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テンポの良い仕事 タイヤ専門店イマージン!

2022年07月10日 | タイヤビジネス

40年程前 車に乗り出したころ

日産はL20型六気筒の直列エンジンが主力でありました。

当時 公害問題から排気ガス規制が掛かっていて

エンジン出力も2000CCで130馬力程度で 

触媒は付くわ EGRは付くわで とにかくクリーンエンジンと言う流れでした。

キャブレターから

EGIとかEFIと呼ばれる電子制御燃料噴射装置に置き換えられて

薄い薄い混合気でエンジン出力を弱めて ひたすら排気ガス浄化と言う時代です。

 

しかしそんなフン詰まりのエンジンでは飽き足らず

ソレックスやウェーバーといったキャブレーターを装着したり

触媒を外してしまい タコ足デュアルマフラーに替えてしまうチューニングも

若者中心に流行り出していました、懐かしい思い出です。

 

特にL型エンジンでは

キャブや排気系の補器類だけでなく 

エンジン内部のカムをハイリフトカムに交換したり 

ハイコンプピストンを組み込み

圧縮比を上げて高出力を出せるレース仕様の改造も結構行われていました。

 


 

タイヤ商売の仕事についてから 

ハイカムの役割が とってもタイヤ屋の仕事に有効なものであることに気が付きました。

特にテンポの良い仕事には ハイカムが必要であることを解説してみましょう。

 

4サイクルエンジンでは

吸入・圧縮・爆発・排気と4工程で1サイクルを形成します。

圧縮と爆発では 吸気弁も排気弁も閉じているのを普通とすると

爆発が終わってピストンが押し上げられていくとき 

下死点に達し排気弁は開き始め 上死点を目指して排出量は増大します。

そして吸入弁が開き始め 排気弁が閉じる前に 

両弁は両方とも開いて

排気しながら吸気もする

オーバーラップと表現される時間があることが大事とされてます。

その時間を長くとるためのパーツがハイカムです。

 


 

テンポの良い仕事とは 

このオーバーラップが意識された仕事を指します。

 

例えば お客様が注文をしてくださってこれから装着するという会話が聞こえたとする

接客中の担当者をA 脇で控える者をBとすると

Bはすぐ自動車を移動する行動を起こし 

Aが伝票を作成する・Bは作業場へ移動する重複した行動になる。

さらにBはそのままジャッキアップの工程に入り Aは倉庫からタイヤを取り出す工程と

やはり重複した行動が行われる。 

こうした段取りをスムーズに進めることが

とっても手際のよい作業とお客様の目に移り 

テンポの良い仕事振りから きっと安心感を得られるであろう。

「ここなら安心だ!」

 

なぜなら 段取りの良さ=能率の良さ=手際の良さ=流れる作業性=美しさ

まさにハイカムの仕事そのものと化すわけです。

 

複数の人が作業に当たる場合 

分担できる仕事が無い状況では 

ひとつの作業でダラダラ感を出すか? ひとつの仕事で手際の良さを出すのか?

前者であれば「これってプロの仕事?」と疑問符が付き

後者であれば「さすがプロの仕事!」と称賛の声も聴けるのです。

 

タイヤ専門店イマージンには そのハイカムが組み込んであります。

 

タイヤ取り換え作業は

「タイヤを買ってもらう武器」と言う認識ですので

その武器の性能が大したことなければお客様に響きません。

逆に「さすが!」となれば お客様の信頼度は爆上げになるかもしれません。

 

でも専門店としては当たり前のことです。

ハイカムが威力を発揮するのは運営数3人の場合が一番です。

一歩先を読んで行動できる最適な数は「3」です。

1人が接客 1人が先手行動 同時に仕事は進行し 1台のタイヤ交換はアッという間に完了です。

複数の作業車がある場合より

閑な時期の1台の作業時にハイカムは目立ちます。

 

「神は小さなことに宿る」

この箴言は大切です。

お客様から見てダラダラ見えるのはダメですね。

複数同時進行・段取り・一歩先を読む・ハイカム仕事

専門店を名乗るなら意識したい事柄です。

 

 

 

いつも当店をご利用いただく大垣市のAさんが

実家でもらった茄子とトマトを御裾分けしてくださいました、ありがとうさんです。

コメント
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