。

登場人物
長尾今子(30) 170㎝。髪をひっつめた色っぽい美人。夫と死別後、一人娘の真菜(3)と共に大富豪の義父(70)と暮らす。ノリがよく、お茶目である。

香奈(30)170㎝。全身に生活の豊かさが滲み出た図抜けた美人。

香奈の不倫相手のチョイ悪男(25)

半ぐれ4人組のA、B、C、D(各々25。全員物凄い悪相)

N=ナレーション


○今子の屋敷

   庭にアパッチが止めてある絵。

   蔵を上から俯瞰して描いた絵。

   今子が蔵の扉の横の指紋認証機に人差し指を当てると「ピッ」と音がする。

   分厚い頑丈な扉が横にスーッと開く。

注、蔵の中は博物館の如く、兜、刀架けにかかった何十振りもの名刀、屏風、巻物等がびっしり保存されている。

   蔵内を見回してあ然とし、
修一「なんと・・・」

   したり顔で、
今子「でしょ?」

   圧倒され、
修一「こりゃちょっとした博物館じゃのう・・・」

今子「どれもが超一級品で全国の博物館から譲って欲しいって問い合わせがくるのよ」

今子「お義父様は先祖から受け継いだ物を散逸させられないってーー」

   所蔵品の絵に今子の声、
  「片っ端から断ってるけどね」

   ある刀の前で足を止めた修一の横顔を今子が満足げに見る。

   修一、憑かれたようにその刀に魅入る。

   躊躇し、
修一「手に取ってもいいか?」

今子「もちろん」

   修一、刀に手を伸ばす。

   手にとった刀をすっと鞘から抜く。

   魅入られたように刀を凝視し「ふうー」とため息をもらせた修一に、
今子「迷いもせずそれに目をつけるとはさすがね。藤原兼定(ふじわらかねさだ)よ」

今子「兼定の現存作は少なくてとても貴重な刀なの」

   蔵の天井の絵に今子の声、
  「市場に出せば一億は下らないそうよ」

   刀に魅入られながら、
修一「刀工の魂と腕の冴えがひしひしと伝わってくる名刀じゃのう」

修一「なんか、もわーっとした妖気が漂い出て、クソ共を斬りたいと訴えちょるようじゃのう・・・」

   今子、したり顔で頷く。

修一「これが欲しいゆうたらほんまにくれるんか?」

今子「もちろん」

   刀を鞘に納めながら、
修一「よっしゃ、今から兼定の試し斬りにいくぞ」

   嬉しそうに、
今子「そうこなくっちゃ!」N『以前、誘拐され中東に売られかけた今子のクソ共に対する憎しみは凄まじかったーー』

   空の絵に修一の声、
  「どっかにクソが群れちょらんかいのう、うずうずするわいや」

   上空を飛ぶアパッチ。共にメットを被った二人が道路を見下ろしている。



   他車の通行がまったくない辺ぴな道路、路肩には大きな木が隙間なく植林され、裏側は草が茂った原っぱになっている道をアベックが乗ったレクサスだけが走っている。

   同、車内

   パンツを片方の足首まで下し、スカートをたくりあげた香奈(35。ノースリーブ、膝上丈のタイトスカート)が運転席の男(25)に性器をいじられ喘いでいる。

   頭をのけ反らせ、
香奈「あうぅ、気持ちいい・・・」

   喘ぐ香奈の横顔をイヤらしい目つきで見て、
男 「旦那はこんな風にいじってくれないのか?」

香奈「即挿入、うっで終わりのマジ三擦り半男よ」

香奈「夫は私を肉便器ぐらいにしか思ってないのよ」

男 「そんな事だと思った」

男 「でなきゃ、香奈みたいな美人が俺なんかにひっかかるはずないもんな」

   弄られてる股間のアップに男の声、
  「それにしても勿体ない。香奈の名器をじっくり堪能しないとは」

香奈「それ以前にソリが合わないのよ。だから溜まった物を出すだけの単なる穴としか思ってないのよ」

   男が、喘ぐ香奈を興奮していじってると横に車がすっと並ぶ。

注、スモークを貼ってるので車内は見えない。

   男、その車にふっと気づく。

   併走する車を見ながら、
男 (なんだ、不気味な車だな・・・)

   その車がすっとスピードを上げ前に割り込む。

   3台が連なってトロトロ走ってるのを上から俯瞰して描いた絵。

   トロトロ走る前車を見て訝しげに、
香奈「これって進路妨害されてるの?」

   不安げに、
香奈「追い越しもしてないのになにが気に障ったの・・・?」

   振り返るともう一台にベタづけされてたので慄き、
香奈「きゃっ、挟み撃ちよ!」

   怯えを顔に滲ませた男に、
香奈「いつも悪ぶってるくせに、なんとかしてよ」

男 「(怯え)そ、そう言われても・・・」

男 「へたに逃げたら奴らを刺激するだけだぞ・・・」

   先頭車がすっと停まったので男も停まる。

   逼迫して男に、
香奈「もし私が強姦されそうになったら助けてくれるわよね?」

   前車の運転席からA、助手席からBが同時に降りる。

   A、Bが自分達の車の横に立って無表情で香奈達の車を見ながら煙草に火をつける。

   そのA、Bを車内から怯えて見つめ、
男 (うっわー、めっちゃヤバそうな奴等・・・)

   自分達に関心なさげな二人を見て、
香奈「・・・案外、脅すだけで手を出す気はないのかも・・・」

   突然後続車に乗ってたCが運転席の窓をグシャッと肘で割ったので男は「ひっ」と顔をよけ、香奈が「きゃっ」と叫ぶ。

   C、車内を覗き、怯える香奈の左薬指の結婚指輪を見る。

   香奈の足首に下ろしたパンツに目を止め、
C 「お楽しみのとこを邪魔したみたいね」

C 「じゃが奥さん、不倫は火傷のもとよ」

   男の後頭部を鷲掴みにして顔面をハンドルにガズッ、ガズッと打ち付け、
C 「あんたみたいな、どえらいべっぴんが」

   尚もガズッ、ガズッと打ち付けながら、
C 「こんな腰抜けのどこがよくてハメさすの、え?」

香奈「やめてっ、彼に手を出さないで」

   後続車に乗ってたDが助手席の窓を割らんと拳を振り上げ(男はハンドルに突っ伏し気絶してる)、
D 「こらー、窓を開けんかい。男の心配してる場合じゃ・・・」

   と言いかけ、こっちに振り向いた香奈の美貌に感心し、
D 「ほっ、なんとゆう美形・・・」

D 「ガラスの破片で顔に傷つけたら商品価値を下げるとこだった」

   戦慄し、
香奈(商品って・・・)

香奈(まさか風俗に売りとばすつもり・・・?)

   D、助手席のドアをガチャと開ける。

   そして香奈の足首に引っ掛かったパンツを凝視する。

   小腰を屈めて伸ばした中指で香奈の股間に触れ、
D 「もっと足を開け」

   香奈、恐怖に怯えながら足を開く。

   香奈、Dに指をぬちゅと入れられた瞬間、戦慄する。

   膣に指を入れたまま感心し、
D 「バツグンに締まる上に数の子天井とは・・・」

   膣から抜いた指を嗅ぎながら、
D 「匂いも強すぎず、どえらい名器にぶち当たったものよ」

   自分達の車にもたれて煙草を吸いながらこっちを見てるABに、Dが頷く。

   AB、ニッとほくそ笑んで指で煙草を弾き飛ばす。

   こっちに向かって来るABを車内から見て怯え、
香奈「ち、ちょっと、何する気なの・・・?」

       つづく






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