(49) ミスター・ロンリー
四百字詰原稿用紙換算11枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあります。季節は常に真夏である。
登場人物
広田民江(28) 170㎝。外見は砕けて見えるが内面は純真で見た目とのギャップがある。
神屋修三(50)170㎝。白髪交じりの紳士で、どこか崩れた雰囲気もある。
小田聖子(28)大阪弁の美人。
小田卓也(30)聖子の夫、誠実そう。
田丸洋子(45) 170㎝。生活の豊かさが全身に滲み出た色っぽい熟女。
N=ナレーション
快晴の空の絵。
セミが鳴いてる大きな公園の全景。
Tシャツ、下はジャージ姿の洋子が自転車で公園内を走行している。
注、前カゴに着替えが入ったバッグを入れている。
ふっと横を見て驚き「キキーッ」とブレーキをかける。
すぐ側のベンチにもたれた男の後ろ姿を凝視。
洋子、顔を輝かせる。
粗末な服装の神屋、ぼーっと空を見ている。
ベンチの背側から修三を見下し、
洋子「修三さん・・・」
神屋「(驚き)・・・洋子・・・」
神屋「えっ、なんで?・・・」
洋子「私こそ驚いたわよー」
洋子「前のマンションに訪ねて行ったら別の人が住んでたし、どんなに会いたかったか」
神屋「あんなに悪態ついて別れたがったのにか?・・・」
両手で顔を押さえて赤面し、
洋子「きやっ、言わないで!」
両手で顔を押さえたまま身をよじり、
洋子「死ぬほど後悔してるんだから~」
微笑み、
神屋「顔はキリっとして近寄り難いのに相変わらず仕草が可愛い女だ」
洋子、頬を染める。
神屋「ひょっとしたらそれは俺にだけ見せる仕草か?」
洋子、恥ずかしそうに頷く。
神屋、洋子の全身をまじまじ見る。
神屋「町内の運動会の帰りか?」
洋子「そんなとこ。ママさんバレーをやってるの」
洋子「たまたまいつもと違うコースを通ったら修三さんとバッタリ・・・」
神屋「(股間を見つめ)・・・下はブルマーか?」
頬を染めて頷き、
洋子「うん・・・」
洋子「・・・見たい?」
神屋「(おどけて)見たいでちゅー」
目尻を濡らし、
洋子「変わってなくてよかった・・・」
洋子「(目尻を拭い)熟女のブルマー姿ってそう見られるものじゃないんだから」
神屋宅の外観。
同、室内
立ったまま呆れて部屋を見回し、
洋子「・・・すさまじく何もないのね・・・」
神屋「1年半前にリストラされて、今は生活保護で食ってる」
洋子、驚く。
神屋「餓死寸前のとこに民生委員の人が訪ねて来てくれたから助かったんだ」
神屋「自力で立てないほど衰弱してたから、あれがもう1日遅かったらあの世に行ってたかもな・・・」
洋子、目尻を指で拭ったときに棚に置いてあるアラミスに気づく。
洋子「餓死寸前でも香水だけは手放さないのが貴男らしいわね」
洋子「アラミスをつけた人とすれ違うたびに胸がキュンとなってた・・・」
神屋「私は洋子のアソコの匂いが頭をよぎるたびに、のた打ち回ってたよ・・・」
洋子、涙があふれる。
洋子「生活保護って月にいくら位もらえるの?」
神屋「約12万ってとこかな」
洋子「(驚き)それでやってけるの?ちゃんと食事してる?」
神屋「ま、それなりにな」と立ったままの洋子の前に膝をついてジャージをずらす。
えぐれたブルマーに驚き、
神屋「げーっ」
洋子、口を押えて「ぷっ」と吹く。
神屋「こんなエグれたブルマーでバレーやって具がはみ出ないのか?」
洋子「(おどけて)さあどおでしょー?」
ブルマーの上から股間に顔を埋めてスーハースーハーし、
神屋「涙が出そうなほど懐かしい匂いだ。もう嗅げないと諦めてた・・・」
洋子「私も・・・」
切なげに神屋の髪を指でとかし、
洋子「白いのが少し増えた・・・?」
股間を嗅ぎながら、
神屋「この頃涙もろくなったし、1年半前位から急に早くなって、出たかどうか分からない感じになっってきた・・・」
不安げに、
洋子「・・・その女(ひと)とは今も続いてるの?」
神屋「金回りが悪くなったら突然連絡がつかなくなった」
洋子「可哀そうに、溜まって辛かったでしょうに・・・」
神屋「体育座りして」
小指で目じりを拭い苦笑して、
洋子「うん」
体育座りした股間と太腿のアップ。
洋子「どう?まだ賞味期限内かしら?」
下半身を凝視し、
神屋「飽きるまで当分、ブルマーで会いに来てくれ。パンツより興奮する」
泣きそうな顔で頷き、
洋子「・・・うん」
洋子「モヤモヤさせたくないから先に言っとくね」
洋子「今の夫とは数えるほどしかヤッてないし、今後も絶対にさせないからね」
神屋「(コクっと頷き)匂いで分かる・・・」
洋子「(照れて)ジェットストリームのミスター・ロンリーをかけて。私達がエッチをするときのテーマ曲・・・」
ラジカセのスイッチを入れる神屋の指のアップ。
♪が流れ、床の上のブラの絵にセリフ、
「・・・ちょっと軽くなった?」
「洋子の恥骨は量りか?」
床に丸まったパンツの絵に、
「・・・泣くな」
「私がこんなにやつれさせてしまった・・・」
正常位で動く神屋に、
洋子「無理しなくていい・・・」
洋子「私だって年を取ったし、入ってるだけで満足だから・・・」
神屋「そう言われたら出口で止まった」
洋子「うふ、じゃ連発で言うわよ」
カップラーメンの空き容器を放置したままの汚い流しの絵に洋子の絶叫、
「ぁぁ、あ、いぃ・・・いぐーーーっ」
天井の絵に二人の声、
「・・・はぁはぁ、久し振りにふくらはぎが吊っちゃった・・・」
「久しぶりにカチカチになった太腿を触った・・・」
神屋に腕枕され、
洋子「ねえ、これからどうしたらいいの?」
神屋「なるようにしかならんだろ」
神屋「頭で考えた通りにいかなかったから今こうしてるんだろ?」
洋子「そうよね・・・」
天井の絵に神屋のセリフ、
「感情と情欲の赴くままに任せるしかないんだ。身体が枯れるまではな・・・その後の事は知るか」
神屋がのしかかってきたので、
洋子「え?もう出来るの・・・?」
洋子の股間に手が伸びる絵にセリフ、
「これからは私が身の回りの世話をしてあげる・・・あぁ・・・そこよ・・・」
夜、聖子宅の外観。
同、キッチン
流しで洗い物をする聖子(エプロン姿)の後ろ姿。
卓也「ちょっと散歩してくる」
驚いて振り返り、
聖子「え、こんな時間にどこへいくん?」
バタンと閉まったドアを見つめ、
聖子「・・・」
○民江宅
民江宅のマンションの外観(1K)に「ピンポーン」とチャイムの音。
ドアをガチャッと開けた民江、卓也を見て満面の笑顔で、
民江「いらっしゃい」
注、民江はノースリーブにミニスカート姿。
卓也、ぼう然と民江に見惚れる。
民江「(笑顔で)え・・・?」
卓也「超感動。そんな笑顔で迎えられたの初めて・・・」
民江、卓也に見惚れる。
整然と片付いた部屋(寝具はベッド)。小さなお膳にコーヒー、小皿にクッキーが乗った絵のアップ。
二人、御膳を挟んで床に座り、
卓也「驚いたなあ、これ、君が焼いたの?」
民江「(頷き)どうぞ召し上がれ」
クッキーをサクッと食い、
卓也「めしあがれなんて優しい言葉、初めて言われたよー」
民江、首を少し傾げて微笑んで卓也を見つめる。
卓也「その首を傾げる仕草、泣きそうなほど好き。この先もずっとしてくれる?」
民江、微笑んでコクと頷く。
卓也「僕の言葉の端々からもう察しはついてるだろうけど、妻との関係を話しとくね・・・」
民江、コクと頷く。
片付いたキッチンの絵。
正坐した太腿の奥にパンツがチラっと見える絵のアップ。
微笑して胸を叩き、
民江「・・・すべて了解しました。どんとこい!」
卓也「なんて頼もしいんだ。会うほどに、1分ごとに好きさが増してゆく・・・」
民江、驚く。
卓也「この調子で行ったら1週間後には胸がパンクして倒れてしまいそう。その時は介抱してくれる?」
頬を染めて頷き、
民江「人工呼吸して必ず助けますよ」
卓也「今それやってくれる?」
緊張した顔で、
民江「あの、先に言っとかないといけない事があるんですが・・・」
ドキンッと凍りつき、
卓也(またもや男性遍歴の告白か・・・)
太腿の奥にパンツがちらっと見える絵のアップに卓也の呟き、
(こんな美人だから、きっといろんな男と色々あったんだろな・・・)
尚も太腿の奥をズームした絵に、
卓也(僕は一生処女を知らないまま朽ち果てる運命なのか・・・)
つづく
四百字詰原稿用紙換算11枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあります。季節は常に真夏である。
登場人物
広田民江(28) 170㎝。外見は砕けて見えるが内面は純真で見た目とのギャップがある。
神屋修三(50)170㎝。白髪交じりの紳士で、どこか崩れた雰囲気もある。
小田聖子(28)大阪弁の美人。
小田卓也(30)聖子の夫、誠実そう。
田丸洋子(45) 170㎝。生活の豊かさが全身に滲み出た色っぽい熟女。
N=ナレーション
快晴の空の絵。
セミが鳴いてる大きな公園の全景。
Tシャツ、下はジャージ姿の洋子が自転車で公園内を走行している。
注、前カゴに着替えが入ったバッグを入れている。
ふっと横を見て驚き「キキーッ」とブレーキをかける。
すぐ側のベンチにもたれた男の後ろ姿を凝視。
洋子、顔を輝かせる。
粗末な服装の神屋、ぼーっと空を見ている。
ベンチの背側から修三を見下し、
洋子「修三さん・・・」
神屋「(驚き)・・・洋子・・・」
神屋「えっ、なんで?・・・」
洋子「私こそ驚いたわよー」
洋子「前のマンションに訪ねて行ったら別の人が住んでたし、どんなに会いたかったか」
神屋「あんなに悪態ついて別れたがったのにか?・・・」
両手で顔を押さえて赤面し、
洋子「きやっ、言わないで!」
両手で顔を押さえたまま身をよじり、
洋子「死ぬほど後悔してるんだから~」
微笑み、
神屋「顔はキリっとして近寄り難いのに相変わらず仕草が可愛い女だ」
洋子、頬を染める。
神屋「ひょっとしたらそれは俺にだけ見せる仕草か?」
洋子、恥ずかしそうに頷く。
神屋、洋子の全身をまじまじ見る。
神屋「町内の運動会の帰りか?」
洋子「そんなとこ。ママさんバレーをやってるの」
洋子「たまたまいつもと違うコースを通ったら修三さんとバッタリ・・・」
神屋「(股間を見つめ)・・・下はブルマーか?」
頬を染めて頷き、
洋子「うん・・・」
洋子「・・・見たい?」
神屋「(おどけて)見たいでちゅー」
目尻を濡らし、
洋子「変わってなくてよかった・・・」
洋子「(目尻を拭い)熟女のブルマー姿ってそう見られるものじゃないんだから」
神屋宅の外観。
同、室内
立ったまま呆れて部屋を見回し、
洋子「・・・すさまじく何もないのね・・・」
神屋「1年半前にリストラされて、今は生活保護で食ってる」
洋子、驚く。
神屋「餓死寸前のとこに民生委員の人が訪ねて来てくれたから助かったんだ」
神屋「自力で立てないほど衰弱してたから、あれがもう1日遅かったらあの世に行ってたかもな・・・」
洋子、目尻を指で拭ったときに棚に置いてあるアラミスに気づく。
洋子「餓死寸前でも香水だけは手放さないのが貴男らしいわね」
洋子「アラミスをつけた人とすれ違うたびに胸がキュンとなってた・・・」
神屋「私は洋子のアソコの匂いが頭をよぎるたびに、のた打ち回ってたよ・・・」
洋子、涙があふれる。
洋子「生活保護って月にいくら位もらえるの?」
神屋「約12万ってとこかな」
洋子「(驚き)それでやってけるの?ちゃんと食事してる?」
神屋「ま、それなりにな」と立ったままの洋子の前に膝をついてジャージをずらす。
えぐれたブルマーに驚き、
神屋「げーっ」
洋子、口を押えて「ぷっ」と吹く。
神屋「こんなエグれたブルマーでバレーやって具がはみ出ないのか?」
洋子「(おどけて)さあどおでしょー?」
ブルマーの上から股間に顔を埋めてスーハースーハーし、
神屋「涙が出そうなほど懐かしい匂いだ。もう嗅げないと諦めてた・・・」
洋子「私も・・・」
切なげに神屋の髪を指でとかし、
洋子「白いのが少し増えた・・・?」
股間を嗅ぎながら、
神屋「この頃涙もろくなったし、1年半前位から急に早くなって、出たかどうか分からない感じになっってきた・・・」
不安げに、
洋子「・・・その女(ひと)とは今も続いてるの?」
神屋「金回りが悪くなったら突然連絡がつかなくなった」
洋子「可哀そうに、溜まって辛かったでしょうに・・・」
神屋「体育座りして」
小指で目じりを拭い苦笑して、
洋子「うん」
体育座りした股間と太腿のアップ。
洋子「どう?まだ賞味期限内かしら?」
下半身を凝視し、
神屋「飽きるまで当分、ブルマーで会いに来てくれ。パンツより興奮する」
泣きそうな顔で頷き、
洋子「・・・うん」
洋子「モヤモヤさせたくないから先に言っとくね」
洋子「今の夫とは数えるほどしかヤッてないし、今後も絶対にさせないからね」
神屋「(コクっと頷き)匂いで分かる・・・」
洋子「(照れて)ジェットストリームのミスター・ロンリーをかけて。私達がエッチをするときのテーマ曲・・・」
ラジカセのスイッチを入れる神屋の指のアップ。
♪が流れ、床の上のブラの絵にセリフ、
「・・・ちょっと軽くなった?」
「洋子の恥骨は量りか?」
床に丸まったパンツの絵に、
「・・・泣くな」
「私がこんなにやつれさせてしまった・・・」
正常位で動く神屋に、
洋子「無理しなくていい・・・」
洋子「私だって年を取ったし、入ってるだけで満足だから・・・」
神屋「そう言われたら出口で止まった」
洋子「うふ、じゃ連発で言うわよ」
カップラーメンの空き容器を放置したままの汚い流しの絵に洋子の絶叫、
「ぁぁ、あ、いぃ・・・いぐーーーっ」
天井の絵に二人の声、
「・・・はぁはぁ、久し振りにふくらはぎが吊っちゃった・・・」
「久しぶりにカチカチになった太腿を触った・・・」
神屋に腕枕され、
洋子「ねえ、これからどうしたらいいの?」
神屋「なるようにしかならんだろ」
神屋「頭で考えた通りにいかなかったから今こうしてるんだろ?」
洋子「そうよね・・・」
天井の絵に神屋のセリフ、
「感情と情欲の赴くままに任せるしかないんだ。身体が枯れるまではな・・・その後の事は知るか」
神屋がのしかかってきたので、
洋子「え?もう出来るの・・・?」
洋子の股間に手が伸びる絵にセリフ、
「これからは私が身の回りの世話をしてあげる・・・あぁ・・・そこよ・・・」
夜、聖子宅の外観。
同、キッチン
流しで洗い物をする聖子(エプロン姿)の後ろ姿。
卓也「ちょっと散歩してくる」
驚いて振り返り、
聖子「え、こんな時間にどこへいくん?」
バタンと閉まったドアを見つめ、
聖子「・・・」
○民江宅
民江宅のマンションの外観(1K)に「ピンポーン」とチャイムの音。
ドアをガチャッと開けた民江、卓也を見て満面の笑顔で、
民江「いらっしゃい」
注、民江はノースリーブにミニスカート姿。
卓也、ぼう然と民江に見惚れる。
民江「(笑顔で)え・・・?」
卓也「超感動。そんな笑顔で迎えられたの初めて・・・」
民江、卓也に見惚れる。
整然と片付いた部屋(寝具はベッド)。小さなお膳にコーヒー、小皿にクッキーが乗った絵のアップ。
二人、御膳を挟んで床に座り、
卓也「驚いたなあ、これ、君が焼いたの?」
民江「(頷き)どうぞ召し上がれ」
クッキーをサクッと食い、
卓也「めしあがれなんて優しい言葉、初めて言われたよー」
民江、首を少し傾げて微笑んで卓也を見つめる。
卓也「その首を傾げる仕草、泣きそうなほど好き。この先もずっとしてくれる?」
民江、微笑んでコクと頷く。
卓也「僕の言葉の端々からもう察しはついてるだろうけど、妻との関係を話しとくね・・・」
民江、コクと頷く。
片付いたキッチンの絵。
正坐した太腿の奥にパンツがチラっと見える絵のアップ。
微笑して胸を叩き、
民江「・・・すべて了解しました。どんとこい!」
卓也「なんて頼もしいんだ。会うほどに、1分ごとに好きさが増してゆく・・・」
民江、驚く。
卓也「この調子で行ったら1週間後には胸がパンクして倒れてしまいそう。その時は介抱してくれる?」
頬を染めて頷き、
民江「人工呼吸して必ず助けますよ」
卓也「今それやってくれる?」
緊張した顔で、
民江「あの、先に言っとかないといけない事があるんですが・・・」
ドキンッと凍りつき、
卓也(またもや男性遍歴の告白か・・・)
太腿の奥にパンツがちらっと見える絵のアップに卓也の呟き、
(こんな美人だから、きっといろんな男と色々あったんだろな・・・)
尚も太腿の奥をズームした絵に、
卓也(僕は一生処女を知らないまま朽ち果てる運命なのか・・・)
つづく